青のSP(スクールポリス) ネタバレと感想 第6話 やりがいの奴隷

藤原竜也さん主演の【青のSP】の第6話を視聴しました青のSPが面白い( *´艸`)

営利企業と一線を画す「学校」では「生徒のため」がまさに錦の御旗となっています。生徒のためなら残業も当然、生徒のためなら、休みを返上して当たり前。その姿を表現したのが「やりがいの奴隷」です。うちは両親が教師だったので「やりがいの奴隷」には大いに納得しました。自分の体のみならず、すべてを犠牲にしちゃいますからね、この奴隷は

以下ネタバレのあらすじです青のSPのネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

封建主義

新米教師の新津清(須賀健太~泉@みかづき)は、頼まれたらいやとは言えないまじめでおとなしい性格でした。新津が副担任をしている1年のクラスの担任は古賀一成(兒玉宣勝)、そして学年主任は荒井英子(たくませいこ)なのですが、このふたりはグルになって新津に仕事を押し付けてきます。その口癖は「鍛えてやる」

新津と同期で、実は小中高一緒だったという柴田は、そんな新津を見ていられませんでした。でも周りから、職員室は民主主義ではなく封建主義だと諭されます。それぞれの学年はその学年主任が統括しており、各々のやり方にはお互い口出ししないのがルールなのだそうです

柴田は同僚が苦しんでるのに見ないふりするのは違うと思うと反論しますが、阿部は青いことを言ってるんじゃない、と相手にしてくれませんでした。それで柴田は直接古賀と荒井に談判に行きます。が、その結果は、まさに子供のいじめと同様で、ふたりの新津への風当たりは一層強くなりました

ある時新津は荒井から、家庭訪問の報告書をまとめるよう命じられました。学校では夜9時までしか残業できないそうで、それまでに仕事を片付けられなかった新津は、資料を持って喫茶店に行き、閉店まで粘って何とかこれを終わらせます。ところが、その帰り道、そのUSBを入れた手提げを何者かに盗まれてしまいました。そしてその情報がすぐにネットに流出されます

荒井は、なぜ持って帰ったりしたのか!と新津を罵倒しました。このご時世、個人情報をなくすことの重大性はわかるわよね?

新津は、皆からたくさん仕事を振られて手が回らなかった、と弁明しますが、古賀は責任転嫁をするなと声を上げます。その上、副校長は担任の古賀に、新津と一緒に保護者に謝罪に行くよう命じたのに、古賀は行くふりをして、すべて新津に押し付けました。柴田は見ていられなくて、新津と一緒に頭を下げて回ります。

新津は柴田に礼を言いますが、柴田が古賀を非難すると、もう放っておいてほしいと訴えました。下手に何かをするとまた苛めがひどくなるからです。

いっそこのまま消えようかな。そしたら少しは学校も変わるかも

ふたりが学校へ戻ってくると、古賀がまたかさに着てきました。他の教師たちは電話のクレーム対応に追われていたから、その録音を明日までに書き起こしてまとめておくよう命じたのです。荒井は、自分でまいた種なのだから当然だ、と息巻きました。柴田が反論しようとすると、「他学年が口出すな」とやり込められてしまいます。

新津、できるよな?これもみ~んな生徒のためこの紋所が目に入らぬか!

反乱

ついに新津が切れました。もう疲れました。新津は屋上のカギをつかんで走り出します。柴田はすぐにその後を追いました。他の教師たちも「屋上のカギ→自殺」を連想します。うそでしょ?

案の定、新津は屋上で「もう死にたいと叫んでいました。その様子を見た古賀は、新津が飛び降りて死んだら自分のせいになるのか、と焦りだします。荒井も、追い込みすぎたのでは、と早くも保身に走りました。古賀は、荒井も楽しんでいたではないか、と逃がしません

嶋田もここには来ていましたが「自分を殺す分には罪にはならないと傍観していました。校長は、名目は何でもいいから早く助けろ!と命じます。でも嶋田は助けるどころか、新津をさらに挑発しました。どうした、飛び降りたいんだろう?

校長は慌てて、不満があったら言ってみろ、自分にできることは何でもする、と叫びました

僕は人間らしく生きたい!毎日残業して、休みの日は部活に消えてゆっくりご飯も食べられない。それのどこが人間らしい生活なんですか!

校長は、予算が限られているから人は増やせない、と言い訳します。それが問題なら、学校ではなく国に苦情を言えばいい。教師ともあろうものが泣き言言って、生徒に申し訳ないと思わないんですか!君たちは楽をしたいだけだ。恥を知りなさい、恥を!

これがモラハラでなくてなんぞや?

嶋田が笑いだします

あなたたちのその異常なまでの生徒のため精神が問題なんじゃないですか?頑張るだけならいい。でも命まで懸けてるようじゃあなたたちもはややりがいの奴隷ですよ、奴隷。奴隷の分際で、人間らしい生活がしたいなんておこがましいんだよ

校長は、もう誰でもいいから、早くこの茶番を終わらせろと命じました早く連れ戻せ!。阿部が前に進み出ます。ほんと、青いやつって めんどくせぇ

そう言って阿部は、新津を庇うように仁王立ちになりました阿部先生、見直した( `ー´)ノ。それに水野が続きます。他の教師も、荒井と古賀さえもやってました

校長は根負けし、業務量を減らす方策を考えると約束します

皆が立ち去って、柴田と新津、そして浅村が残ると、島田は柴田と新津の腹を殴りつけました。見逃すのは今回だけだ。次は偽計業務妨害罪で告発する!

そう、これは柴田と新津のお芝居だったのです

新津はその後、古賀に用事を言いつけられてもきっぱり断りました。これからは生徒と向き合う時間を死ぬ気で守ります!

それこそが教師にとって最も大切だと教えてくれたのが、小川香里だったそうです。「やりがいの奴隷」という嶋田の言葉も、香里の受け売りでした。

香里

香里が新津を庇っていたと聞いた嶋田は、新津が香里について何か知っているのではないかとやたら親しげに近づきました。新津の授業中、生徒が騒がしかったのを受けて「業務妨害罪で逮捕しようか?」と持ち掛けます。でも新津は、香里の死については何も知りませんでした。

一方で嶋田はようやく岡部の居場所を突き止めて痛めつけましたこのゲ〇野郎っ!。が、岡部は、香里が亡くなった頃はフランスにいたと言い訳します。しかも岡部は、むしろ香里には感謝しているとのたまいました。香里が間に入ってくれたことで「刑務所行き」を免れたのだそうです。なんと岡部はセクハラはセクハラでも、実際生徒に手を出していたのだとか

これを知った香里と浅村は校長にも報告したそうですが、事なかれ主義の校長は、すべてを隠蔽したらしい。嶋田が岡部を調べていると岡部に知らせて引っ越しさせたのも校長です

あの香里が隠蔽に加担などするはずがない!

悩んでいた嶋田に音声メールが送られてきました。そこには浅村が香里を脅迫している会話が録音されています。ばかなまねはやめてください。先生の身に何が起こるかわかりませんよ

嶋田の香りに対する疑いはますます膨らんでいきます

感想

授業中に生徒が騒ぐのが「業務妨害」に当たるというのは楽しかったですね~。確かに授業がつまらないのは問題だけれど、だからと言って騒ぐのは論外。来週はどんな展開が待っているのか、続きもとっても楽しみですね


([さ]8-1)スクールポリス (ポプラ文庫)
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青のSP-学校内警察・嶋田隆平