ザ・トラベルナース ネタバレと感想 第4話 若き女医の悩み
中園ミホさん脚本の【ザ・トラベルナース】の4話を視聴しました。これはもう医療ドラマを見るたびに大いに共感するテーマでした😤。以下早速ネタバレです。
若き女医の悩み
外科医の郡司は元々大学病院で働いたそうです。そこではいつも上の顔色ばかり伺って、派閥も気にしなくちゃいけなかったらしく、そういう「医師免許がなくてもできること😎」に嫌気がさし、個人病院なら医療に集中できるだろうと天乃総合メディカルセンターにやってきたのだそう。
でもそれはここでも同じでした。院長の言うことは絶対だし、上司は郡司の話など聞こうともしてくれません。女だから、年下だからとまったく相手にされません。その上、最近は那須田からまであれこれ指図されています。なにせ郡司は、自分の担当患者の処方ですら、いちいち上司にお伺いを立てているのです。那須田は、アメリカならナースが判断できるレベルだ、と呆れました。
郡司がロクに休みも取らずに働いていることを知る女医仲間は、天乃総合メディカルセンターはブラック👎だと批判します。郡司も、自分は外科医は向いていないのかもしれないなどと愚痴をこぼしました。仲間たちはいっそのこと開業しちゃえばいい、と勧めます。相談に乗るから今日ぐらい飲みなよ〜🤗!
それでも郡司は、担当の患者が発熱したとのナースからの電話には即、指示を与えました。その指示も出しっぱなしではなく、様子を見てからまた連絡をしてほしいと伝えます。彼女はとてもよいドクターなのです💜。那須田があれこれ口を出すのも、自分の意見が言えない彼女がもどかしくてならないからです。
末期癌の患者
そんな郡司が、上司の古谷亘(吉田ウーロン太〜マッスン・増田@僕の大好きな妻!)から末期癌の患者=四方田和子(岸本加世子〜佐藤華子@遺産争族)を引き継ぎました。四方田は皆にお菓子をたくさん配り、とても元気そうに見えましたが、実際は大腸癌のステージIVで既に腹膜播種も認められたそうです。
郡司がカンファレンスで説明しようとすると、古谷は「話すまでもない」と遮りました。神野も映像を一目見て切除不能だと断言します。おべっか使いの古谷は、このままでは全身に遠隔転移して根治は難しいから、緩和ケアに特化した病院に移ってもらうのが一番だ、とのたまいました。天乃ジュニア(泉澤祐希〜北野孝彦@白い濁流)も、院長から「治る患者を優先しろ😈」とのお達しもあった、とダメ押しします🐵。
その上、古谷は医師としての最後の責任も放棄します👊。告知を郡司に任せたのです😤。女同士の方がいいだろう?
郡司から告知を受けた四方田は、古谷から「手術さえすればなんとかなるかも」と言われた、と語り、治らなくてもいいから手術してほしい!と訴えました。告知に立ち会っていた那須田は、検討する余地はあると思う、と意見します🌹。これで四方田が勢いづきました。四方田は那須田を医師だと誤解していたのです。
翌日那須田は四方田に、自分はナースだと伝えました。また郡司も古谷に、四方田の治療を再検討したいと伝えます。でも古谷は、オペで治る見込みがない=入院が伸びる、と怒りました。これは病院の決定だ!お前には何も決断できないのだから、言われたことぐらいちゃんと患者に伝えてくれよ!🐵
郡司から四方田の転院の話を聞いた那須田は、アメリカで同じ症例を経験したと打ち明けました。でも郡司は、オペをしたのは那須田ではないだろうと批判します。患者だけじゃなく病院全体のことを考えるのも外科医の仕事だと言い訳する郡司に那須田は、それは上の意見であって、郡司はどうなのか、と食い下がりました。治療方針を考えるのが医師の仕事なのに、何も検討しないで患者を追い出すなんておかしい!
