青のSP(スクールポリス) ネタバレと感想 第7話 なんともやりきれない話でした
藤原竜也さん主演の【青のSP】の第7話はまたなんともやりきれないエピソードでございましたね。途中で捨てるぐらいなら最初から生まなきゃいいのにね。これは人間だけじゃなく、ニャンコやワンコも同じですよ。最後まで面倒見る覚悟がないなら、絶対に飼うな
、と言いたいです
。以下早速ネタバレです
。
ネグレクト
今回の問題はネグレクトです。母親が男に走り、息子と母を捨てたという話ですよ。それも息子を捨てたのはこれで2度目なのだそうですわ。この手の話には怒りしか湧いて来ません
。
捨てられたのは深山敏春(田中奏生)という浅村のクラスの少年です。深山は最近遅刻や欠席が目立ち、体も痩せてきたようでした。給食をがつがつと食べるため、友達が自分の分を分けてやっているほどです。浅村もようやくこの異変に気付きました。が、声を掛けても深山は何でもない、というばかりです
。
それで浅村は深山の家庭訪問をすることにしました。食料を買い込んで出かけますが、深山は「同情はいらない」ときっぱり断ります。でもその実態は惨憺たるものでした。家は散らかし放題、冷蔵庫の中は空っぽで、足を怪我して以来寝たきりになったという祖母は、おむつを替えてほしい、お腹がすいた、とわめいています
。
深山はそれでも何とか明るく祖母の面倒を見ていました。が、食事はどうしようもありません。魔が差した深山は、つい、コンビニでパンを万引きしてしまいました。その時はでも見つからずに済みましたが、偶然三枝に遭遇します。三枝は、かつて深山がまだ幼かった頃にネグレクトで通報された時、担当した警官だったのだそうです。その日は近所の「子ども食堂」でボランティアをしていたらしい。
元気でやってるか?お母さんはちゃんと働いているか?食事に困ったらいつでも子ども食堂に来いよ。
深山はここでも嘘をつきました。大丈夫です。母親が出て行ってもう1カ月になるそうなのに。
その後、祖母に空腹を訴えられてもうどうしようもなくなった深山は、給食をパックに詰めて帰ろうとしました。その時、有休をとっていた嶋田に代わってスクポリをしていた三枝が、事情を聞き出します。三枝はけなげな深山を抱きしめて、財布に入っていた所持金を(たぶん)全部渡しました。当分これでなんとかしのげ。1人で抱え込みやがって、このばか野郎。つらかったろ
。
深山が帰ろうとすると、クラスメイトの女子、尾崎香澄(鈴木梨央~平山みく@未満警察)と涌井が、自分たちの給食を持ってきてくれます。深山は素直にこれを受け取りました。
一方の浅村は早速行政の力を借りる手配を始めると同時に、三枝と一緒に深山の母親を捜しに行きました。母親は男に捨てられた上、借金取りに追われていたため、知人の店に匿ってもらっていたそうです。その借金取りは深山のアパートにも押しかけてきて、せっかく三枝がくれた金も巻き上げていきました
。持ってきた給食も突き飛ばされて台無しになります
。
力なく部屋に入った深山は、祖母がお漏らしをしていたことに気づきました。いつもはオムツをしているのだけれど、腰がかゆかったのでつい脱いでしまったらしい。それでも深山は優しく、着替えさせました。空腹を訴えられた深山仕方なく、またコンビニでパンを盗もうとします。が、今回は見つかってしまいました。
バイトの店員は、なんとか穏便にとりなそうとしますが、会計しろと言われた深山は、店員を突き飛ばしてしまいます。店員は転んで頭を打ち、大量の血が流れました。それを見た深山は、てっきり殺したと思い込んで絶望します
。
家に帰ると祖母が空腹を訴えて泣いていました。深山は祖母を車いすに乗せて外に連れ出します。自分一人なら遠くに逃げることもできるけれど、祖母を置いていけなかったので、一緒に死のうとしたのです。祖母もまた孫と一緒なら怖くないと大人しく従ってくれました
。
そこで、コンビニ強盗の知らせを受け、それが深山だったと知った三枝が駆けつけてきます。浅村と深山の母、そして嶋田もやってきました。嶋田は借金取りの居場所を聞き出し、これまでしこたま溜まった「三枝への借り」を返すと言ってひとりで乗り込んでいきます
。
嶋田は群がる男たちを一気にぶちのめし、もしまた弱い者に手を出したら、今度は本気でつぶす!とどやしつけました
。また匿名で子ども食堂にお肉を山ほど送ったようです
。それで自分はかけそばだなんて、いいとこあるね~嶋田も
。
そのお肉で大きなとんかつを揚げてもらった深山は、美味い美味いとぱくつきました。深山は警察で事情聴取を受けるそうですが、三枝は、家のことは任せておけ、ばあちゃんのこともフォローしておく、と約束します
。
母親も一応戻ってくるようでしたね。この母親は調理師免許を持っているそうで、水野は、東京都の公務員調理師に応募するよう勧めてくれました。
浅村の過去
嶋田は浅村の過去を調べるために有休をとりました。浅村が以前いた中学の生徒の話では、浅村の独善的な態度がクラスを二分し、自殺未遂まで起きた結果、浅村は1学期の途中で依願退職したということでしたが、校長の話によると、浅村はどんな状況でも生徒たちを信じていた良い教師だったのだそうです。
彼女は自分の利益のために動く人間ではありません。どんな時も周りの人のために最善を尽くせる人間です。
嶋田は、前回送られてきた会話は職員室で盗聴されていたことを突き止めました。実際、もう電池が切れた盗聴器も見つかります。嶋田は浅村への疑いを払しょくしましたが、ふたりの会話を録音して嶋田に送り付けてきた人間の正体が気になります。その人物が香里の自転車のブレーキを切った犯人なのか?
ほか
どうやら尾崎と涌井の間には何か確執があるようでしたね。
感想
も~この母親がサイテーですよね。いっそ彼女がいなければ、もっと早く行政が手を入れられたのに、とイライラしちゃいますわ
。これで改心すればいいけど、2度あることは3度ある、でまったく信用できません
。せめてなんとか深山が成人するまではシッカリしていてほしいものです
。
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