こっち向いてよ、向井くん ネタバレと感想 第1話 様子見です
赤楚衛二さん主演のラブコメディ?【こっち向いてよ、向井くん】を覗いてみました。同じ時間帯の「ばらかもん」も見てみたけど、以前の「舞いあがれ!」のイメージが強すぎたのか、イマイチ乗れず、かと言って、この向井くんもねえええええ、とどちらもパスしようとしたのだけれど、途中でちょいと気が変わりました
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以下あっさりネタバレと感想(気が変わった理由)です
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概要
内容は、ほぼほぼ番宣にあった通りです。主人公の向井くんこと向井悟(赤楚衛二~白浜優斗@ペンディング・トレイン)は、仕事もできるし、性格もよし、見た目もまずまずという男性ですが、この10年間、1度も恋をしなかったそうです。現在は母の公子(財前直見~祐椿尼@おんな城主直虎)、妹の武田麻美(藤原さくら~萩原凛@ファイトソング)、そして麻美の夫でスパイス&バーを経営する元気(岡山天音~下戸陸太@ミステリと言う勿れ)と4人で暮らしています。
悟が恋に縁がないのは、10年前につきあっていた元カノの美和子(生田絵梨花~田辺美鈴@ビブリア古書堂の事件手帖)の言葉が心に深く突き刺さっていたからです。彼は彼女に「ずっと守ってあげたい」と言ったそうなのだけれど、彼女は「守るって何?どうやって?」
と聞き返したのだそう。悟は答えることができませんでした
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みわこが去って以来、悟はずっと「自分が頼りないから振られた」と思いこんでいたそうです。
それが10年後の今、弟のレストランの常連客でほぼほぼ初対面の女性=義坂井戸洸稀(波瑠~桐沢史織@未来への10カウント)から「守るなんて言われると見下された気がする」と言われてしまいます。悟は大いにショックを受けました。俺は勘違いをしていたのか?
その一方で、悟は会社の新人の中谷真由(田辺桃子)からいかにも気のあるそぶりを見せられます。しかも、この真由を気に入ったらしい後輩の河西翔太(内藤秀一郎)が積極的に彼女にアプローチしているのです。真由はいかにも困ったそぶりを見せていたため、悟は「彼女を守らなければ!」と思ってしまうわけですヨ(;´Д`)。
でもそれまた大きな勘違いで、実は真由は、悟ではなく河西の方をすっかり気に入っていた、という展開ですΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン。
これもまた洸稀から「勘違いしてただけでしょ?」と言われてしまいました。も~立つ瀬がありませんよね
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まとめ
まあこれはそう見せようとする演出だろうからしかたがないけど、悟はちっとも悪くなかったとおばさんは思いまするよ。確かに「男が女を守る」というステレオタイプはもう捨ててもいいと思うし、その方が本人も楽だと思うけれど、だからと言って「守ろうとすることが悪いこと」だとは思いません。それはあくまでも「優しさ」であって「押しつけ」でなければ、むしろありがたいことでしょう?逆に「守られたくないわ!」と意地を張るのもどうかと思う。
でもそういう洸稀も、たぶん「憧れの人」らしい環田和哉(市原隼人~益野紳祐@教場0)から褒められて嬉しそうにしていましたよね。そんな自分に、勘違いをするな、と戒めていたようです。
このドラマが「不器用な男の子」を批判するだけの物ならやめようと思ったのだけれど、そうじゃなくて、彼らが重荷を下ろせる社会をめざしたり、また「女性」のステレオタイプを壊そうとするあまり、そのことだけに躍起になって逆に「別のステレオタイプ」に縛られてしまいそうな女性陣の肩の力を抜かせようとするのなら、見てみても良い気になりました
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「女の子って人格はないの。人それぞれ、相手に合わせて考えて」~は確かに正論なんだけど、それならなぜ男性が「女性」を十把一絡げに捉えようとしがちなのか、にも目を向けてほしい。
このドラマが何を描こうとしているのか、もちっと時間をかけて見定めてみようと思います。