郡司はついにブチ切れました。ナースのくせに外科医に意見しないで!😡
那須田は大いに憤慨します。たとえ難しい状況でも、患者は見捨てられるのが一番辛いのに💢!そんな那須田に九鬼がヒントを与えました👍。最初に郡司が配っていたお菓子です。那須田はハッとして、そのお菓子を作った店を探しました。パティシエの名前は四方田啓介(元之介)。彼は四方田の息子だったのだそうです。四方田は啓介に干渉しすぎたために絶縁状態となっていたそうですが、彼女はこれを機会にどうしても息子に会いたかったらしい。手術するとなれば家族に連絡が行くはずだから💦。
でも啓介は面会を拒絶しました。それで那須田が説得に行くのですが、それでも忙しいと断られてしまいます。それで那須田は、四方田の意識が麻酔で朦朧としていたのを良いことに「息子のふり🌸」をしました。廊下でこの様子を見ていた九鬼は、あくまでもさりげなく、那須田を「嘘つき😜」呼ばわりします😂。
その九鬼は郡司にも、これまたさりげなく、アドバイスをしました。郡司は九鬼に、大学病院も個人病院も同じで誰も自分の話など聞いてくれないと嘆いたのですが、九鬼は「どこに行っても同じなのは郡司自身だ」と伝えたのです。確かに四方田は緩和ケアに移った方が良いのかもしれない。でもそれを郡司は納得しているのか?自分の考えを貫かず患者から逃げようとするドクターは無責任なただの馬鹿ドクターだ😈。
郡司は那須田に謝罪に行き、アメリカでの症例について詳しく教えてもらいました。それで納得した郡司は、その資料を神野に見せに行きます。神野もまたこれなら腹膜播種も切除できるかもしれないと興味を示しました😲。郡司は、たとえ根治はできなくても、何もせずに緩和ケアに移すよりはQOLを向上させることができるのではないかと主張します。
そしてこのオペができるのは神野だけなのだそうです。執刀を頼む郡司に神野は、自信がないから逃げるのか、と嫌味を言いました。郡司はキッパリ、逃げるのではなく神野にオペしてもらうのが患者にとってベストだからだと答えます。神野はこれで快諾しました😍。
それからすぐに四方田の腫瘍が破裂してしまいます😨。緊急オペが必要だと判断した郡司は自らメスを握りました👍。オペ看は九鬼が務めます。彼は終始、郡司を落ち着かせるよう気配りし、彼女が指示する前から器具を渡す、期待通りの見事な働きぶりでしたね💕。オペは成功し、神野のオペまでの術後管理はその九鬼に任されました。那須田が「息子のふり」をしたのはこのオペの直後です😉。
エピローグ
四方田はその後神野のオペを受けた後、緩和ケアに移ったようで、息子の啓介が会いに行くと元気に過ごしていたそうです🤗。
また九鬼は天乃から、久しぶりにオペ看を務めて嬉々としていたらしいな、と嫌味を言われました。それで九鬼は、啓介からもらったお菓子を差し出して「あなたが追い出そうとした患者の家族からだ😎」とやり返します。天乃はムッとし、昔は一緒に働いていたが今は立場が違うのだから口を慎め、と叱りました。経営が危うくなって病院が無くなれば、患者やナースの居場所もなくなるとのたまう天乃に九鬼は「過去の過ちから学んでいない」と言い返しました。天乃はこのことは他言無用という約束をさせて九鬼を呼んだようですね。
郡司もこれをきっかけに自信が出てきたようです。那須田は相変わらずの上から目線で郡司を挑発していました😓。郡司も負けずにやり返す二人を見ていたナースたちは「じゃれあっている😁」と分析します。ああなるほど、仕事第一のこのふたりなら、それもまたなかなか楽しい展開ではありますね🤗。
感想
この古谷みたいな医者はまだまだたくさんいますよね😤。人間はいつかは必ず死ぬのだから、手の施しようがなくなる時が来るのは致し方ないと思うのですが、それでも医療従事者には最後まで患者を見捨てずに寄り添ってほしい。死を前にしても「生きている」ことに変わりはないのだから、まるで目の前にいないかのように無視する=人間扱いしないのは本当にやめてほしいと改めて痛感いたしました。
拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こちらにもありがとうございます。
また母のことを思い出してくださって、それまた感謝感謝です。
そーなんですよ〜。こういうエピを見るたびに母を思い出してムカッとしちゃうんですわ(`・ω・´)。そうは言っても最後は良い先生に巡り会えて良かったんですけどね。途中もここの郡司みたいな若い先生にも親身になってもらいましたし。嬉しいですね、ああいう若手がいてくれるってことは。
それにナースたちも実に頼もしいですよね。そうそう「手際のよい2人の嘘つきナース(うまい👍)」が周囲に及ぼす影響もまた見ていて爽快ですよね〜。次週も楽しみですね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪。こん