silent (サイレント) ネタバレと感想 第6話 壁を作っているのは誰?
川口春奈さん主演のドラマ、【silent (サイレント) 】の6話は、今までとは違った意味で、見るのがとっても辛かったです😔。なんであの子はあんな意地悪するんだろう〜それとも意地悪とは思っていないのかな、自分を守るのに必死なのかな、などと思いつつ、今日1日どんよりしちゃいました😭。だからなかなか筆も進まず、ついつい家事に勤しんじゃいましたわ😓。以下ネタバレの感想です。
やっぱり好き
湊斗は紬と想の幸せを願って紬と別れたけれど、それで逆にふたりは湊斗に遠慮して会えなくなるのではないか、と心配しておりましたが、そうではなかったようでまずは安心しました💜。ふたりは、高校時代そうだったように、相手を思いやりながらの会話(手話)が大いに弾みます。その様子にはまるで屈託がなく、心からその時間を楽しんでいるように見えました🌹。
そこに桃野から「電話」がかかってきます。想は、想が電話には出られないのを知っていてかけてきたことを心配し、紬に代わりに出てもらうことにしました。桃野も声は聞こえなかったでしょうが、すぐにそれが紬だと察したようで電話を切り😨、改めて、ビデオ電話と間違えたとメールを送ってきます。想は「友達」だと言ったけれど、紬は、これで、ふたりがただの友達ではないのではないかと察したようです💦。
想はまた湊斗とも食事に行きました。湊斗は想に高い焼き肉をおごれと迫ったようです😁。でも想は、たぶんこれも高校時代と同じように、終始笑顔で接しました。そこで湊斗も気になっていた桃野の話を切り出します。想は桃野から紬のことを聞かれると「まっすぐ」だと教えたそうです。湊斗は続けて桃野について尋ねました。想は、大学時代に知り合った、と答えます。
湊斗はこう分析してみせます😈。どんな人かと聞かれた時、その人を好きな場合は「好きなところ」嫌いな場合は「嫌いなところ」を答えるけれど、どちらでもない知り合いとかだと「関係性やプロフィール」を説明するのだそうです。つまり、想は紬のことが好きだけれど、桃野のことは「単なる知り合い」としか思っていない。
想は、湊斗の性格が悪くなったとやり返しました。湊斗はニヤリと笑って「モテたいからね😏」と答えます。
一方の紬もまた春尾から「想はどんな人か」と聞かれ「好きな言葉をくれる人」だと答えています。紬もやっぱり想のことが好きなのですね💕。でも想は、湊斗の言葉を結構重く受け止めていて、紬から「桃野はどんな人か?」と聞かれた時は「大事な人」と答えました。紬は少しショックを受けたようですが、想は「だからこそきちんとしたい(ケジメをつけたい)」と思っていたようですね。
学生時代
今回はその想と桃野の出会いも描かれました。想は大学に入学した頃はまだ補聴器をつけていた=少しは聞こえていたし、話もしていたのだそうです。それでも聞こえないことが多くなり、いつまでも「聞こえるフリ」だけではやっていけなくなっていた頃、桃野に出会ったのだそう。
桃野は、偶然出会った想の悩みを察してくれて、真剣に話を聞いてくれました🌸。想はその頃(聞こえないせいで)何かにつけて謝ることが癖になり、身の置き所がない気持ちになっていたそうなのです。障害について相談できるところに相談してみても、制度や保障を紹介してくれるだけで、想の不安を親身になって聞いてくれる人はいなかったのだそうです。何せ母親でさえ腫れ物に触るようにしていましたものね😔。
でも桃野はただ静かに話を聞いてくれました。聞こえないことは不幸ではないと教えてくれました💜。桃野から、辛いことがあるのは聴者もろう者も同じだと言われて想はとても安心したそうなのに、いざ、桃野がろう者の友達を紹介しようとしたら、想は「自分は違う」と線引きしたのだそうです。それで桃野は(たぶん)もう想に自分のろう者の友達を紹介することは諦めたらしい。彼女にはろう者の友達しかいなかったようですし、想が「手話を覚える目的は桃野と話すため」と伝えたのを、それイコール「友達は桃野だけでいい」と理解してそれが嬉しかったのかもしれません。
