シッコウ!!〜犬と私と執行官〜ネタバレと感想 第2&3話 ふたりの"友情"が楽しみ
伊藤沙莉さん主演のリーガルエンターテイメント【シッコウ!!〜犬と私と執行官〜】も毎週楽しく見ています。先週は諸事情から割愛してしまいましたが(自分的には内容もイマイチ?だったし💦)、今週の3話はいろんな要素がバランスよく入っていて見応えがありましたよね〜👍。この織田さんと伊藤さんという動と静、暑苦しいのとほんわか癒し系、おっさんと若者、などなどの正反対のバディがまたええ感じどす🤭。以下あっさり感想とネタバレです
。
いろんな人がいるのね(2話)
2話の感想はそれしか残っていません💦。だって、ちゃんとお金があるのに返さなかった、ってことですよね?それは離れていった相方が、出ていく前に何の説明もしなかったことに不満だったから、なんですよね🙄?そんな個人的な感情に振り回される執行官が気の毒に思えちゃいましたが、それでも粛々と「執行」する姿には、思わず感心してしまいました😲。
また「ワンコ要員」として同行した吉野もまた「何か深いわけがあるのではないか」と思いやりを示します。最後の最後までさんざん迷惑をかけられたのに、最後はその「相方」にわざわざ散歩コースを教えてあげるなんざ、天使のようなやさしさでしたよね😍。あんな性格じゃあ、相方やってる方もどんなにか辛かったでしょうよ。いや〜おばさんだったら2度と関わり合いになりたくないわ。まだ笑えるうちにコンビ解消して正解やったね😈。
3話
パチンコ店
3話では、売上金を差し押さえるという荒技が披露されました。何でも、そのパチンコ店「ブルドッグ」は店の電気系統の工事をしたにも関わらず、その工事代金の900万をまったく払おうとしないのだそうです。それなのに1日の売り上げが700万を超えたのには驚きましたね〜。まあ諸経費がかかるんでしょうけど、それでも100万/日ぐらいは払えそうじゃない?
名前の由来なのか、その店には猛犬がいるとの噂が飛び交っていたため、小原はまたしても吉野に補助者を頼みました😁。実際ワンコはいなかったんですけど、経理部長がブチ切れて「公務執行妨害」を犯そうとします💢。
人間の醜い部分が赤裸々になるこの仕事の厳しさに、吉野は唖然とするばかりでした😨。でもその仕事を手伝ったおかげで、吉野は家賃を払えるわけです。保護動物カフェでのボランティアでは食べていけませんものね。
介護離職の果てに
次の案件はもっと深刻でした。これまた1話同様の家賃の不払いによる明け渡し案件です。住人の矢上遼一(高橋光臣〜清宮恭介@和田家の男たち)は判決が出てから2カ月が経過しても部屋を出ていく気配がまったくなく、部屋の鍵も、鍵開けエキスパートの砥沢譲吉ですら開けることができないのだそうです💦。
公団住宅の責任者は矢上の従姉妹の矢上理那(横田美紀〜サカエ@あさが来た)に立ち会いを頼むことにし、執行を決行することにしました。相変わらず鍵が開かなかったので、吉野の発案で、ベランダ伝いに潜入を試みます。地上4階にビビる執行補助者を前に、吉野が果敢に名乗り出ました。私は執行官の護衛ですから!
小原と吉野は何とか潜入に成功して複数設置してあった鍵を開け、皆を迎え入れました。部屋は散らかり放題というよりゴミの山と化しており、布団の中からは人間の足が覗いています。まさか遺体😱!?と思いきや、矢上はなんとか生きていました。しかも三匹のニャンコと一緒です。小原はニャンコは平気だそうです。
ニャンコ好きなおばさんとしては、矢上はすっかり薄汚く汚れていたのに、ニャンコは元気そうなのが胸を打ちました。彼はきっと自分の食事を削っても、ニャンコたちの世話をしていたのですよね、きっと
。
でも、小原は確かに生きてはいたけど、かなり衰弱していたようで、執行は一旦中止となり、彼を病院に連れていくことになりました。そこは従姉妹の理那が説得します。理那は、今でこそ音信不通でしたが、昔は矢上によく遊んでもらったのだそうです。
話を聞けば、矢上も何とも気の毒でした。父を亡くした後母と二人で暮らしていたところ、その母も彼が学生の頃、倒れてしまい、それ以来矢上はヤングケアラーとなったのだそうです。就職はしても、介護のために時短勤務の申請をしたら解雇されてしまったようで、それ以来ずっと家にこもって母の面倒を見ていたのだそう。
いっそのこと早く死んでほしい、そう思ったことも1度や2度ではなかったようですが、いざ死んでしまったら、母が生きていてくれたこと自体が幸せだったと気づき、すっかり絶望してしまったのだそう。今さら一人で生きろと言われても何をして良いか分からない、と嘆く矢上に吉野は、これで「終わり」かもしれないけれど、それはまた(新しい)始まりかもしれない、と励ましました💐。ニャンコたちも保護カフェで預かってもらえることになります🤗。
人間愛
吉野がそんな風に思えたのは、他ならぬ小原が、胸を痛めながらも執行をするのは債務者たちの人生に区切りをつけてもらうためだ、と語ったからですよね。黙ってじっとしていれば、いつか神様が救ってくれる、なんて考えは間違っている。天地にはちっとも情けなどなく、あらゆる命も公平だ。
小原は、執行官の仕事を見て「胸がざわざわする」と語った吉野こそ、執行官にふさわしいのではないかと思ったそうです。そうした感性こそ執行官が持つべき心だ🌹、と。だからまたいつか一緒に働いてほしい。嫌だったら友達でもいい。人間愛だ🤗。
吉野は、こんなおじさんと何をするんだ🙄?と怪訝そうでしたが、小原は、気が向いたらでいい、また一緒にざわざわしよう😁、と笑いました。
まとめ
小原世代のおばさんとしては、彼の言いたいことがよく分かりました。自分が歳をとってみて初めて「年齢はただの数字」だと実感できるものです。いくつになったからこうだ、なんてことはない。人間は、見た目はともかく、中身はそうそう変わりません💦。歳をとっているから「大人」というわけでもなく、若いから話が通じないということもない。小原は吉野のことをまさに「人間」として分かり合える相手だと確信したのですね💜。
これはますます楽しみになってまいりました。
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