テセウスの船 あらすじと感想 第4話 真犯人は誰だ?!
竹内涼真さん主演の日曜劇場、【テセウスの船】の4話を視聴しました。
まだ4話だというのに、いかにも「あの人」が真犯人であるかのように打ち出されていましたね~
。だからこそ、ミステリーオタクなおばさん的には違うのではないかと思いたいところですが
。
以下ネタバレのあらすじです。
文吾が冤罪で死刑囚となった事実は変わらぬ上に和子と慎吾が心中しました。加えて鈴は行方不明と、何もかも以前より悪くなっていると猛省した心は、ふと、娘の未来はどうしているのだろうと思いつきます
。過去が変わったのなら、由紀も生きているかもしれない!!
案の定、由紀は無事でしたが、心とも出会っていませんでした。当然未来も生まれていません
。
由紀の実家を訪ねた心は、由紀が生きていることを喜びますが、由紀は目の前の心を「夫」としてではなく、「佐野文吾死刑囚の息子の田村心」だと認識しました。由紀は週刊実像の記者をしており、佐野のことを調べていたそうなのです。これは以前も同じだったのかもしれませんね。
由紀は、心が由紀の書いた記事を読んでやってきたと思い込み、文吾がいまだに無実を主張していることを批判しました。
心は、かつて愛した由紀はもういないと悟り、拘置所にいる文吾に会いに行きます。すっかり年老いた文吾は、嬉しそうに心を迎えてくれました。待っていたよ。心さんに会えるのを楽しみにしていた。
文吾は、心がいなくなった後、金丸が死んだと話し始めます。死因は「捜査中の転落事故」と処理されたそうですが、文吾は真犯人に殺されたと確信していたそうです
。
怖くなった文吾は、音臼小事件が起きないよう全力を尽くしたそうです。お楽しみ会自体を中止させたかったけれどできなかったため、当日は、鈴と慎吾は家にいるよう命じ、朝から学校の中を歩き回って、用意された飲み物はすべて捨てたのだそう。
が、心のノートを拾って未来を知っていた真犯人は、飲み物ではなく「はっと汁」の中に青酸カリを入れていたのだそうです。また文吾の家から青酸カリも発見されたそうです
。
すべては自分のせいだと嘆く心を文吾が慰めました。心が文吾の無実を信じてくれると思ったからこそここまで耐えてこられたのだと伝えます
。
そして文吾は、もう再審請求を諦めたと語りました。弁護士から「ぜ~んぶひっくり返るような新しい証拠や証言が出ないかぎり再審なんか無理」だと言われたのだそうです
。
また鈴も初めて文吾を訪ねてきたそうです。鈴は妊娠中で、ようやく自分の人生を生きようとしている娘を見た文吾は、もうこれで十分だと思ったようなのです
。
その気持ちは心に対しても同じでした。自分の人生を大切に生きてほしい、それが俺の一番の願いだと語った文吾は、かつてよくやっていたアントニオ猪木の物まねをしてみせます。
元気があれば何でもできる!1、2、3、ダーっ!!
これは鈴ともやったようですね。
心は早速その鈴を訪ねて行きました。すると鈴は、整形をして村田藍と名前まで変え、なんとなんと、あの加藤みきおの妻として暮らしていたようです
!?苗字が変わっていないところを見ると、正式には結婚していないのかもしれませんね
。
しかもそのみきおは30年前の音臼小事件の被害者で、今でも車いす生活を余儀なくされていました。みきおに同情したあの「木村さつき」がみきおを養子にしたのだそうです。
この木村さつきがまた恐ろしかった~まるで妖怪さながらでしたね
。
しかもさつきは、鈴の部屋に監視カメラを仕掛けてその様子を監視していたようなのです。
鈴は、さつきもみきおも、鈴が「佐野鈴」だとは知らない、みきおのリハビリ施設で偶然出会い、贖罪のつもりで一緒になったと語っていましたが、果たして本当にそうなのでしょうか? 鈴がが余計なことを言わないよう、ずっと監視していたのではないでしょうか
。
鈴の様子を監視していたさつきの手元には、例の気味の悪い絵~今度はお腹の大きな妊婦が泣いていた絵といかにも古びた青酸カリの瓶が置いてありました。つまり、次のターゲットは鈴だということ??