障害の壁
こうして想は「聞こえる自分」を忘れられず、聞こえる人とも聞こえない人とも距離を置いてしまいました。でも今回湊斗のおかげでもう一度昔の仲間、特に紬に近づいてからはもう「離れたくない」と思ったそうです。そしてその気持ちを桃野にはちゃんと説明しなくちゃいけないと決意しました。
久しぶりに想から連絡をもらった桃野は喜んでやってきました。でも想は、今、紬や湊斗と会っていると切り出します。桃野は、元カノと元親友の間にヒビが入る、と警告しました。想が「ふたりは別れた」と伝えると、想と紬は決してうまくいかない!と機関銃のようにまくし立てます。紬は決して想を理解できないというのです。
想は、でもそれなら桃野もまた想を決して理解できないだろうと反論しました。なぜなら想には「聞こえる時代」があったから。すると桃野は「3人とも決して分かり合えない!💢」と断言しました。どうやら桃野は聴者との恋愛経験があるらしいのにうまくいかなかったようなのです。その相手が春尾だったりするんですかね🤔。
その後、桃野は紬を呼び出しました。紬は桃野の名前に見覚えがあり、戸惑いながらも一緒に食事をすることにします。でも桃野にそんなつもりは毛頭ありませんでした。桃野は、想が紬に手話を教えたと知ると、「プレゼントを使いまわされた」と非難します。桃野は相手が「大好きな想」だから手話を教えたのに、想がその手話を「自分の好きな紬」に教えたのは「包みを変えて他人に渡した😈」のと同じだというのです😵。紬は大いに戸惑いましたが、桃野があまりにも必死なので、言い返すこともできません。紬には、桃野の想への愛情が痛いほど伝わっていたのでしょう。
桃野は、想の声が聞きたいのに、想と話しながらデートしたいのに、そんな夢を見るのに、その夢は決して叶わないと吐露します。恋も叶いそうにない。桃野は(たぶん)言えば言うほど自分が惨めな気がして走り去っていきました。紬はためらいながらも後を追い、想もまた、泣きながら道を歩いていた桃野を心配して駆け寄ってきます。
その時想は、道を隔てた遠くにいたので、桃野の注意を引こうとまず電話をしました。桃野は駆け寄ってきた想の前で、その電話を耳に押し当てて泣き出します。どんなに頑張っても、想の声は聞こえない=その心は手に入らない、というかのように。
まとめ
うーん、こうしてまとめてみても、やっぱり桃野は気の毒でしたよね。でもおばさんが思うに、想はきっと、出会った頃は結構真剣に桃野のことが好きだったと思うんですよね。それに想は自分から「聞こえる仲間」を遠ざけてしまったこともあり、やはり聴者を異常なほどに警戒している桃野と、ある意味、ウマがあったんじゃないのかな。でも、本来の想は(騒がしくはないけれど)「人間が好きな子」だったので、桃野との付き合いが長くなるにつれて、彼女の頑なさが少しずつ鼻につくようになっていったのではないのかしらね🤔。
それは想の母も同じですよね。上でも少し触れましたが、彼女は想を憐れむあまり、想が「聞こえていた時間」まで否定しようとしていました😨。想はそれが負担で家を出たのだろうに、結局はまた母と似たような性格の桃野と出会ってしまったんじゃないのかな💦。妹の萌は想の気持ちを理解していたようですけどね。
そこへ行くと紬はずっと大らかで「まっすぐ」ですからね。桃野には気の毒だけれど、想が再び紬と付き合えるようになったのは、たとえこの先どうなるとしても、彼にとっては良いことだったと信じて疑いません。
拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こんにちは〜(^^)/。
確かに「青春」ですね〜( *´艸`)。ああだからイラッとさせられるのかな(苦笑。
しずかちゃんとパパの方が、同じ「静かな世界」でも共感できましたものね。しずかちゃんパパの場合は「音のない世界は幸せだ」という言葉にゆるぎがなかったですものね。
桃野は、口ではそう言っていたし、普段はそう思ってきたのだろうけど、恋愛が絡んでくると「耳のせいで」で思っちゃって悔しいんだろうなあ、きっと(;o;)。こん