最高の教師 ネタバレと感想 第4話 拝啓、世界に居場所が無いと思う貴方へ
松岡茉優さん主演の学園ドラマ、【最高の教師~1年後、私は生徒に■された】の4話は「拝啓、世界に居場所が無いと思う貴方へ」です。これもまたよくある話なんだろうなあと思って見ていました。大人になってからでさえ、自分の居場所がないと不安に思うことがある、ましてや、自分が確立していない若い子なら、近くにどれだけの「友人」がいるかで己の存在価値を図ろうとしてしまうのでしょうね💦。
また九条の夫の蓮の言葉もよかったですね👍。なんだ、この夫、すごくイイやつじゃん🤭。以下早速ネタバレです。
まずは分かろうとする
九条は「この人生が二周目だ」という自分の言葉を、夫の蓮が実に冷静に受け止めてくれたことに戸惑いを隠せませんでした😨。自分で言っといて何だけど、私、とんでもなく突拍子もないことを言ってるんだけど?😓
でも蓮は、九条が生徒の「未来」の出来事をボードに書いていたことをすでに知っていたのだそうです。それが事実と信じるのはなかなか難しいけれど、愛する妻がそういうのだから、夫の自分はまずその妻の言葉を真剣に聴くことから始めたい、蓮はそう考えていたのだそうです🌹。
犯人は誰だ?
その上で、蓮が九条に、誰が犯人なのか、見当はついているのか?と尋ねたところ、九条はひとりの女性徒の名前を挙げました。それが江波美里(本田仁美〜雛見すみれ@オクトー~感情捜査官心野朱梨~)です。江波は九条の一周目の人生で、警察に補導された時に九条の名前を出した生徒だったのだそうです。どうやら彼女は交際中の男性をカッターナイフで刺したらしい😣。
最近はそう言った場合、警察に教師が呼ばれることは滅多になく、大抵は親が呼ばれるらしいのですが、江波は親を呼びたくなかったらしいのですよね。警察にやってきた九条に江波は「居場所がない」と語ったそうです。
それはすなわち、江波が九条に助けを求めたことだったのだけれど、その際九条は、あれこれ余計なことを考えるあまり、何もできなかったのだそう。九条はそれで、江波はせっかく助けを求めたのに何もしてくれなかった九条を恨んで殺そうとしたのではないか、と考えたらしい。
九条は今回、江波を化学準備室に呼び出して、これから起きる事件について教えました。江波は、幼馴染の浜岡修吾(青木柚〜鳥野拓海@100万回言えばよかった)という男性から交際を申し込まれるらしいのですが、その浜岡は江波を好きなわけじゃなく、彼女をマッチングサイトでの道具として使おうとしているらしいのです。そしてこれを企んだのはどうやら相楽らしい💀。
浜岡はこの話を得意げに、九条の親友・早乙女の居酒屋「べすとほっぷ🍺」で語っていたところを、実は1周目の九条が聞いて知っていたのだそうです😥。でも九条はその時も何もしなかったのだそう。まさに見ざる聞かざるの事なかれ主義です👎。
「居場所」
でも今回は違いました👍。江波は九条の話を笑い飛ばそうとしますが、九条がある言葉を告げるとその表情が一変します。あなたは「居場所がない」と泣いていたわ。そう、江波にとっては「居場所」こそ、最も大切なことなのです。彼女には出来のいい妹がいて、母親もこの妹ばかりを、しかもこれみよがしに可愛がっているらしい。いや〜あの態度もまた信じられませんでしたね。お伽話の継母かと思っちゃったわ
。
九条は巧妙に浜岡の言葉を(盗聴)録音し、江波にその企みを暴露します。ますます孤独になった江波には、そんな江波を好きな栖原竜太郎(窪塚愛流〜俊哉@ファイトソング)を説得して差し向けました。この栖原もまた、バンドの先輩だという浜岡の企みを知りながらも、見て見ぬ振りをしていたそうです😤。彼は、江波が刺した浜岡が退院した後、自ら浜岡を襲い「人生はとてもイージーだと思っていた」と語ったのだそう。
九条はそんな栖原をこう分析して批判します。失敗して傷つくことを恐れるあまり、自分ができることしか選んでこなかったらだ。
栖原は江波にこう言い聞かせました。自分の居場所は自分が決めるものであり、誰かと同じになることを必要以上に考えなくていい。誰かを必要とするときは、俺がいつでも「お前の居場所」に行ってやる💐。
鵜久森の変化
鵜久森は、前回できた「友達」と一緒に買い物に出かけました💜。そのための服を、それはそれは嬉しそうに選んでいたのを見た母の美雪(吉田羊〜佐久良円花@ラストマン-全盲の捜査官-)は、学校が楽しいかと尋ねます。鵜久森はうんと答えました🤗。
まとめ
栖原も言っていましたが、普通に息をして立っていられるだけで、そこがその人の居場所ですよ。自分の居場所がどこかなんて、他人が決めることじゃない。でもそういう当たり前のことを「そうじゃない」と思わせるような圧力をかけてくる(罪悪感を抱かせる)人がいることも事実ですよね。それがいわゆる「モラハラ」です。
そもそも、誰とでも仲良くなるなんて不可能なのだから、この人とは合わないなと思ったら、自分から離れていいのだとおばさんは思いまするよ。違いを認め合えるならいいけど、何でもかんでも同じにしろって言われてもねえ💦。そうそう他人に合わせてばかりいたら、自分が無くなっちまうものね。でも往々にしてモラハラ被害者は、孤独になるのが怖いのか、その加害者にしがみつく傾向があるそうです😔。
江波も西野たちに「ずっと友達だよね」と言って、大いに嘲笑されていました。「ズッ友だってよ!😏」
この子達は照れ臭くてこういう発言をしているのかな。それともその若さですでに「人間は結局は孤独な生き物だ」と達観し、そうした甘っちょろい考えを心底バカにしているのか。おばちゃん的には、そんな若者の本音をとことん聞いてみたいワ🐒。
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