セブンティウイザン。ネタバレと感想 第5話 夕子のいなくなった世界で
小日向文世さん&竹下景子さん主演のドラマ、【70才、初めて産みますました-セブンティウイザン。】の第5話は「夕子のいなくなった世界で」です。これがまた実にええ話で泣かされましたね~。小日向さんがまた迫真の演技で素晴らしかった
。
以下ネタバレのあらすじです。
朝一と夕子は順調にみらいを育てているかに思えました。みらいはベビーバスではなく朝一と一緒にお風呂に入れるようになり、離乳食も始めたそうです
。ふたりはアレルギーが起きないかどうかもしっかり観察していました
。
朝一はその成長の速さに驚き、これまでは、自分たちの老化ばかり気にしていたから新鮮だと喜びを隠せません。
また夕子が長野にハガキを出したと聞いた朝一は、こうしていられるのも夕子があの時頑張って産んでくれたからだと感謝の念に堪えませんでした。疲れている夕子のためにマッサージも申し出ます
。
そのうちにみらいは寝返りまで打つようになりました。ふたりは「うつぶせ寝」をしたら大変だと心配し、何か良いものはないかとホームセンターに買い物に出かけたところで、巻田親子に出会います。
タケシは、上の子の流星が使った寝返り防止用のマットがあるから持っていくと申し出てくれました。それに、夕子がみらいを抱っこしていたのを見て、ベビーカーも今はまだ必要ないと持ってきてくれます。ちょうど必要じゃなくなった頃に返してくれれば、下の子の琉奈(るな)が使えると笑いました。
タケシはとび職人だそうで、すぐにも独立して社長になりたいと考えているそうです。頑張って家族を養っていくのが自分の役目だと張り切るタケシの姿を見た朝一は、若いのにたいしたものだと感心し、ちょっぴり劣等感を抱きます。
でも夕子は、こうして親子3人でいられるのも、朝一が頑張って働いてくれたからだし、今も子育てを手伝ってくれていることに感謝し、尊敬もしていると伝えました。
その夜、みらいがいきなり泣き出します。朝一がすごい声に驚いて起きてくると、夕子は寝たままでした。朝一はよく起きないでいられるな、と苦笑していましたが、画面からは、夕子の背中が大きく上下しているのが伝わってきました。朝一がふと首筋に触ったところ、その高熱に気付きます
。
おい、夕子!熱あるぞ!!
それでも夕子はぐったりしたままです。
朝一はすぐに救急車を呼びました。救急隊員から付き添うよう促された朝一は、みらいを連れていくことにしますが、ちょうどマンションの入り口で、巻田夫婦が出てきてくれます。サチは、どのくらいかかるか分からないのだから、みらいはウチで預かると申し出てくれました。急いでマジックを持ってきて、朝一の手に電話番号を書いてくれたのも気が利いていましたね
。
それじゃあ夕子が納得しない、と言いながらも、どこかホッとしたように救急車に乗り込んだ朝一は隊員に朱鷺ヶ丘大学病院に運んでくれと頼みました。病院の指定はできないのだと断られると、夕子はそこで半年前に出産したばかりなのだと伝えます。怪訝な顔をする退院に、院長の鬼子母がかかりつけ医だと伝える朝一です。隊員はすぐに連絡をしてさぞかし驚いたことでしょうね。
夕子は処置室に運ばれると、すぐに鬼子母がやってきて様子を知らせてくれました。夕子は敗血症を起こしていたのだそうです。出産から子育てまで疲れがピークに達したために、抵抗力が落ちてしまっていたのですね。
しばらくは予断を許さないと聞かされた朝一は、夕子が病室に戻ってきたのを見計らって、巻田に連絡を入れました。夕子の様子を確認し、開口一番みらいを心配する夕子に、大丈夫だから心配するな、といたわります。
