連続テレビ小説【舞いあがれ!】あらすじと感想 第1週 お母ちゃんとわたし
この秋の連続テレビ小説は【舞いあがれ!】です。これがまた実にしっとりと良い雰囲気の連ドラですね〜🌹。久しぶりに、毎朝見るのが楽しくてなりません😍。今週見逃しちゃった方、是非是非、週末の集中放送をご覧になることをお勧めいたしまするよ🤗。以下早速ネタバレです。
原因不明の熱
主人公は岩倉舞(浅田芭路〜成川佐奈子役@ユニコーンに乗って)。東大阪市に住む小学生です。父の浩太(高橋克典〜鵤聖人@正直不動産)はネジを作る町工場を経営しており、母のめぐみ(永作博美〜亀山宝子@半径5メートル)は、舞とその兄の悠人(海老塚幸穏)を育てる傍ら、浩太の工場も手伝っていました。
舞は以前は駆けっこも早くリレーの選手にも選ばれたほどでしたが、去年の秋頃からは熱を出すことが多く、家族も皆、心配しています。病院で検査をしてもらいましたが、特に原因はないというのです。めぐみは舞が心配で、いつも「無理をするな」と言い聞かせていました。舞自身、始業式の後7日も休んでしまった自分にまったく自信が持てません😨。今日も休んだ方がええかな💦、と頼りなさげです。クラスも新しくなったので、皆と仲良くできるかどうかも心配です。
めぐみは、行っといで🤗、と笑顔で励ましました。舞の好きなウサギのスミちゃんも待っている、と促します。舞はようやく出かけることにしました💜。
学校では、案の定、誰とも話すことができません。体育の授業も見学し、給食もひとりで食べました。休み時間にはでも、ウサギのスミちゃんに会いにいきます。
その様子を見ていた同級生で近所に住んでいる梅津貴司(齋藤絢永)は、担任が舞に「クラスの係」で何がしたいかと尋ねた際、うつむく舞に代わって「飼育係!」と答えてくれました。他のクラスメートは「しょっちゅう休むのに👎」と文句を言いますが、担任はできる範囲でやればいいと勧めてくれます。既に飼育係をしていた望月久留美(大野さき)も温かく迎えてくれました。久留美は舞がリレーの選手だったことを覚えていたそうです。
ふたりは早速ウサギ小屋に向かいました。するとスミちゃんの姿が見えません😨。「隅っこ好きなスミちゃん🐰」は穴を掘って逃げ出してしまったのです。久留美は走ってスミちゃんを探しました。「熱が出るから決して走るな
」と命じられていた舞も「飼育係」として走らぬわけにはいきません
。
無事スミちゃんは見つかり、舞は貴司と家路に着きました。貴司の母でお好み焼き屋の女将=雪乃(くわばたりえ)は、泥だらけの息子を叱った後に舞を見ると心配そうに声をかけます。熱、大丈夫か?ほんまに大変やわ😥。
舞は大丈夫だと答えましたが、家に帰った後、やっぱり熱を出してしまいました。心配するめぐみに「飼育係になったのだけれどやめておいた方がよいか」と不安そうに尋ねます🙄。めぐみは、やってもいいけど無理なことは無理だと言わなければいけないと教えました。
めぐみの決心
浩太が舞を医者に連れて行くと、医者は「環境を変えた方がいい」と助言してくれます。子供は敏感だから、親が「いっぱいいっぱい」だと色々気を遣うのだと教えてくれたのです。家に帰ると、兄の悠人が「毎日お好み焼きだ😤」と文句を言いました。悠人は受験生らしく、めぐみや浩太が舞にかかりきりなのが面白くないのです。そうは言っても妹のことはやっぱり心配でなかなか良いお兄ちゃんでもあります👍。
