女神の教室〜リーガル青春白書 最終回 ネタバレと感想 常に本質を問いかけるドラマでした
北川景子さん主演の月9【女神(テミス)の教室〜リーガル青春白書】も最終回を見終わっています。これは本当に良いドラマでしたよね〜。まずはあっさりネタバレです。
意義を問う
仲間
照井や真中、水沢に天野は皆、司法試験に合格し、希望した進路を歩み始めました。照井は裁判官、水沢と真中は弁護士として働いていましたが、天野は、皆より少し遅れたのか、ひとりだけ司法修習中です。桐矢は、やはり、不合格だったらしく💦、試験勉強を続けていました。
その後、2度目の試験を受けた桐矢が、皆の職場を訪ねます。どうやら今回も自信がなかったようで、ひと足先に社会に出た皆が頑張っている姿を励みにしたかったようなのですが、皆は皆で厳しい現実に直面して目標を失いかけていました😨。青南ローで学んだ「人間を知る🌹」という理念は(やはり)「非効率」という言葉で跳ね除けられ、新人だと言う理由から依頼人も信頼してくれません。本質よりも「周囲との兼ね合い」が優先されていました😈。
桐矢は彼らの悩みを知ると、彼らを居酒屋に誘いました。彼らに好きなだけ話をさせようと、自分は遠慮したようです。最初は桐矢を待っていた彼らも、口々に日頃の不満をぶちまけました。そのうちにスッキリすると、桐矢のことが気になって捜しに行きます。
桐矢はやってきた彼らにここぞとばかりに喝を入れました👊。現実は厳しいなんて当たり前だ!思い通りにならないなんて、俺から言わせれば贅沢だ!せっかく法律家になれたんだから、そんな困難、乗り越えてくれよ!
皆はその言葉ハッとします。先輩や上司の態度に文句を言うばかりで、いつしか自分たちもまた「人を知る」ことを忘れていたと気づいたのです👍。まずはその先輩や上司に了解をもらえるよう、彼らの立場も考慮しながら言葉を尽くしました。皆の熱意は彼らの心をも動かします。その上で初めて、皆が望んでいた「やりたいこと」にも着手できたのです。
照井たちは桐矢のもとに集まって、今後も良い法律家を目指す、と誓いました。俺たちは決して諦めない。だから君も諦めないで。あなたはきっと良い法律家になれると私たち同期が保証する。
法科大学院
一方の柊木は、守宮から頼まれて、法科大学院等特別委員会に出席することになりました。守宮が委員会で「ロースクールには人材育成の役割がある」と主張したことを受けて、ではその具体例を見せてほしいと言われたからです。それがまさに柊木でした🌹。
官僚は法科大学院にエリートのブランドを持たせたいと考えているらしいと聞いた柊木は、ズバリ、法律家は必ずしもエリートである必要はない、と明言します。最も大切な要素は「人を知ろうとする姿勢」。そして「人に寄り添える」こと。「広い視野」を持つこと。
委員会のひとりは「司法試験に合格できなければプロにはなれないのだから、法律家としての人間性を育てたところで本末転倒ではないか😈」と反論しました。守宮は即座に「司法試験に合格できても人の気持ちがわからない法律家を育てることこそ本末転倒だ」とやり返します。
柊木は、法律とは多種多様な人々の豊かな人生の上に成り立っている、それを扱う法律家もまたそうした「豊かさ」を持つべきだ、と主張しました。ロースクールはそうした豊かさを得るところ。今後もそうした豊かさを学生たちに伝えていきたいと語る柊木の姿に、代表の役人(小林隆〜三善康信@鎌倉殿の13人)は守宮の意図したところを察しました。彼女が「ロースクールの成果」でしたか😏。
柊木の言葉もまた委員会の心を動かしたことは言うまでもありません🤗。
エピローグ
桐矢の合格発表も皆で揃って見に行きました。もちろん、今度こそ合格です🎉。いつもはクールな碧井も密かに桐矢を心配していたらしいのがまた嬉しかったですね。そのくせ柊木には、桐矢は必ず受かるとあなたが言ったじゃないか、と言い渡します。まあ、単なる通過点ですが〜とは碧井も大いに変わりましたね👍。
感想
学歴社会の縮図みたいなロースクールにおいて、常に「本質は何か」を問い続けたドラマでした。最初は反発していた学生たちもその大切さに気づいていく。現実社会も本質を見失っていることが多々あるけれど、それでもやはりここぞと言う時には「本質」を、しかも自分自身の頭で考える力が要求されます。というか、そうでなければ実社会では通用しない。
偏差値重視の学校生活しか知らない子どもたちがその延長で「他人を裁く世界」に入ったらどうなるか、考えただけで寒気がします😱。だからこそその前に「司法修習」があるのでしょうけどね。ロースクールで学べるならそれに越したことはありませんね🤗。
次回の月9も同じ(?)「教えるドラマ」、あの「教場」が連ドラとなって帰ってくるそうです😍。これまたとっても楽しみですね〜💕。
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