ラストマン-全盲の捜査官- ネタバレと感想 第1話 新時代のヒーロー
福山雅治さん&大泉洋さん主演の日曜劇場、【ラストマン-全盲の捜査官-】を視聴しました。も〜これまた期待通り、否、期待以上に面白かったですね〜😍。ミステリーというより人間ドラマの要素が強かったですが、それはそれで楽しめました🤗。
福山さんの(視覚障害者の)演技もよく特徴をとらえていらっしゃいましたね👍。おばさんの知人にも全盲の方がいますが、卓越した技術と知識を身につけていてそのハンディキャップを補って余りありますよ。その知人がもしFBI捜査官になりたいと思ったなら、あくまでも人には知られぬよう血の滲むような努力をして、この主人公のような健常者以上の能力を持った捜査官になれるんじゃないのかな、などと妄想してしまいました😅。
以下、登場人物の説明をメインにしたネタバレです。
全盲のFBI特別捜査官
主人公の皆実広見(みなみ・ひろみ〜福山雅治、片岡洋@集団左遷!!)は、日本生まれの日本育ちですが、10歳の頃に自宅が火事で燃えた際、両親と視力を失ってしまったそうです。その後はアメリカに住む祖父母に育てられました。
大学で心理学を専攻した彼は、その論文がFBIに認められてスカウトされます。最初はバックアップスタッフをしていたけれど、現場でも類い稀ない能力〜抜群の分析力と優れた五感〜を発揮したことから、選抜試験を受け、特別捜査官となったのだそう。今では「最後の切り札」という意味で(ザ・)ラストマンと呼ばれているそうです。
でもどうやら皆実が捜査官になったのにはもっと別の理由もありそうです😎。今回彼が来日した目的は「41年前の事件(=おそらく火事)」の真相を突き止めるためだったらしいのです。その犯人の鎌田國士は現在、千葉刑務所で服役中らしいですが、皆実の面会請求はキッパリ断ったらしい。
でもってその事件には、第21代警察庁長官だった護道清二(寺尾聰〜中江半十郎@そろばん侍-風の市兵衛)が関与しているようです。その息子の警察庁次長で警視監の京吾(上川隆也〜加能鉄平@一億円のさようなら)もこのことを承知していたようですね。
シンディ
皆実は、日本でのバディに、この護道家の次男坊=護道心太朗(大泉洋〜源頼朝@鎌倉殿の13人)を指名したそうです。心太朗は東大法学部を卒業したにも関わらず、キャリアではなく一般採用で就職した変わり種です。犯人逮捕のためには手段を選ばなかったことから、現在は捜査一課を外されていたところ「警察庁長官官房人事課人材交流企画室室長」として皆実の世話係になったらしいです。皆実からは「シンディ😘」と呼ばれていました🤭。
このシンディ、もとい心太朗はまだ護道家と皆実の因縁については知らされていないようでしたね。
ちなみに護道家にはもう一人、京吾の息子の泉(永瀬廉〜亮@おかえりモネ)がいて、こちらは捜一の刑事をしているようでしたね。その上司の佐久良円花(吉田羊〜千嘉@妻、小学生になる。)は心太朗の天敵で主任の警部補です。
無差別連続爆破事件
皆実は、挨拶がわりに、現在世間を騒がせている「無差別連続爆破事件」の犯人を逮捕すると宣言しました。捜査資料を速聴した皆実は、捜一の方針が間違っている、と指摘します。見事なプロファイリングを披露しますが、佐久良をはじめとする捜一メンバーはまったく相手にしませんでした。特に馬目吉春(松尾諭〜佳晴@舞いあがれ!)の態度は明らかに視覚障害者への差別そのものです😤。
でも皆実はそんなことには慣れっこです。それならそれで実力を証明するしかないとばかりに、心太朗に無理やり協力をさせました。心太朗も最初は迷惑がっていたのですが、皆実の的確な推理と洞察力には脱帽せざるを得なくなります
。それだけ心太朗も優秀な刑事なのです🌹。
長い話を短くすると、皆実は「犯人は爆発現場にいる」と確信し、新たな爆発が起きた現場に急行しました。皆実なら「火薬の臭い」で犯人を特定できるというのですが、野次馬が多すぎて難しそうです。そこで皆実は心太朗に「新たな爆弾が見つかった!🐒」と言わせました😆。無関係な野次馬ならこれで逃げるはずだからです😁。
皆実の推理はぴたりと的中し、犯人が残りました。皆実は「白杖=視覚障害者」を前面に押し出して=相手を油断させてその犯人に近づきます。これは彼の常套手段でもあるようですね👌。
この時、皆実をサポートしていたのは心太朗に加えてもうひとり、なんでも昔皆実に助けられたという吾妻ゆうき(今田美桜〜田中麻理鈴@悪女(ワル)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?)という技術支援捜査官がいました。吾妻は皆実のアイカメラと自分および心太朗のパソコンやスマホを同期させて皆実をアシストしています💕。
この吾妻がいてくれてよかったですよね。何せ皆実はせっかく犯人を捕まえそうだったのに、肝心の心太朗は「世間を騒がせた罰👻」でお叱りを受け、足止めを喰らってしまったのです😵。皆実は犯人に暴行されて彼を取り逃してしまいましたが、でもどうやらそれも皆実の計算のうちで「仲間やアジト」を特定するのに犯人を泳がせたかったからのようでした。しかもそこは抜かりなく、犯人のリュックの中にGPSを仕込んだそうです👍。
残念ながらそのリュックは、危険を察知した犯人が帰りに捨ててしまったようでしたが、皆実は「火薬」に加えて「洗剤」の匂いも嗅ぎ取っていて、犯人が着ていたトレーナーが近くの団地のベランダに洗濯物として干されていたことで、犯人の家を特定することができました🎉。犯人は渋谷英輔(宮沢氷魚〜霧島アキラ@エール)という青年です。渋谷は中学でイジメを苦に引きこもりとなりましたが、その後は母=直子(筒井真理子〜阿部清美@今度生まれたら)の介護に追われ、自暴自棄になってしまったらしい😔。
世の中の理不尽さを嘆いた渋谷に対し、皆実は自らの考えと体験を話しました。確かに今の社会は「弱い人間はいらない」という考え方だが、排除された人間にもやれることは必ずある。それを見つけ出すのはとてつもなく大変なことだけれど、助けてくれる人は必ずいる。私もまた多くの人に助けられて生きてきた。世の中に不必要な人間などいない🌹。
まとめ
おばさんはたまにしか見てなかったのですけどね、福山さん演じるヒーローというと「ガリレオ」を思い出す方も少なくないと思います。でもこの皆実はちょっと違う。確かにとても優秀な人間ではあるけれど、彼がここに至るまでには、たとえ元がどんなに優秀であろうとも、視覚障害があることで、血の滲むような努力を必要としたはずです。しかも彼は「皆が助けてくれたおかげだ💐」と常に感謝を忘れません。
佐久良はこれを「人たらし」と呼び、皆実自身も「好感度を上げるため=日本人がそういうの好きだから」と自嘲していましたが、たとえ彼が「腹黒」だとしても、障害があるからこそ逆に、そう簡単に口にできることではありませんよね。心太朗も「障害者も聖人君子ではなく普通の人間だ」と語った皆実をバディと認めたようでした🌸。今後の展開もめちゃ楽しみですね〜🤗。
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新緑がきれいですね。
こんにちは。
ラストマン、期待通りとても面白かったですね。
福山雅治と大泉洋のコンビも最高。
来週が楽しみです!!!