問題なのはめぐみでした😔。これには医者だけじゃなく雪乃も気づいています。浩太の工場で働いていた事務のおばちゃんが「秋」に辞めてしまったことで、めぐみの負担が一気に増えてしまったのだそうです😈。他に人を雇う余裕もない浩太は、ついついめぐみに甘えていました。でもそのめぐみも、浩太が帰宅した時、台所で洗い物をしながら涙が止まらなかったそうです😭。
これでようやく浩太が決意しました💕。めぐみの母親=才津祥子(高畑淳子〜美樹谷サキ@ミステリと言う勿れ)が長崎の五島に住んでいるそうで、そこへしばらく舞と一緒に世話になるよう勧めてくれたのです。めぐみは、浩太との結婚を祥子に反対されて駆け落ち同然に東大阪へ来て以来、祥子とはずっと音信不通だったらしい。
すべては舞のためだと言われためぐみは一念発起して祥子に電話をかけました。祥子はあっさり承知してくれます。それというのも、浩太がめぐみには内緒でいつも年賀状やハガキを出して近況を知らせてくれていたのだそうです🤗。
一方の舞は、自分が母を独り占めするために兄に迷惑をかけるのではないかと、密かに「合格のけん玉」を作って置いていきました。悠太は、早く元気になって帰ってこい、浩太とふたりはキツイと舞を送り出した後、そのプレゼントを見つけます。いつも何か一言余計なことを言っちゃう兄の優しさを、舞がちゃんと分かっているのがまた素敵な兄妹ですよね🌸。また舞は、心配して手紙をくれた久留美にも手紙を書いて出かけたそうです。
五島へ
こうして舞は生まれて初めて「五島」へ行きました。これまた初めて会う祖母の祥子は仏頂面で怖かったけれど、めぐみが生まれ育った家に着くとすぐに「友達」ができます。近所に住む一太(野原壱太)です。一太は、めぐみの同級生だった浦信吾(鈴木浩介〜真壁権助@コントが始まる)の息子で、人懐こくて元気な男の子でした。
舞はその夜、興奮しすぎたためか、また熱を出して寝込んでしまいます。「はしゃぎすぎるな」と注意しためぐみの心配通りになったのですが💦、祥子はむしろ、めぐみの「気遣い」が気掛かりな様子でした。翌日早速往診に来てくれた診療所の医師=谷久也(前川清〜前川清@監獄のお姫様)も「熱の原因はストレス」ではないかと示唆します。
その一方で、一太は翌日早速ひょうたんを持って見舞いに来てくれました。その剽軽なダンスを見た舞はすっかり笑顔になります🤗。祥子も安心したように笑っていました。
翌日には熱も下がり、舞は学校へ行くことになりました。昔めぐみが歩いたという大きな樹を見上げながら歩いて行くと、一太とその妹の凛が大きな声で聖歌を歌いながら歩いています。マリアさまの心、それは青空。私たちを包んでくれる。舞の顔にはどこにも不安が見えません🌹。
クラスは複式学級で、舞は早速「校外学習」のお知らせをもらって帰ってきました。祥子は、じゃあお弁当や長靴を用意しなくちゃと前向きで舞はワクワクしますが♪、めぐみは「磯に出るのは初めてだから大丈夫?」と心配します。母の気持ちを察した舞は「やめておいた方がいいかな🙄」と答えました。自分が熱を出して困るのは母なのです😔。
めぐみも決して無理強いはしません。あくまでも「無理はしない方がいい」と伝えただけなのですが、舞は「分かった」と納得してしまいます。そのやりとりを聞いていた祥子は「これまで一度も舞の気持ちを聞いていない😤」と割り込みました。めぐみは「やめとく」と言ったではないかと反論しますが、祥子はキッパリ遮ります。めぐみには聞いてなか。舞に聞いちょっと。舞はどがんしたかと?
