VIVANT ネタバレと感想 第8話 裏切りはフェイク?ベキもそれに気づいた!?

日曜劇場【VIVANT】(ヴィヴァン)は8話もまた意外かつ好ましい展開で面白かったですね〜😍。これまでもずっと「主義主張のないテロ」という点が引っかかってはいたのですが、なるほど、そういうことだったのですね。以下早速ネタバレですVIVANTのネタバレ感想いきますよ〜( `ー´)ノ

ベキの心中

ベキが、勾留中の乃木に会いにやってきました。乃木ならずとも、当然、ここは父と息子、40年ぶりの感動の再会か!?と思いきや、ベキは怖い顔で乃木に自分の拳銃を渡して、それで黒須を殺せと命じます😨。本当に裏切ったのならできるはずだ!😤

乃木が戸惑っていると、ノコルがその拳銃を取り上げて、自分の拳銃を渡しました。ベキの拳銃が汚れるという理由ですが、実際のところはまだ彼は乃木が別班の任務を帯びているかもしれないと疑っていて「いつも弾倉が満タン」のベキの拳銃では、乃木が黒須を殺した後にベキやノコルたちを皆殺しにするかも知れないと心配して、銃弾を1発だけ込めた拳銃を渡したのだそうです。

そこで乃木は最初の一発を外しました。それは黒須の猿轡をぶち抜きます。2発目は黒須の顔の前で発砲しましたが、空弾なので当然被害はありませんでした。

でも(ここはおばさんの妄想🐒)これでベキは「息子が血も涙も無い裏切り者💀」だと確信しました😱。しかも乃木に「射殺」された仲間たちは間違いなく「棺」に入れられて出国したとの報告も入ります

ベキは、息子が幼かった頃の彼に対する愛情を、今の乃木に注ぐことができませんでした。なぜならベキは今でも「冷酷なテロリスト」などではなかったからです!?💜

テントの正体

なんとなんと、テントが「テロ」を行っていたのは、貧困にあえぐバルカの人々を助けるためでした。最初は、内乱によって親を失った孤児たちを救済する孤児院を設立したのだそうです。彼らは「主義主張」のためではなく「金儲けのために戦っていました。3年前まではその活動も世界規模ではなく、テントの存在も知られていなかったのですが、3年前からそれがガラリと変わったそうです。どうやらベキは急いで「ある土地」を買い集めているらしい🤨。

その理由は不明ですが、実はそんな人道的な彼らですから、たとえ父に会うためとはいえ、仲間を殺し、国を裏切った乃木を手放しで歓迎できるはずがありません。ベキの目には、成長した息子が「冷酷な殺人鬼💀」に映ったことでしょう😭。

初めはポリグラフにかけ、次にはDNA鑑定も行い、ようやく乃木は間違いなくベキの息子の憂助だと証明してからは、その待遇こそ変わったものの、息子への愛情は微塵も感じられませんでした💦。それは乃木のIQや能力を調べてからも同様でした。見知らぬ孤児を助けるほど愛情深い人がなぜ??ちなみに黒須も手当を受けて順調に回復しているそうです👍。

ベキは「血のつながった優秀な息子をこのまま牢に入れておくつもりか」というノコルの問いにこう答えています。仲間を裏切り、殺し、ここに来た(非情な人間を「息子」として愛することは難しい)が、でも「ここ半年が正念場」だから、代え難い能力を持っているなら、それを利用する!😤

ベキは、テントの幹部のバトラカ(林泰文〜鵜飼吉久@アトムの童(こ))に命じて、乃木に収支報告書のデータを渡しました。それは幹部しか知らないであろう、いわゆる「裏帳簿」だったそうで、乃木はその数字からテントの実情を悟ります。

不明だった軍事関係の経費については、バトラカが、自身の運営している軍事演習場に連れて行って教えてくれました。彼はY2Kという民間軍事会社(PMSC)を経営していて、この会社が政府から要請を受けて災害や紛争を処理し、軍事力を提供しているのだそうです。またそこで多くの優秀な兵士たちを見極め&育てて、テントに送り込んでいるのだそう。(ここもなんでY2K=2000年問題?なのかな🤨)

幹部たちへの報酬は一人頭約2千万ドルと桁外れですが、それはそのほとんどが児童養護施設の運営に使われていました。乃木のテントに対する考えが大きく変化します。世界中の諜報機関から恐れられているテントの実態は、国からも政府からも顧みられずに苦しんでいた孤児たちを救う慈善活動家だったとは!?😨

ベキは、あのアリも、家族を殺されながらも最後は組織の秘密を守ったということで、自由にしてくれたそうです❣️。あんなに怯えていたのにね〜。ベキの優しさを知らなかったとは😜。

カギは乃木の"あの能力"

そして、ある時を境に乃木に対するベキの態度がコロリと変わりました。ベキが乃木の特技である「ものを測る能力」を知った時です

ベキは乃木を彼らが運営する児童養護施設に連れて行きました。その中の1つ、青年用の養護施設で「食料が足りない」という訴えがあったのですが、乃木は、ご飯が盛られた皿を手にし、その重量がスタッフの説明よりも少ないことに気づいたのです👍。案の定、そこの責任者のヤスダ(音尾琢真〜鳥居元忠@どうする家康)は配給された米を着服し、ロシアに横流ししようとしていました👿。その米も、ベキが子供達に食べさせるため、わざわざ日本から良質なうるち米を購入しているのだそうです。

ベキは、目の前で乃木が10g単位でご飯の重量を言い当てたのを見て、自分もまたその皿を手にし、誤差はどれぐらいだと尋ねました。乃木は1キロにつき10グラム程度だ、と答えます。

