テセウスの船 あらすじと感想 第5話 木村さつき恐るべし
竹内涼真さん主演の日曜劇場、【テセウスの船】の5話を視聴しました。あ~実に悔しかったですね~っ! 以下早速ネタバレです
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目撃証人はやはり紀子でした。紀子は結婚して佐々木から「松尾」という姓に代わったそうです。
まさに前回の予告通り、紀子は金丸が殺されたところを目撃していたそうです。残念なことに、犯人の姿は見ていなかったそうですが、その声だけは聞いたそう。犯人は「未来のことが書かれたノート」があると金丸を誘い、崖から突き落としたそうなのです。
また紀子は、翼と明音についてもこう説明しています。
翼は「ある人」に頼まれたと言って、紀子に青酸カリを盗んでくるよう命じました。翼からDVを受けていた紀子はそれが怖さに命令に従います。
その後翼は、明音を殺せなかった、指示通りにできなかったからもう終わりだ、そう言って自殺したそうです。となると~犯人は翼が恐れるほどの人物と言うことになりますよね。女子どもである可能性は低くなるでしょうか
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残りの青酸カリはいくら探しても見つからず、生きる気力を失った紀子は音臼岳で自殺しようとしたところで、金丸の姿を見かけたそうです。
視界が悪かったので姿は見えなかったけれど、その声には聞き覚えがあったらしい。これも、紀子が独身で工場勤めだったことを思うと、「子ども」はちと考えにくいですね。
紀子が犯人の名前を語ろうとしたところで、さつきに邪魔するよう命じられてきた鈴が薬を飲んで倒れたため、その続きは聞けずじまいでした。心が鈴を救急車で運んでいる間に、今度はさつきがやってきて、毒入りの芋羊羹で紀子を殺してしまったようです
。自分も疑われぬよう一緒に食べたらしいですね
。
命がけだったけど、うまく行った。
30年前の事件はどうあれ、さつきはもはや立派な?人殺しですね。
もし、紀子が30年前に聞いた声がこのさつきのものだったとしたら、場合が場合だけにもっと警戒したはずですよね。それとも、芋羊羹は鈴の手土産だから油断したのでしょうか
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一方で紀子は何度も証言をためらいました。拘置所の文吾に会いに行ってまで、娘に反対されて証言できなくなったと謝罪します。
でも文吾は、紀子の方こそ長い間秘密を抱えて辛かったろうと同情しました。こうした経緯もあって紀子はついに心に話すことにしたようです
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予告では、背の高い男がオレンジジュースを手にさつきの病室に向かっていたようです。あれはみきおでしょうか?
「オレンジジュース」は、最初に計画された「毒」の象徴ですから、これはまたなんとも思わせぶりですね~。同じ予告で心はそのみきおと対峙していたようですが?
これでさつきが紀子を殺したりなどしなければ、案外さつきは「殺人鬼」のみきおがこれ以上罪を犯さないよう手を回しているのかとも考えたのですけどね。自分から殺しては本末転倒ですね。いや~また分からなくなってきちゃいました
。
でも今回はその謎解きよりも、心と由紀、そして文吾の心の交流のほうがより印象的でしたよね。心は由紀を連れて文吾に会いに行ったのです
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文吾は一目で、由紀が心の大切な人だと見破り、ふつつかな息子だけれどよろしく頼む、と微笑みました
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由紀もまた「変えられた過去」の影響を受けていたようでしたね。由紀自身、なぜこれほど音臼小事件にこだわるのか、自分でも理由が分からないそうです。それに心を応援したくなる理由も
。
紀子が死んだと聞いた心は絶望し、もう無理なのだと号泣しました。そんな心を由紀が力強く励まします
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必ずお父さんを助けるって約束したでしょう!?私は諦めない!とことん戦いたい!!あなたを一人にしないと決めたから!
土砂降りの中、出てきてくれない紀子を待ってずぶぬれになっていた心を、これまた由紀が励まして連れ帰り、鍋を作って食べさせたシーンも良かったですよね。今にして思うと、由紀は亡くなった和子によく似ていますね
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この逞しい由紀と一緒に過去に行ければね~もっと良い結果が得られた気がしてなりませんわ。
テレビの予告はCMが入ってセリフがよく聞こえなかったので、公式サイトの予告を見てみたところ、みきおは「母は操られていた」と語り、「共犯者」の存在が仄めかされました。心には「心を殺す」と暗示するあの気味の悪い絵が届きます
。心はたとえ死んでも必ず決着をつけると出かけていきました
。
「お前だったのか!」
とはいったい誰のことなのか?
「テセウスの船」は来週の放送が待ち遠しいですね。
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