トップナイフ-天才脳外科医の条件-ネタバレと感想 第1話 脳腫瘍で性格が一変した夫に妻は?
天海祐希さん主演の医療ドラマ、【トップナイフ-天才脳外科医の条件-】も覗いてみました。やはり「ゴッドハンド」を扱うドラマは楽しいですね~
。外科医は腕さえよければ性格は二の次三の次です
。
その点、天海祐希さんも、椎名桔平さんもそれぞれ見事に「天才」を演じられていましたが、もうひとり、永山絢斗さんの「秀才」ぶりもなかなかでしたね
。自称天災、もとい天才の新人、広瀬アリスさんは「絶対脳外科医になっちゃいけない人
」をこれまたうまく演じておいででした
。
と、ストーリーそのものよりもキャラが楽しかった
ところに、もう1つ面白い見どころがありました
。くしくも同時期にスタートした「グッドドクター名医の条件」で同じ症例を扱っていたのですが、その対応のあまりの違いには苦笑仕切りでした
。
おばさんの感想はこれぐらいにして、以下ネタバレのあらすじです。
舞台は東都総合病院の脳神経外科。ひとりでここを支えてきた女帝こと深山瑤子(天海祐希~早乙女悠里@GOLD)のもとに、3人の新人が送られてきました。
新人とは言え、一人目は世界的に「トップナイフ」と認められ、まさに「世界のクロイワ」と異名を取った天才外科医の黒岩健吾(椎名桔平~黒川森雄@同期のサクラ)、二人目は外科とカテーテルの二刀流、こちらは自称天才の西郡琢磨(永山絢斗~永田源斉@みをつくし料理帖)です。自称とは言え、腕はなかなかのもののようで、三度の飯よりオペが好きらしい。三人目は上述した通り、現場ではド素人同然の小机幸子(広瀬アリス~山崎美里@ルーズヴェルトゲーム)です
。
赴任早々、ドクターヘリでふたりの患者が運ばれてきました。工場で起きた爆発事故の犠牲者です。直接爆風を受けた男性は一刻を争う状態でしたが、深山が即座に穿頭してなんとか事なきを得ました
。患者は腕も吹き飛ばされていたので、オペ室では開頭血腫除去とその断端形成が行われます。
深山に怒鳴られるままにあたふた動いていた小机は深山に「消えて」と命じられました。
深山は、こんなド素人をよくも忙しい現場に押し付けて!と3人を手配した部長の今出川孝雄(三浦友和~高野茂@Nのために)を罵ります。殺すっ!!
そのド素人小机は、ヘリで搬送されてきたもう一人の患者を診察しました。近くをバイクで走っていて吹き飛ばされたらしく、いかにも軽傷だったのが災いしましたね
。
一方の黒岩は、脳腫瘍患者=宅間浩(二階堂智~岡野洋介@まだ結婚できない男)のオペをする予定でしたが、患者の妻のみどり(堀内敬子~川奈咲子@パーフェクトワールド)からその態度を批判され、執刀医を代えてほしいと言われてしまいました。外科医としては超一流でもだらしない私生活のにおいが嫌われたのでしょうか
。
黒川は怒るでもなくあっさり手を引きました。
仕方なくオペをすることになった深山に西郡が助手を申し出ます。
もう麻酔も掛けて、西郡が先に進めていたところで、またしてもみどりがやっぱり手術はしない、と言い出して深山を驚かせました。
みどりは、浩は昔とても穏やかな性格だったのに、この8年間はひどいDV亭主だったと語り、それが腫瘍が見つかってからというもの、また昔の浩に戻ったようだったので「腫瘍のせいで性格が穏やかになった」のではないかと打ち明けます。もし腫瘍を摘出してしまったら、また昔の暴力亭主に戻ってしまうのではないかと心配していたそうです。
深山は、今の浩の腫瘍のサイズなら8年ぐらいかけて大きくなったとも推察されるから、暴力的になったことこそ腫瘍のせいかもしれないと指摘しました。みどりと家族はようやく安心して喜びます。
が、いざ手術をしてみたところ、浩の頭部にあったのは腫瘍ではなくサナダムシでした。浩は脳嚢虫症だったのです。罹患したのは、腫瘍が見つかる直前に愛人と出かけたベトナム旅行に違いない
。黒岩は既に気づいていたようですね
。
家族はこれを聞いて戦々恐々としましたが、深山には手術は上手く行ったとしか言えません
。命がけの手術で人生観が変わる場合もあります
。
幸運なことに浩はそのタイプだったらしく、目覚めた浩は至極穏やかに「ただいま」と告げました。
冒頭でも触れましたが、アメドラのグッドドクターでも、同じように脳腫瘍で性格が激変したケースが扱われていました。でもこちらは、性格が変わったという理由で妻が夫を家から叩き出し、夫はホームレスとなってしまったという設定です。しかも夫の病が悪化したのは、妻が調達した薬が原因と来たもんだ
。いや~やっぱりアメリカ女性は強いですね~
。
一方、ド素人の小机が「何の異常もない」と診断したもうひとりの被害者は、刻一刻と症状が悪化していきました。体の麻痺がどんどん進んでいくのを看護師の小沢真凛(森田望智~藤見アイ@これは経費で落ちません!)に訴えます
。
小机ではダメだと悟った小沢は即座に近くを通りかかった黒岩を呼びました。黒岩はすぐに頸椎で硬膜外血腫が起きたのが広がっていると見抜きます。このままでは呼吸が止まる!すぐにオペだっ!!
黒岩の直感は見事に的中し、患者は命拾いしました。いや~黒岩があそこを通ってくれてよかったですね~
。まさに「運」ですわ
。
彼らに加えて、看護師の犬飼剛(福士誠治~高橋麻之助@まんまこと)も優秀そうです。
小机にはイラっとさせられそうですが、おばさんより先に深山が怒鳴りつけてくれているのでスカッとしますね
。
「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」は来週の放送も楽しみですね。
これまでに視聴した日本のドラマの視聴リストはこちらです
: 視聴ドラマ一覧~日本ドラマ編
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