岸辺露伴は動かない ネタバレと感想 第2話 くしゃがら

高橋一生さん主演のミステリードラマ、【岸辺露伴は動かない】の第2話は「くしゃがら」です。これがまた、実にバカバカしいんだけどいかにもありそうで、なんとも薄気味悪かったですね~。おばさんも(特にミステリーは)いったん気になると頭から離れない方なので、取り込まれないように重々注意しながら見ていましたよ。以下早速ネタバレです岸部露伴は動かないのネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

志士十五

志士十五(森山未來~美濃部孝蔵@いだてん)=ししじゅうごという、ししじゅうろくには1つ足りない漫画家()が、厄介な問題を持ちこんできました。十五は担当の編集者から「禁止用語リスト」を渡されたのだそうです。その内容は明らかにされませんでしたが、そこまで禁止するのか!?な表現もかなりあったらしく、最初は十五をうるさがっていた露伴も、思わず一緒になって文句を言いました

これはちょっとヒドいんじゃないか?

この十五、見た目よりずっと真面目で、露伴同様「リアリティ」にこだわるようなのですよ

リアリティのねー話なんか、俺はぜってー作りたくねーんだよなぁ露伴と同じポリシー♪

それでも十五は、プロだからルールならしょうがねえ、と妥協しようとしたそうなのですが、どうにもこうにも納得できない単語があったのだそうです。それが「くしゃがら」です

くしゃがらを求めて三千里

十五は「くしゃがら」という言葉を徹底的に調べたそうです。ネットはもちろん、古本屋にも行き、店主を殺さんばかりの勢いで、この言葉を探しました。でも、だ~れも知りません。どうやら先日、大学の研究室で「餓死」したという男性も、この「くしゃがら」を求めるあまり、何も手につかなくなって亡くなったらしいのです

最初にこの話を聞いてから1週間が経過した頃、自分でもこれを調べてみようと古本屋に立ち寄った露伴は、毎日通い詰めているという十五に遭遇しました。なんと十五は、1週間前から何も食べていないのだそうです

露伴は十五が「ヤバいところ」に踏み込んでいると察し、もう引き返せと勧めました。でも十五は、頭の中がくしゃがらでいっぱいで、もうどうしてよいのか分からないのだ、と訴えます。その上、露伴の目の前でバッタリ倒れてしまいましたほっとけないよね(;´∀`)。露伴は「この貸しは高い」と文句を言いながらも、十五を家まで送り届け、ピザも頼んでやります

帰宅してからは、泉鏡花、もとい泉京香にも文句を言いました。君たち、もう少し漫画家に気を配ったほうがいいんじゃあないの?

前の担当者

京香は、ああ見えてかなり実行力があり、早速十五の元の担当者の家を訪ねていたそうです。その担当者は、実家から離れた倉庫に引きこもっていたそうで、「禁止用語リスト」の話をしたら、怒られてしまったのだそうです。

せっかく考えないようになってきたのに!

そしてその元担当者は「知ろうとしたらダメだ」と語ったそうです。でも十五先生なら きっと突き止めてくれる、だから引き受けてもらって安心した!

いまだに「くしゃなんとか」などと言ってこれに興味を示さない京香とは違い、露伴はこの「引き受けてもらった」に注目しました。そこへ十五がやってきます。なんと、露伴が頼んでやったピザの名前が「くしゃがら」だというのです!?しかもその十五の喉の奥には薄気味悪い黒い虫みたいなものがうごめいているではありませんか?!なんてこった!( ;∀;)

露伴は、仕方なく京香を追い出し、ヘブンズ・ドアを開きました

袋とじ

するとどうでしょう。いつものページの間に、なんと「黒い袋とじ」がありました。露伴は、何だか分からないが、こいつはヤバい!、と察したそうです。

しかも袋とじはぐにょぐにょとうごめいているのです。それで露伴はヘブンズ・ドアに、十五がくしゃがらを忘れるよう書き込もうとしました。ところが書き込んでもすぐにこれが消えてしまいます。「禁止用語」だからです!?

これは、言ってみれば、この世の「禁止用語」なのか?!そして今コイツは今僕に伝染しようとしている!!怖すぎる(;´Д`)

それで露伴は、ここ1カ月程の記憶をすべて無くす、と書き込みました。そのおかげで十五はスッキリした顔で正気に返り、嬉しそうに自宅に帰ると、例の用語リストもゴミ箱に捨ててしまいます

一方で京香も、今頃になって、くしゃがらに興味を示し始めました。露伴は「言霊」の存在を伝え、人間は「必要以上にこだわる」とああなる、と言って京香を家から追い出します

君ッ、しつっこいぞッ!いいから帰れッ!

京香は、露伴が十五に「催眠術」を掛けて黙らせた(嘘です)と聞いて、何やら閃いていたようですね

エピローグ

その後露伴は、古本屋の店主も「くしゃがら」に感染していることを知り、数日間の記憶を消し去ることにしました。露伴は、自分にも既に「袋とじ」ができている可能性もある、と推理します。あの「袋とじ」の中のものは、最近やウイルスのように「好奇心」に寄生するものなのかもしれない

不用意な言葉は使わないに限るな

感想

確かに「こだわり過ぎ」は良くないですよね。「好奇心、猫を殺す」のたとえもありますことですし

3話目の感想は、明日時間があれば書きますが、無ければ来年書かせていただきまするね。どんな内容になるのか楽しみですね

岸辺露伴は動かない カラー版 2【電子書籍】[ 荒木飛呂彦 ]
関連記事
 0

COMMENTS

岸辺露伴は動かない