桜の塔 ネタバレと感想 第5話 サッチョウの悪魔
玉木宏さん主演の木曜ドラマ、【桜の塔】の5話を視聴しました。いや~千堂、どんだけ悪なの?と思いながらも、椎名桔平さん、めちゃ似合うな~
とニンマリしているおばさんです
。以下早速ネタバレです
。
千堂の自白
千堂こそが父を直接死に追いやった張本人だと知った上條は、千堂から直接自白を引き出そうとしました。派出所の防犯カメラの映像は画質が悪い上に顔が見えず、ライターだけでは決め手にならないと思ったからです。でもそんな上條の思惑は、千堂の想定内でした
。
千堂は何もかも承知の上で当時の様子を説明します。当時千堂は勇仁に、告発したければすればいいが、押収品を横流しした罪はすべて勇仁がかぶることになる、と脅したそうです。そうなったら、息子の上條が「犯罪者の家族」のレッテルを貼られるからです。
千堂は、上條が仕掛けていた盗聴器を叩き壊しました。これで証拠隠滅だ。俺はお前ごときが倒せる相手じゃない。それがわかったら、明日からまた俺に尽くせ。
千堂曰く、当時派出所には他にも防犯カメラがあったそうで、そちらにならば千堂の顔が映っているらしいですが、千堂自らそう明かしたほどですから、既に証拠は撤去されているに違いありません。
上條は、何とかして千堂を失脚させると固く誓いました。警務部なら千堂部長の過去を洗い直せる。千堂大善を
警察の頂点には就かせない!
5年前の傷害事件
上條は早速吉永の協力を求めました。千堂が失脚すれば吉永にもチャンスが回ってくるからです。吉永は上條に協力する気はなさそうでしたが、1つヒントをくれました。5年前に起きた傷害事件の犯人がいまだに捕まらないのが不思議だ、と謎かけをします。あたかも「千堂がもみ消した」と言わんばかりです。
上條は、以前千堂の腹心だった佐久間から話を聞き出しました。その結果、この傷害事件を起こしたのは、上條ではなく娘の優愛だと突き止めます。佐久間は当時のドライブレコーダーの映像を持っていました。上條は優愛に自首するよう説得します。過ちは誰にでもある。一緒に償おう。俺が必ず君を守る!
その上で千堂を呼び出し、千堂が娘のために事件をもみ消したと迫りましたが、それもまた千堂が承知していたとは思いもよらなかったようですね。佐久間は、佐久間を陥れたのは上條だと知っていて、5年前の事件の映像を偽造して上條に渡したのです。
上條もまたこれを上層部に握りつぶされるかもしれないとは想定しており、ある記者にリークを頼んでいましたが、それも千堂に漏れていました。千堂はその記者に芸能人のスキャンダルを提供し、代わりにこの事件は黙っていてほしいと取引します。このことを千堂に伝えたのは小宮です。小宮の母は末期がんで、千堂が最善の医療を提供しているのだそうです。
教えてやったろ?俺はお前ごときが倒せる相手じゃないんだよ。
千堂を睨みつける上條の顔は、亡き勇仁の最期の顔にそっくりだったそうです。あの人は自分の信念を貫いて自死を選んだ。最後にお前への遺言を残して
。勇仁は息子の上條に、お前のおかげで最期まで自分の正義を信じることができた、お前は自分が信じた道を行け、何があっても父さんはお前の味方だ、と語ったそうです。
サッチョウの悪魔
千堂はそんなことをしたのもすべては「出世」とのたまいました。当時は警視正への昇進がかかっていて、学もコネもない千堂は、薩摩派の上層部にこの汚れ仕事を申し出て、その見返りに警視正への推薦を約束してもらったそうです。
それ以来、千堂は「サッチョウ(警察庁)の悪魔」と恐れられるようになったらしい。でも千堂は、悪魔は上條も同じだと豪語します。お前も出世のためにガキに銀行を襲わせたり、通り魔を野放しにしてきたろ?
千堂は、千堂の顔はとりもなおさず上條の顔、ふたりは合せ鏡だ、と言い渡します。化け物か?悪魔か?出世のためなら他人の犠牲はいとわない、醜いお前の姿だ!上條は「組織を正すため」だと言い訳しますが、上條はこれをバッサリ斬って捨てました
。
自分を正当化するのはやめろ!他人を犠牲にして出世する事に快感を覚えたろ?優越感に浸ったろ?お前も俺と同じサッチョウの悪魔なんだよ!
千堂は、上條を婿として迎え、すべてを不問に付すことにしました。サッチョウの悪魔の誕生に乾杯。
上條を心配した水樹は、なんとかして上條を引き留めようとしますが、上條は「悪魔に魂を売る決意」をします。それが俺の信じた道だ!
まとめ
上條は優愛と結婚し、その後の5年間はひたすら千堂の「飼い犬」として機会を伺い、ついに千堂の尻尾をつかんだらしく「主を噛み殺す時が来た」と語っていたようです。しかも来週は尾美としのりさんも登場するようで、も~次回が楽しみでなりません
。