最高の教師 ネタバレと感想 第9話 加害者の主張
松岡茉優さん主演の学園ドラマ、【最高の教師~1年後、私は生徒に■された】の9話は「償うことに迷える貴方へ」です。これはまた実に的確な批判でしたね〜。アタイはよく「加害者がいつの間にか被害者ぶって正当性を主張する場面👿」に遭遇することが多くて😨、そんな時、そもそも自分は被害者なのに、なぜ加害者に対して罪悪感を抱かねばならないのか??と思うことが多々あるので、これには大いに共感しました🌹。以下ずばりネタバレです。
浜岡の言い分
鵜久森が亡くなったあの日、なぜ学校にいたのか〜そう迫田たちが浜岡を問い詰めると、彼は「ある生徒」に頼まれたからだと答えました。迫田たちは、その生徒が「金払いのいいヤツ」と聞き、てっきり西野だと思い込みます。西野か!?😤
浜岡は「西野も状況が変わって困っている」と聞いて、それならちょっと手伝ってやろうと、何か形勢を逆転できる材料を集めに学校に忍び込んだ、と白状しました。
「最悪」を回避する
自分たちの行動が皆に知られた😱!そう悟った西野は金澤優芽(田鍋梨々花〜天野奏@コード・ブルー)や野辺桐子(田牧そら)を呼んで「ケリ」をつけることにしました。3人で人生を終わらせることにしたのです💦。
3人が学校に出てこなかったため、九条は最初、彼らが来てから話を聞こうとしましたが、ふと、それでは遅いのだと気づきました👍。「最悪」の事態を阻止しなければ😨!!そう言って出て行った九条を見た生徒たちも、3人を捜しに行きます。子どもたちを止めに来た我修院も彼らの決意を知ると、必ず見つけるよう檄を飛ばしました。
3人はボウリング場にいたところを、九条の親友ふたりに見つかり、連絡を受けた生徒たちによって連れ戻されます。
西野の言い分
浜岡は突然西野に話しかけてきて、何もかも見透かしたかのように「最近学校が楽しくないのだろう?」と語りかけたのだそうです。金さえ払えばそんな状況をひっくり返してやると言われた西野は、それを承知したらしいのですよね。そしたら浜岡は、今一番ウザいのは担任だと言って、九条の化学準備室に監視カメラを仕掛けたのだそうです。
それからすぐに浜岡が連絡をしてきました。監視カメラに「鵜久森と東風谷」が映っていたのだそうです。ふたりの「秘密」を暴露すれば、教室の空気を変えられる、西野はそう唆されるとすぐに、金澤と野辺を呼んで、鵜久森を呼び出す準備をしたのだそう。ふたりには見張りをさせて、西野は鵜久森を呼び出した吹き抜けの場所で待っていたのだとか。
東風谷は、鵜久森は東風谷を守るためにたった一人で闘いに行ったのかと尋ねますが、野辺はそうではないと否定します。鵜久森が呼び出しに応じた訳は「秘密」を守るためではなく、彼女たち3人を変えるためだったのだそうです。
鵜久森はキッパリこう語ったそうです。あの日化学準備室で話したことは「秘密」でもなんでもないから隠す必要はない。おかしいのは西野の方だ。誰かを傷つけて笑うことのどこが楽しいのか?今日はあなたが誰かを傷つける日じゃない。あなたが人を傷つけることを止める日に私が変える。
どうやら鵜久森は、1周目の人生で彼女が自死したその日に「人生を終える」ことは変えられないと覚悟していたようなのですよね。だからこそ、誰かを非難したり傷つけたりするのではなく「自分がなりたい自分になるために最後の最後まで精一杯生ききる!」そう決めていたのだと思います。
鵜久森はその覚悟で西野に飛びかかってメモリーカード(USB?)を奪おうとしました。西野がこれに抗って争っているうちに、鵜久森は柵を越えて転落してしまったのだそうです😨。でもそんな時でもなお鵜久森は、じっと西野の顔を見据えて「自分の覚悟」を伝えようとしていたそうです。
どうかこれだけはわかってほしい。二人は関係ないし、こんなつもりじゃなかった!!
九条の反論
九条は泣いて訴える西野に「ふざけるな」と言い渡しました。逃げんなよ!💢
九条は、西野たちが「こんなつもりじゃなかった」というその感覚こそが、こんな悲劇を起こしたのだと分からせようとします。
簡単に人を区別して見下し、傷つけていることが分からない。「そんなつもりじゃない」言動が、どれだけ相手の心に積もっていくのか、それを想像することができない。
自分を守るために、人を傷つけることが癖になっている。無自覚な動物そのものだ!
