青のSP(スクールポリス) ネタバレと感想 第2話 命の大切さを学ぶ

藤原竜也さん主演の【青のSP】は2話もなかなか面白かったです。今回は生徒たちじゃなくて、主にSPの嶋田の視点から描かれていたのも良かったですよね。以下早速ネタバレです青のSPのネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

マタハラ

妊娠への反応

今回標的にされたのは、妊娠3カ月の英語教師、水野です。水野はずっと不妊治療に取り組んでいて、ようやく妊娠したのだそうです。が、何せ担任が3年生だったので、周囲からはかなり文句を言われてしまいました。水野は産休を出産予定の6週間前から、出産後は1年ほど育休をとるつもりなのだそうです

校長は、3年生は受験を控えているから、不安定にならなければいいが、と危惧し、一部の保護者からも、身勝手だとか不潔だとかの抗議を受けたそうです。そうした親の影響もあり、女子生徒たちも裏掲示板で水野を中傷していたそうです

水野自身、親の立場になってみれば迷惑な話だ、と自嘲しますが、浅村は大いに憤慨します。

信じられない。教師だって人間ですよ。子供を産む権利は当然あります!

嫌がらせ

その後、水野の机の引き出しから「ハツカネズミの死体」が発見されました。嶋田はすぐにその犯人を特定します。大林優也(荒木飛羽~榎本総一@あなたの番です)という生徒です。大林はすぐに罪を認めました。役立たずの担任なんかいなくなりゃいいんだ!

嶋田は早速大林を暴行罪の現行犯で逮捕しました。彼が警察で反省文を書かされてすぐに帰ってくると、水野に向けられていた生徒たちの批判は一斉に大林に向けられます。水野先生を辞めさせたいとか、頭おかしくない?

これこそが大林の目的でしたが、嶋田以外には誰もそれに気づきません。暴力的な手段で抑えつけても意味がない、生徒の心に寄り添わないと根本解決にはならない、とぼやく浅村も、その生徒=大林の気持ちが分かっていません。なんと大林は、水野が妊娠するまでは皆、水野を慕っていたのに妊娠した途端に批判しだした同級生から水野を守ろうとしたのだそうです

何でもっと喜んでやれねぇんだよ。何でもっと労わってやれねぇんだよ

嶋田はこれを「ガキの浅知恵」と決めつけましたが、その表情はまんざらでもなさそうでしたね青臭い正義感だ。思春期の男子特有の

水野は、生徒の気持ちに気づかない自分が甘かった、受験生を受け持つ自覚に欠けていたと猛省し、出産ギリギリまで働くと決めました。校長は、それなら代理教員は不要だ、英語は理科教師の青木祐志(渋谷謙人~陳元永福@24ジャパン)に助けてもらおうと言い出します。これが新たな事件を生みました

その後、水野は、いつも飲んでいる特製ドリンクに「パラリーセ」という子宮強壮剤作用のあるハーブを混入されました。妊娠中は流産を誘発する危険性があるそうです。パラリーセは無臭のため、水野はこれに気づかずに飲んでしまいました。給食の時間だったため、生徒たちがすぐに気づいて浅村が駆け付けてきます。病院に搬送された結果、母子ともに無事だったのは幸いでした

嶋田はすぐに鑑識にポットの中身を調べさせ、パラリーセの混入を確認しました。嶋田は、これはいたずらではない、本気で水野を流産させようとする人間がいる、と語ります。その時は既に犯人の目星がついていたようです

その後、その犯人は金属バットを持って水野の後をつけ、水野をこれで殴ろうとしました。そこへ嶋田が駆け付けてきます

ネタバレ

犯人は青木でした。なんと青木は教師免許を持っていない偽教師だったのだそうです。当初の予定通り、水野が早く産休を取れば、臨時教員が来ることになっていたので問題はなかったけれど、水野が出産ギリギリまで働き、出産明けに出てくるまで代わりに青木が英語を教えるとなると、青木は英語の教員免許状を提出しなければならないそうです

嶋田が青木を疑った理由は、彼が嶋田に、30歳まで世界中を旅していたと語っていたくせに、いざ水野の代理で英語を教えてほしいと頼まれると、大学を出てから英語など使っていないと断ったからです。嶋田はすぐにピンときて、後輩で生活安全課少年係の三枝弘樹(山田裕貴~小畑雪次郎@なつぞら)に青木の教師免許を調べさせました。青木は友人から教員免許を借りて偽造したそうです

今は10年ごとに免許の更新が必要だから、バレるのは時間の問題だった、と浅村が指摘すると、青木は開き直りました。だって、この仕事が好きだったから。僕よりダメな教師なんてたくさんいるじゃないですか!

嶋田は青木が持ってきた金属バットで、側にあった看板を叩き壊します。お前がやろうとしてたことはこういうことなんだ。一歩間違えば、母子ともども死んでいたかもしれない。そんなお前に自分を正当化する資格があると思うのか?

エピローグ

青木が偽教師だったという報道を聞いた生徒たちは、朝礼の場で大いに騒ぎ出しました。校長や副校長が叱っても静かにならなかったのに、嶋田が「静かにしろ!と怒鳴りつけると一発で静まります

嶋田は生徒たちに、彼らが何をどう思おうと自由だ、一番大事なのは自分だからな、と語り掛けます。だが、お腹の子どもに罪はない、そんなことも分からないようなバカがいたら、その時は容赦しない!俺が根こそぎ逮捕してやる!!分かったか!

生徒たちはシーンと静まり返っていました。その中で大林はニコニコ笑っています

浅村はそんな嶋田に「スクールロイヤー制度」を取り入れることにしたと伝えました。嶋田は、それがもっと早く導入されていれば「幽霊」は出なくてすんだかもしれないと語ります。それは音楽を教えていた女教師らしいですね。彼女はどんな教師だった?この学校は何を隠してるんだ?

感想

水野の産休に関しては、確かに教師にも人権はあると思う一方で、妊活をしているなら3年の担任はあらかじめ辞退する手もあったのではないかと個人的には思います。身勝手とは思わんけど、ちと配慮が足りなかったかな、と。でもそれで子どもたちが「命」の大切さを学べたのは大収穫でしたね

また今や子どもたちが嶋田の姿を見ると途端に大人しくなるのが可笑しいですよね。これが単なる「恐怖」だけでは軍隊みたいでちと問題ありだけど、そうではなくて「襟を正そう」としているのが見て取れます。それに嶋田は、単なる悪ふざけ(エロ本とかね)は見逃してやるおおらかさも持ち合わせているのです。来週の放送も楽しみです


([さ]8-1)スクールポリス (ポプラ文庫)
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青のSP-学校内警察・嶋田隆平