白い濁流

白い濁流　ネタバレと感想　第２話　発見は誰のもの

こん

2021/11/02

2021/08/30

伊藤淳史さん主演の社会派ドラマ、【白い濁流】の２話「発見は誰のもの」を視聴しました。も〜職務規定がどうであれ、画期的な発見をした本人を応援したくなりました😡。しかも大学じゃなくて教授個人が、私欲のために部下の発見を横取りするなんて破廉恥極まりない。以下早速ネタバレです。

機能性ペプチド

山本からどんなに冷たくあしらわれても、日夜自分の研究に打ち込んでいた好並は、ついに、画期的な物質を発見をしました🎉。それが、アセトアルデヒドを分解する酵素のALDHにそっくりな働きをするペプチドです。本来ALDHは体内でしか生成されませんが、この機能性ペプチドは「ニザダイ」という魚の腸に含まれていました。ニザダイは抗菌・消臭作用のある藻を常食していたことから、その腸にも同じ作用があるのではないかと考えた好並は、もう34回も実験を繰り返していましたが、その度に後輩から「臭い」と文句を言われていました。ところが、ある時、その発酵臭が消滅していたことに気づきます❣️。つまり、好並の仮説通り、ニザダイのペプチドにはこれらの原因を分解する性質があったのです。どうやらそれがALDHに繋がるらしい😁。

好並は高まる興奮を抑えながらレポートを書き上げて、山本に報告に行きました🎶。が、山本は、同期の柏木に肩入れして次の助教に彼を推薦しようとしていたので、好並のことなど眼中にありません👿。それに以前から「ニザダイのペプチド」など地味でなんの役にも立たないとこき下ろしていたのです🐒。

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共同研究の誘い

家庭教師をしていた葉子が無事大学に入学しました。それを祝う北野家の食事会に呼ばれた好並に、北野は「何か面白い研究はないのか」と持ちかけます。それで好並は、自分が発見した機能性ペプチドについて説明しました。このままでは会社がジリ貧でなんとか突破口はないものかと考えていた北野は、この話に飛びつきます😍。その研究、我が社で協力させてもらえないか？

好並はその夜早速柏木と河原にこれを報告しました。河原は、好並にスポンサーがついたと喜んでくれますが、柏木と好並はそんなに簡単ではないのだと説明します。ふたりはポスドクなので、彼らの研究の功績はすべて大学に帰属するため、まずは教授の承認を得ないといけないのです。そうしないと職務倫理規定に反してしまう。

それでも好並は「助教の公募」に一条の光明を見出していました。助教になれば「自分の研究」として続けられると言うことでしょうが、そのポストは柏木も狙っています😨。柏木は父と30までに正規の職に就けなかったら実家の店を手伝うか別の仕事を探すと約束していたそうです。それまで後３年しかありません。

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癒着

北野は早速山本を接待し、好並の研究を共同研究にさせてほしいと頼み込みました。山本はさすがに知らないとは言えず、検討すると答えてお茶を濁し、研究室に飛んで帰ります💨。でもすぐには結論が出せません（こいつにはその価値が見抜けなかった👎）。それで、柏木を連れて行くはずだったKPメディカルのプレゼンに好並も同行することにしました。柏木の研究が先方に認められなかった場合、好並の発見を代替にしようとしたのです👿。

その予想は的中しました。KPメディカルの代表は柏木の研究には興味を示さなかったのですが、代打で登場した好並のそれは「新しい切り口だ👍」と高評価でした。そのペプチドの名前を聞かれた好並は、幼い頃、河原のために作ったフレーバーティーに名付けた「TMブレンド」をとっさに思い浮かべます。TMペプチドです！

とはいえ好並は、既に北野に話したことを気にしました😔。山本は、自分が話しておくから大丈夫、TMペプチドは「我々研究室のものだ💖」と上機嫌です。それもそのはず、山本はKPメディカルから、不動産売買を隠れ蓑に多額の賄賂を受け取っていたのです。山本は早速、TMペプチドをKPメディカルとの共同研究にし、好並を研究から外そうとしました💀。

もちろん北野が黙っていません。北野は早速この不正を嗅ぎつけてきて好並に知らせました👍。また会社内に「好並研究室」を設けて、好並を勧誘します😎。好並は、命を削って発見した物質は子どもと同じ、それを守るのが研究者の務めだと山本を脅してTMペプチドを守ろうとします。それには河原が、かつて好並が作った「TMブレンド」のクーポンを「宝物」だと言って大事にしていてくれたからでもあるのですよね💝。

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