西野はじゃあどうしろって言うの?と反論します。
九条は、それはもう鵜久森が既に教えてくれている、と教えました。彼女の顔を言葉を、ちゃんと思い出して。自分で「過ちを償う方法」を考え、生きて変わる。
でも彼女たちは泣くばかりです。もう鵜久森はいないのにどうすればいいのか?どう生きればいいのか?!わかんない!!😭
美雪の願い
九条は、それは教えられない、と答えます。と、そこへ美雪がやってきます。美雪は彼女たちに、決して自ら死を選んではいけないと諭しながらも、許すことも忘れることもできないと言い渡しました。鵜久森の分も生きてほしい、などというおためごかしも言えない。でも唯一これだけは言える。あの子のことを忘れないでほしい。
美雪は、3人が「調子にのっている」と腹を立てた鵜久森の実に楽しそうな姿も、覚えていてほしいと訴えました。一生懸命忘れないで。あの子が、毎日楽しそうに生きていたということを。最後の「強く生き抜いた顔」も。
西野は泣きながら約束しました。分かりました。絶対に!(忘れません)ごめんなさいっ!!
3人は揃って警察に話をしに行きました。
九条はもう知っていた!?
西野の話に違和感を抱いた相楽は、誰にも言わず&生まれて初めて父親に頼んで、浜岡の行方を探しました。浜岡はかなり遠くまで逃げていたのだそうです。自分は鵜久森の件とは関係ないと口では言っていてもそうじゃないことは自分がよく分かっていたのでしょう。
でも相楽が確認したかったのは浜岡の関与ではありませんでした。浜岡に「西野が困っている」と伝えた人物です👿。
その一方で、卒業式を間近に控えた九条は、自分を突き落とした人間に目星をつけていたようでした。彼女はその人物を「あの人」と呼んで対決の時を待っています。それこそが、九条に残された最後の「なすべきこと」だと覚悟していたのです。
まとめ
謝罪するということ
まず、冒頭でも触れましたが、逃げようとした西野を九条がしっかりつかんでぎゅうぎゅうにとっちめたのは素晴らしかったです👍。もし彼女があのまま大人になっていたら、絶対に変わらない!とは言わないまでも、変わるのはかなり難しくなるからです。
も〜口では謝りながらも、すぐに開き直って怒り出す「大人」をおばさんはどんだけ見てきたことか😩。世の中には、ちょっと謝ったぐらいじゃ許されない、許したくないことだってあるんですよ。相手が許す気になるまで、場合によっては一生許されなくても、ずっと謝らなきゃ(反省し続けなきゃ)いかんのに、心から悪いと思ってない人は「謝ってやったんだから許されて当然だ!」と逆ギレする👎。
そういう「ずるくて図々しい大人」にならなくて済むよう、まだ心がみずみずしい内に、本気で叱ってくれる大人に出会えた彼らは本当に幸せです💜。
"あの人"の正体
「あの人」はやっぱり星崎ですよね☠️。西野の話だと、監視カメラを仕掛けたのは浜岡だってことになってましたが、そうそう都合よく「秘密」を録画できるはずもなく、やはりそこは彼女たちの行動を(たぶん)監視して悦に入っていた星崎の仕業と考えた方が自然ですよね😤。
これまでの生徒たち〜相楽や西野は、一見ひねくれているようでも心はまだ柔軟で素直だったけれど、この星崎はどうなんですかね🤨。やることがかなり陰湿で計算高い=まさに「サイコパス」の所業ですよね。九条はそんな悪魔をも改心させることができるのでしょうか?彼女が「やり直すチャンス」を与えられたのも「彼女ならできるから」だと信じたいですが💐。
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どうもこんにちは〜 今回の9話は内容濃かったですね〜 ラストの江波の3人へズッ友発言。これは4話の時は馬鹿にして笑ってた3人ですが、今回は心に刺さったでしょうねー。とても良いシーンで泣けてきました🥹
それとラスト相楽のシーン。生まれて初めてオヤジに頼み事した〜と言ってましたが、オヤジの力で浜岡のオヤジに口を割らせたみたいだけど、浜岡のオヤジは相楽の部下とか下請けの仕事やってって感じなのかなーって。なんでオヤジの力がひつようだったのかわからなくて(⌒-⌒; ) 何しろ来週楽しみですね。