テセウスの船 あらすじと感想 第8話 共犯者の目的
竹内涼真さん主演の日曜劇場、【テセウスの船】は8話の終盤でようやくヒント(動機)が示されました。いや~それまでは実にイライラさせられましたね~
。以下早速ネタバレです
。
どうやら「共犯者」(もしくは「黒幕」)は音臼小で子どもたちを殺すのが目的ではなく、殺人の罪を文吾に擦り付けることが目的だったようです
。文吾を死刑にすることで「復讐」しようとしていたらしい
。
そうそう、この動機が分からないので今まで推理のしようがなかったのですよね~。その動機が発生したのはどうやら1977年の3月19日に行われた「音臼村祭」らしいです
。
1977年と言うと心が生まれる12年前、かつ1989年には小学校5年生だった鈴が生まれる1年前~となると文吾と和子が結婚した頃でしょうか。
今回それを仄めかしたのは、田中正志と徳本卓也の会話でした。田中は一面に咲き誇っていた白梅を見上げながら、感慨に浸っています
。田中の母がこの梅が好きで、よく一緒に来たのだそうです。それは徳本の母も同じだったそう。
「あんなことがなきゃな」
つまり「あんなこと」が無ければ、二人の母親たちは今でもこの梅を楽しんでいたに違いないのに(亡くなった?)ということですよね。田中と徳本のどちらかを選ぶとしたら、後にみきおが田中を殺したという理由から田中のような気がしますが、やはり迫力が足らん気がしますね
。
この「音臼村祭」の情報は、由紀が心に託したノートの最後に挟んであった祭りのチラシから明らかになりました。以前はなかったようなので、みきおか共犯者が挟んだものと思われます。
当時、音臼村祭でいったい何があったのでしょうか?チラシには「名物のキノコ汁」って書いてあったけど、今は「はっと汁」ですよね。毒キノコにでもあたったのでしょうか?
そう言えば、田中の父親で元議員の義男は、なぜ目が見えなくなったのでしょうね。それもこの時と関連があるのかしらん?
今回みきおは「鈴」のことが大好きで、その鈴にとってのヒーローである文吾を消すと語っていました。いくら悪賢いとはいえまだまだ子どものみきおが共感したとしたら、「共犯もしくは黒幕」もまた文吾に和子を盗られたと逆恨みした人間なのでしょうか
。
それと音臼村祭がどうつながるんですかね~。ここは思案のしどころでやんすねってもう朝からだいぶ長いコト思案していますが
。
今回心は、音臼小事件を阻止するために、子どもたちに配膳されたはっと汁を飲み干しました。いざとなったら火災報知器を鳴らそうとしていたのに、それもみきおは想定済みで、押しても鳴らなかったからです。
未来の心が死んだとしても、過去には影響ないはずですものね。心はまさに命がけで文吾を救おうとしましたが、はっと汁に毒は入っていませんでした。
一方で村を出ようとした和子はスタンガンで気絶させられ、拉致されてしまったそうです。その犯人が彼らを隠したのも、音臼小学校でした。
心は、みきおの共犯者は「お楽しみ会」のために小学校に来ていたのではないかと推理します。だから、和子たちを体育館に隠さざるを得なかったに違いない。
心は今後のことも考えて和子に真相を明かしました。自分が息子だということは伏せて、加藤みきおが殺人を企んでいることだけを伝えます。だからもう一度この村を出てください!
でも和子はキッパリ断りました。和子は文吾と結婚する時、警察官の妻など危険で大変だと両親に反対されて、そのくらい覚悟はできている、と啖呵を切ったのだそうです
。
私はこの家にいる。警察官の妻としてあの人のそばで子供達を守る。それが一番幸せだから。
それを聞いていた文吾は和子に感謝の言葉を伝え、なんとしても事件を止めると署に出かけていきました。
も~ここで心も一緒に行けばよかったのですよね。警察署では森刑事が「子どもが犯人なんてとんでもない」と文吾を批判したのですが、もし心が同行していれば、明音の首に残っていた「子どもの指の跡」を説明できたのに~とここは悔しさMAXでした。
相手にされずに戻ってきた文吾にみきおが電話をかけてきます。文吾は「上等だ!」と言って拳銃を所持し、指定された場所=仙南キャンプ場に出かけていきました
。
その建物の中には、みきおがワープロで打っていた文章がプリントされて置いてあります。
そこへみきおがやってきて「邪魔者は消えてもらう」と言った後、共犯者が文吾をスタンガンで気絶させました。しかも共犯者は「次どうする?」と聞いたみきおまで同様に気絶させてしまいます。
予告では車にみきおが横たわっていたようですが?あれは死んだ?それとも??
文吾を連続殺人事件の容疑者として逮捕しに来た刑事(小籔千豊)がまた金丸以上に憎たらしかったですね~。
佐野家にはマスコミが群がりますが、和子は「文吾を信じる」と公言します。家族が信じないで誰が信じるんですかっ!!
これだけでも心がタイムスリップした甲斐があったというものです。そうなってほしくはないけど、もしこのまま文吾が殺人犯として死刑を宣告されたとしても、和子と子どもたちだけはきっと文吾を信じて生きていくはず
。
予告には、小学生の鈴の写真と、文吾が表彰された時の写真も映っていたようです。となると~音臼村祭の事件で文吾が活躍した(表彰された)ことによって、和子と文吾が結ばれたのでしょうか。
和子の言葉を借りれば「警察官として皆に頼られて、その分ついつい頑張りすぎちゃう」(=文吾を好きになる)何かが起きたのか?
あ~次から次へとしょーもない妄想ばかりが浮かんでは消え~ともう何時間経ったことでしょうか。さすがにこの辺でやめときまするね
。
~そう言いながら、もしかしてみきおの両親も当時の被害者だったりしたのかなどと妄想したので追加しておきますね(同日16:00追記)。みきおが生まれる前に何かがあって、それで母親が弱ったためにみきおを産んですぐ亡くなったとか。もう止めろって
~
「テセウスの船」は来週の放送が待ち遠しいですね。
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