【桜の塔】 ネタバレと感想 第2話 あれはグレーか、はたまた黒か?
玉木宏さん主演の木曜ドラマ、【桜の塔】は2話目もまたとんでもストーリーでしたね。今や主人公の上條よりも、水樹の方が可哀想で心配になっちまってます
。以下簡単なネタバレです
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警視正投票
案の定、3人の警視たちは2つの「警視正」の椅子を争うことになりました。当然、東大派の馳と薩摩派の新垣が有利かと思われましたが、警視総監の荒牧は、1週間後に投票で決めようと提案します。それでも上條が不利なことに変わりはありません。
自作自演アゲイン
現在上條は、連続通り魔事件を任されていました。が、たとえこの事件を解決しても、警視正へのアピールとしては弱いという千堂に、上條は、この事件が世間的に注目を集めていれば別か、と謎かけをします。そう、上條はこの時既に犯人の目星をつけていたらしいのですが、ただ捕まえるのでは印象が薄いからと、自分で脚色したのです
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上條は一発屋の芸人=Mr.予言者(渡部豪太~橘麦蒔@ヤメゴク)を利用し、犯行を予告させました。これが当たったことでネットでは大騒ぎになります。その反面「無能な警察」にはクレームの電話が殺到しました。千堂は上條を担当から外そうとしますが、上條は起死回生の策があると豪語します。
上條は捜査会議で、これまで犯行が行われた地域をつなげると「北斗七星」になると報告しました。これはMr.予言者にも伝えたらしく、Mr.預言者は群がるマスコミに自慢します。次の犯行が行われると思われる場所に犯人が来たら警察が捕まえれば良いし、来なければ「自分が犯罪を阻止した」ことになる、と豪語しました。
ところが、犯人は違う場所で水樹が逮捕します。上條が水樹に「ネタバレ」をしたのです。なんでも犯人のシナリオは「北斗七星」ではなく「こぐま座」だったそうで、最後の犯行は北斗七星の場所とは違っていたのだそうです。でもってその恒星の赤経が犯行時刻を表していたらしい
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逆転勝利
こうして再び上條の株は上がり、みごと警視正に選ばれました。もう一人は東大派の新垣です。
が、さすがに千堂は、これまでの上條の言動から裏に何かあると感じていたようですね。でも、娘の優愛との交際はあっさり許可しました
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水樹の苦悩
ところがこれに水樹が気づきます。水樹は前回の犯人=蒲生に面会に行った際、電話で犯行を唆した男の声を「警察」で聞いたと証言したのです。また水樹は、上條がだいぶ前から「こぐま座」の赤経についての資料を持っていたことを知っていました。
私はあんたを助けたい。今ならまだ引き返せる。
そう言って銃を突きつけましたが、水樹に上條が打てるはずもありません。上條もまた、自分のしていることが正義ではないと分かっていますが、父が警察を恨んで自殺した(詳細不明
)ことを思うともう引き返せないのだそうです
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エピローグ
最後の最後で裏切られたMr.予言者は「返り咲き」を狙っていた当てが外れて自棄になり、最後は自分が通り魔となりました。なんとしても「刺激的な動画」を撮ろうとしたのだそう
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感想
上條も一応は、この犯人には実際に人を傷つけるつもりはないと確認した上で利用したらしいですが、実際には少年が一人、腕を傷つけられましたし、Mr.予言者に至っては上條が犯罪に誘導したのも一緒ですよね。なんかもう悲惨な最後しか想像できなくなってきましたが、今回はあまり先読みせずに
、その都度楽しんでいきたいと存じまする
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