舞はちょっとためらって、でもキッパリと「行きたい」と答えました。祥子は笑顔で「よし、分かった」と微笑みます。舞の顔がぱーっと明るくなります。ホンマ😍!?めぐみは何も言えません😨。
アクシデント
舞は、山中さくら(長濱ねる)から黄色い長靴をもらい、お弁当も用意してもらってイキイキと出かけていきました。浜辺での授業をいつも楽しみにしている一太や他のクラスメートは、長靴を脱いで遊んでいます。舞も勧められるままに裸足になり、それが気持ちいい、と笑っていた矢先、クラスメートのひとりがオコゼを踏んでしまいました😱。一太は大声で助けを呼び、教師たちはすぐに長靴を履くよう命じます💦。
舞は慌てて転んでしまいました😵。そこで、ふと、リレーで転んだ時のことを思い出します。皆、どんくさいと舞を罵倒したのだそうです。
そこへちょうど、祥子と一緒にジャムを売りに出かけためぐみが通りかかりました。めぐみは素早く娘の窮地を察し、駆けつけてきます。舞は付き添いの教師から傷の手当てをしてもらっていました。そうは言ってもかすり傷ですが、めぐみは「びしょ濡れの舞」を心配します😠。
過保護がいつしか過干渉に
舞は家に帰った後も元気がありませんでした。祥子は、友達を心配しているのだろうと察して「大丈夫だ」と励ましますが、めぐみは「磯に出たこと自体が間違っていた😈」と反省します。もっと慎重に考えるべきだった、ごめんな、舞。祥子が大袈裟だと指摘しても、(舞は)ゆっくりやらんとしんどいよね、と舞に同意を求めます。舞も自信なさげに「うん」と返事をしました😔。
これでついに祥子が立ち上がります。めぐみ、帰ってくれんね😤。祥子は舞のストレスはめぐみだと確信したのです👍。舞は五島に来てからずっとめぐみの顔色を伺っているのに気づかんのか?おまえに遠慮して自分の気持ちが言えん。しばらく離れた方がよか
。
最初はかぶりを振っていた舞も黙ってしまいました。
めぐみは海辺でこれまでのことを思い出し、祥子の指摘が正しいと思い知りました😱。そこで舞には、心配をしないよう、一旦めぐみだけ東大阪に帰ることにした、と伝えます。舞はもう少しここにいた方がいい。おばあちゃんもいるし、必ず元気になれるから🌹。
その夜、めぐみの隣で寝ていた舞は、黙ってめぐみに抱きつきました。めぐみも黙ってその手を握ります。翌日舞の熱はすっかり下がっていました。舞は祥子と共に、めぐみを送っていきます。その間も、終始、寂しさを堪え、笑顔で母を見送りました。めぐみの姿が見えなくなって初めて泣きそうな顔をします。祥子は「よう頑張ったな」と褒めました。
私と一緒にいてたら、お母ちゃん、しんどそうやから。私にここに残ってほしいて思てるから、帰られへん。
祥子は、この世にも賢く繊細な孫の目をじっと見つめ返し、その涙を指でぬぐってやりました。ちゃんと自分の気持ち言えたばい。少しずつでよか🤗。
帰り道、舞は空にまう「バラモン凧」を見上げます。祥子は「元気もん」という意味だと教えました💕。
感想
子供が心配でつい「過保護」になってしまっていためぐみが、いつしか「過干渉」になっていたのだけれど、渦中にいる母親には気付けない。舞は舞で、母に心配をかけているのは自分だとますます自信が持てなくなる。それを遠く離れていた祖母が気づいて指摘してくれたら、母がまたそれを素直に受け入れたというなんとも爽やかな展開でした💜。どちらも相手を「愛するが故」のことだから、誰かを責めるのではなく、しばらく距離を置くのが一番ですよね。きっと祥子とめぐみもそうだったのでしょうから🌸。
- 関連記事
-
- 連続テレビ小説【舞いあがれ!】最終週 ネタバレと感想 半年間、お疲れ様でした!
- 連続テレビ小説【舞いあがれ!】ネタバレと感想 第25週 未来を信じて
- 連続テレビ小説【舞いあがれ!】ネタバレと感想 第24週 サプライズ!x2(゜o゜)
- 連続テレビ小説【舞いあがれ!】ネタバレと感想 第23週 コウノトリは台風に乗って
- 連続テレビ小説【舞いあがれ!】ネタバレと感想 第22週 冒険のはじまり
- 連続テレビ小説【舞いあがれ!】ネタバレと感想 第21週 新たな出発
- 連続テレビ小説【舞いあがれ!】ネタバレと感想 第20週 無事にマグマ爆発
- 連続テレビ小説【舞いあがれ!】ネタバレと感想 18&19週 お父ちゃんのカレー
- 連続テレビ小説【舞いあがれ!】ネタバレと感想 9〜17週 ひとことふたこと申し上げまする
- 連続テレビ小説【舞いあがれ!】あらすじと感想 第8週 いざ、航空学校へ!