白い濁流 最終回 ネタバレと感想 終わりよければすべてよし
伊藤淳史さん主演の社会派ドラマ、【白い濁流】もついに昨夜が最終回でした。これまではどーにもこーにもスッキリしなかったのですが、最後の最後はなかなか良かったですよね👍。素晴らしい妻がいながら、いかにも手慣れたように浮気しちゃうどこかのアホよりず〜っとマシです😤。(も〜あっちはすっかり幻滅してほとんど興味が無くなりました🙇♂️)以下最終回「戻れない河」のネタバレです。
突っ走る好並
好並が爆破させた倉庫には森山がいて、意識不明の重体に陥っていました😨。それを聞いた好並の心境は複雑です。森山が生きていたのは嬉しいけれど、彼は好並がセットした爆破装置を目撃したかも知れないからです😱。警察ではその森山が放火犯ではないかと疑っていたようですが、森山を信じている北野は、森山が何かを知っているに違いないと確信していました。
秋葉は好並に、状況が状況だからTM医薬品の開発は見合わせた方がよいと進言しますが、好並は即座に却下します。「こんなこと」で開発をストップするわけにはいかない。好並がまだ諦めていないことを知った吉富は、改めて好並に意見をしに来た柏木を呼び止めます👍。既に出荷されているTMペプチドにはアルカロイドが含有されているものが歴然と存在し、しかもその一部はTMドリンクとして加工されて店頭に並んでいるのだそうです。その数およそ700万本!😵
それを止める(大切な)人々
好並の「悪事」を察した葉子は、大きなお腹を抱えながら、柏木と河原に会いに来ます。どうかあの人を止めてやってほしい😭!柏木は吉富や河原と協力してできるだけ多くのTMドリンクを手に入れてはその内容を調べます。その結果、ある特定のシリアルナンバーのドリンクにアルカロイドが含まれていることを突き止めました👌。
ある日好並は母校のイベントにゲストとして招かれます。その会場にはTMドリンクが積んでありました。大学の学長が気を利かせて、好並のスピーチが終わったら、学生たちにこのドリンクを配り、皆で乾杯しようと計画していたのだそうです😵。好並は、スピーチをしながら、昔の自分が抱いていた純粋で温かい志を思い出して涙します。自分は「人の役に立つ研究」がしたかっただけなのに!
皆その涙に戸惑いながらも😕、学長の勧めに従ってドリンクを手にしていたところに葉子たちがやってきました。葉子は、TMペプチドの毒性を指摘し、ちょうどその該当するシリアルナンバーのドリンクを手に取ります。これが安全だというなら、私と赤ちゃんが飲んでも大丈夫よね😠?好並が答えに詰まっていると、葉子はさっさと瓶の蓋を開けて飲もうとしました😱。好並は止めずにいられません。会場でTMドリンクを見た時も、学長に、いつ製造したものかと尋ねたほどだったのですからね👍。
そこへ森山から事情聴取を終えたらしい刑事たちが乗り込んできました。好並は、アルカロイドの含有を認めた上で、腎機能障害が起きる確率などほんのわずかだと開き直ります。そんなことでTMペプチドの価値は傷つかない。俺は間違ってない。科学者にとって発明はそれほど大事なんだ。君たちなら分かるだろう?😡
好並はTMペプチドを握りしめて会場から逃げ出しました。そこを、好並のせいで落ちぶれたと彼を恨んでいた山本に待ち伏せされます💀。好並はそれでも去勢を張りますが、山本に右手を刺されてしまいました💦。そのせいでもう細かい作業はできないかも知れないそうです😔。
病院で目覚めた好並に葉子は温かい笑顔を向けました💜。リハビリ頑張ろうね🌸。そして葉子は、柏木から託されたUSBを差し出します。柏木は、好並のために、「TMペプチドの毒性を改善する糸口」を探してくれていたのだそうです。あなたのペプチドが、もっと成長できるように。皆、あなたを助けたかっただけなのよ🍀。
改心
好並はついに改心します。葉子に警察を呼んでもらい、すべてを自供しました。そして河原には葉子を介して「TMブレンド」のティーバッグを届けたそうです。そこには「俺もだよ。ごめんな」と書かれていました。河原は、幼い頃に好並からもらったTMブレンドの回数券を差し出して好並の暴走を止めようとしたのに好並にバカにされたため「あの頃あなたが好きだったの」と告白したのです。これを見て涙が止まらない河原の肩を柏木がそっと抱きしめて慰めました🌹。
エピローグ
好並には実刑判決が下り、数年間服役していたそうです。ようやく出所した好並を、北野と葉子、そしてその娘が迎えにきました。最初ひとりで現れた北野は、好並に破壊された北野堂を立て直すために社長に復帰したと怒りをあらわにします😡。でもその一方で北野は、TMペプチドを二条女子大に委託して研究を続けてほしいという好並の願いも叶えてくれていました💜。好並が深々と頭を下げて立ち去ろうとすると、北野は苦々しげに葉子について語ります。あの子は決してお前と別れると言わないんだ!😤
その葉子が娘の葉奈を連れてやってきました。お嬢様然とした風貌はすっかり消え去り、代わりにたくましい「母」の顔を覗かせています。葉子は、雪乃への賠償にと好並の私財を寄贈し、自分は弁当屋で働いていたのだそうです👍。好並自身はその後、産業科学研究所の清掃員として働き始めました。手が思うように動かない今もはや研究を続けることは難しいしそんな資格もないのは百も承知で、でも、昔、毎日研究に没頭した思い出だけは無くしたくなかったのかも知れません😿。
社会の濁流の中で「守りたいもの」を必死に握りしめているうちに気がついたらここまで流されてしまった〜好並はこれまでの謝罪と感謝を込めて河原に手紙を書きました。罪の重さを背負いながら生きていく。もう2度と会うことはないだろう🍁。
ところがある日、好並が葉奈と川原で遊んでいたところに、河原と柏木がやってきます。3人は遠くから、おそらくは互いの顔に昔の穏やかな表情を見てとり、無言で笑みを交わしました。その二人が立ち去った後、葉奈は好並に「科学者になりたい」と伝えます。どうやったらなれるの🙄?好並は、パパにも分からないよ、と答えました。二人の目の前を流れる川面が夕日に輝いていました。
感想
ちょうどノーベル賞を受賞した真鍋淑郎氏の話を聞いて、日本の、特に若い研究者たちがどれほど苦境に立たされているかを知ったのも、最後に共感できた理由の1つでした。すぐに結果を出すのではなく「好奇心」をかき立てる何かに没頭する研究者が減っているのは、日本の社会全体がそうした短絡的な傾向にあるからですものね。もっと長期的視野でもって若者を育てようとする土壌があれば、こんなことにはならなかったのかもしれないとつくづくそう感じました。
また最初は弱々しく感じた葉子が、最後まで好並への愛を貫いたたくましさも実に印象的でした😻。藤野涼子さん(てい@青天を衝け)、これからも注目していきたいです👍。
拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こんにちは〜(^^)/。
白い濁流、最後は皆の笑顔がとっても素敵でしたよね。本当に、最後まで見て良かったです。
あ〜もう1つはね、私も同じです。他の良いシーンが全部吹っ飛んじゃいました(~_~;)。こん