リアル視聴していたときは気づかなかったのですが💦、朝になってピンと来ました。ベキはきっとこの出来事から、乃木が「重さの違う拳銃」が何を意味するのかを瞬時に悟ったに違いない!と気づいたに違いありません😁。つまりですね、普通の人なら拳銃に何発銃弾が入っているかなんて気付きませんが、乃木なら気づくということですよ。乃木はそれ=ノコルの拳銃の弾は1発だと気づいたからこそ、最初の1発を外し、2発目は(安心して)黒須の頭を狙ったに違いありません

ベキは乃木に、ノコルと同じ純白のデール(位が高い人が着るのかな🙄)を与え、ふたりは「兄弟」だと言い渡しました。ノコルは、やはり養子らしいですが、れっきとした自分の息子だと宣言し、兄弟で力を合わせていけ、と語り聞かせます。憂助、お前の力を見せてくれ!🤗

乃木の真意

ノコルは父の豹変を疑問に思いながらも、渋々、乃木を自分の会社「ムルーデル」(意味は「夢」)へ連れて行きました。そこで乃木に「コストカット案」を作成するよう命じます。乃木は、そのためにここ10年の損益計算書を見せてほしいと頼みますが、ノコルは必要ない、と無視しました。でもこのやりとりを聞いていたバトラカがベキに報告して、資料を用意してくれます。

乃木はその資料を見て、上でも触れたように、テントがこの3年で急速に土地を買い集めていることに気付きました。

組織を危険に晒してまで大規模なテロを請け負い、購入を進めているこの土地に、いったいどんな意味があるのか?そこまでベキを突き動かす何がこの土地にあるというのか??

最終標的地が日本の意味は果たして??テント解明の鍵はこの土地にあるに違いないっ!!😱

最後の乃木のこの言葉からも、乃木は決して別班を、日本を、裏切ってはいないことが偲ばれますよね👍。乃木はきっと今でも別班としてテントを探っているに違いありません。それは予告からも明らかでしょう。予告では、そうした乃木の真意をベキが言い当てていたようでした💦。

ほかアラカルト

柚木とジャミーン

乃木は柚木宛に、自分の預金通帳や持ち家の権利書と鍵を送り、自由に使ってほしいとの手紙を添えていました。薫さん、ありがとう🌹。柚木はジャミーンと一緒に乃木家に住むことにしたそうです。そこで乃木の帰りを待つつもりです💜。

野崎はドラムと口裏を合わせて、乃木とは連絡がつかないことにし、何も話さずにいました。そしてドラムに「いっそ柚木と一緒に乃木家に住むか」と揶揄います。純情なドラムは、独身女性である柚木と自分が一緒に住めば彼女の名誉に傷がつく😱、と慌てて断ります💦。それでドラムは野崎と暮らすことになりました🤭。

乃木の過去

乃木は、両親と引き離された後、人買いに突き飛ばされて頭を打ち、記憶を無くしたのだそうです。物乞いをしている時に飯田(和田聰宏〜鮫島裕二@知らなくていいコト)というジャーナリストに見つけてもらい、日本に連れ帰ってもらったのは以前聞いた通りですが、同じ頃、ベキも乃木が日本に帰国した可能性を考えて、部下に捜させていたのだそうです。でも記憶を失った乃木は「丹後隼人」と改名されてしまったため、見つけることができなかったらしい。

また乃木は陸上自衛隊に入隊した後、その才能を見込まれて「心理戦防護課程=諜報特殊部隊」の試験を受けるよう勧められたそうです。厳しい試験にパスした乃木は別班への配属が決まりました。その後は、表向きは東大の大学院生として、裏では別班員として特別訓練を受けたのだそう。最初の任務は大学院を卒業する時で、中国のスパイだった官僚を自殺に見せかけて殺すことでした。乃木はその時初めて人を殺したそうです。

まとめ

このドラマ、ずっと「コメディ」に分類していたのを今回、最後はぜひそうならんことを願って「サクセスストーリーに変更いたしました🤗。前回はものすご〜く悲劇的な要素を感じたのですが、今回は違ったのですよね。今ではすっかり大どんでん返し!🎉があるんじゃ無いかと期待しておりまする😁。来週は7時からタップリ特番も放送されるとのことですから、今からとっても楽しみです💕。

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みちる
2023/09/05 (Tue) 13:26

No title

こんさん、こんにちは。
ベキの態度が軟化した理由って、やっぱりそれですよね。見ているときは、その能力による小さい頃の印象的なエピソードでも思い出したのかな~なんて思っていたのです。視聴中はストーリー展開についていくのに夢中で、あまり考えている暇はないので(笑)。
でも、見終わって、ふむふむと回想していて、もしかしたら……と思い、こんさんのブログで「やっぱり~」と確信しました。最後は親子でしっかりハグできるといいな。
まだ一波乱も二波乱もありそうですが、ハッピーエンドになってほしいです。

こん
みちるさんへ
2023/09/05 (Tue) 16:28

右に同じ!( ´ ▽ ` )ノ

みちるさん、こんにちは〜(^^)/。

>その能力による小さい頃の印象的なエピソード

>視聴中はストーリー展開についていくのに夢中で、あまり考えている暇はない

私もまったく同じですよ〜( *´艸`)。私の場合は、今回は終わるとすぐに寝ちゃったので、翌朝、目が覚めた時に、あ〜あのピストルだわ、きっと!(゜o゜)と思いつきました(爆。

なんだかんだ言って、これまでは皆「優しい展開」なのですよね〜。怖かったチンギスも立場が変われば良い人だったし、ベキも冷たい人かと思ったのに違っていました。だからきっと、最後はハッピーになれるんじゃないかな〜と私も期待しています(^ー^)。こん