さつきは盛んに「佐野文吾を早く死刑にしろ」と息巻いていましたが、それも真相を知られたくないため、鈴の罪悪感を刺激するため、とも解釈できます
。
あの顔と言動、そしてあの絵と毒を見せられたら、真犯人はさつきだ!と思いたいところですが、でもそれだけに「ミスリード」の臭いがぷんぷんしてきますよね。
ワープロの文章も、もしさつきが書いたものだとしたら、余程のサイコ野郎ですよね~。今はともかく、当時のさつきからはそんな様子は微塵も感じられませんでした
。ま、それだけに怪しいとも言えますが
。
毒を使って殺戮を繰り返した人間を「真犯人」とするなら、真犯人には協力者がいたようですから、それを考えると、真犯人はみきおで、さつきはみきおを庇って協力したとも考えられます。でもね~自分の入れた毒で一生歩けなくなるという話も間が抜けていますよね
。
心は事件後ずっと「音臼小事件被害者の集い」が開かれていると知って、由紀に話を聞くことにしました。由紀の好きなミルクティーを注文し、文吾の無実を訴える心の姿に、由紀も少しずつ軟化してきます
。
心は、かつては自分も文吾が犯人だと思い込み、すべてを文吾のせいにしてきたが、ある人(=由紀)が「心の父親だから信じてみたい」と言ってくれた、と語りました。拘置所にいた文吾もまた心が会いに行くのを信じて待っていてくれた。
俺も自分から逃げずに父を信じようと思ったんです。俺にとってはたった一人の父親だから!!
その集いに参加する場合、最大のネックは、さつきとみきおに「藍」の弟として名乗った心がふたりに出くわすことですが、ふたりは出席をしないと聞いた心は、鈴の了解を得ようとします。
鈴は、最初は猛反対しましたが、優しかった父を思い出し、心の言うように、すべては冤罪が晴れればよいことだと思いなおしました。
鈴の了解を得た心は早速会場に向かいましたが、壇上にいたさつきの姿を見て愕然とします。さつきは、鈴と心のやり取りを知って、わざと出席したのです
。この点からしてやっぱり前から知っていたに違いないと思いたくなりますね
。
会場には由紀も来てくれていました。事情を知った由紀は、鈴のために諦めようとする心に代わって、心の気持ちを代弁してくれます
。由紀もまた、文吾のために証言をしてくれる人を必ず見つけてくるよう檄を飛ばしました
。それでこそ鈴ですね
。
由紀は壇上で、当時の文吾に関する好意的な証言を披露しました。
明るくて真面目な警官だった、昔から一緒に暮らしてきた村の人達を殺す理由が思いつかない、奥さんの尻に敷かれていたけど家族思いの男だった、などなど
由紀は、文吾の無実を信じて戦っている人もいる、と訴えます。佐野文吾氏は本当に犯人なのでしょうか?
由紀は参加者からの罵倒のみならず、水を浴びせられれても、決して怯みませんでした。
当時は事情があって言えなかった情報をお持ちの方がいらしたら、是非教えてください!
戻ってきた由紀は、悪戯っぽく笑います。めっちゃ怒られちゃった~。
心は、自分が愛した由紀は何も変わっていなかったと涙が止まりませんでした。
この由紀の説得は何者かの胸に届いたらしく、文吾の弁護士にある手紙が届いたそうです。
予告によると、佐々木紀子が「金丸を殺した犯人」を目撃していたようでしたが?
またさつきは鈴を呼び出していたようです。鈴の正体を知っていると脅すつもりですよね~きっと。
「テセウスの船」は来週の放送も楽しみですね。
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