帰宅の途中で駅そばといなりずしを食べて戻ってきた朝一は、すぐにみらいを引き取りに行きました。家に戻って夕子のことをみらいに説明していると、おなかがグルグル言い始めます。どうやらお腹を壊したようです。
仕方なく朝一はみらいをベビーカーに乗せてトイレの前まで連れていき、中で用を足しながら、みらいをあやしました。いや、あやしながら用を足したというべきか
。
夜中はみらいに起こされて眠い目をこすりながらミルクを作り、おしめを代え、朝はさっさと済ませようと納豆をかきまぜたものの、炊飯器にご飯はありませんでした。いつも蓋を開ければご飯が炊けていたのは、夕子が炊いていてくれたからなのです。
俺の生活は夕子の努力の上に成り立っていたんだ。
仕方なく納豆を掻きこんで、みらいを連れて買い物に出かけました。戻ってくると家の前にひとりの女性が立っています。女性の名は大野恵(前田亜季~美早@そろばん侍)と言い、長野にいる夕子の姪でした。恵は父宛に届いたハガキを見て夕子とみらいに会いに来たのだそうです。
親戚だと聞いた朝一は、早速恵に留守番を頼んで夕子の見舞いに行きました。すると夕子は大声を出してうなされています。夕子は、このまま死んでしまうのではないかと怖くてたまらないのだそうです
。朝一は震える夕子をシッカリ抱きしめました
。
朝一が帰宅すると、恵はしばらく東京にいて、みらいの世話をしたいと申し出てくれました。朝一は喜んでその好意を受け取り、お味噌汁の作り方まで教わります。病院では鬼子母に、夕子が高齢者だということを忘れないようにと念押しされました。
翌日は恵が夕子を見舞いました。そこで恵は父の非礼を詫び、子どもに恵まれなかったけれど、夕子を見て勇気が湧いたと打ち明けます。不妊治療をしてみようと思う。夕子はとっても嬉しそうに微笑みました
。
一方の朝一はスケジュール表を作り、周囲の人に助けを求めることにしました。巻田の母から「無人島にいるのではない」=いつでも頼っていいのだと教えられたからです
。
巻田夫婦の他にも黄桜の紹介で赤ちゃん教室にも行きました。キャベツと青虫にょきにょき
の歌はみらいのみならず朝一も大いに気に入ったようです。
バードウォッチング仲間のふたりに来てもらった時は、病院でつい転寝してしまい、急いで戻ってくると、黄桜まで来てくれていました。そこへタケシが「おでん」を差し入れてくれたので、結局皆で巻田の家に行くことにします。
みらいは琉奈の隣に寝かせ、皆でわいわいやりながら過ごした時間は、朝一にとって久しぶりにホッとできるひと時だったようですね。ここに夕子もいればいいのに
。
2週間後、ようやく夕子が退院してきました。よほど頑張ってリハビリをしたのか、タクシーから降りた夕子は、玄関で巻田夫婦に抱かれていたみらいめがけて走っていきます。ごめんね、ごめんね、みらい!!
その夜朝一は、夕子のたっての願いで3人で川の字になって寝ました。いざという時に頼れる誰かがいると思うだけで余裕ができて冷静になれると語って聞かせます。
夕子はなにをするにもすぐに疲れてしまうため、夜中も朝一がみらいの世話をしました。最近みらいが夜泣きするようになったと聞いた夕子は、自分を責めずにいられません。おばあちゃんでごめんね、みらい。母親になる資格なんてなかったのよ!
朝一は何も言わずにみらいを抱っこして、「キャベツと青虫」の歌を歌って聞かせました
。夕子は自然と笑顔になります
。朝一は本当に優しくて素敵な旦那様ですね~
。
さて来週は、みらいが「いやいや」を覚えるそうです
。そろそろ甘やかすばかりではなく「しつけ」もしないといけませんね
。「セブンティウイザン。」は続きもとぉ~っても楽しみです
。
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