VIVANT ネタバレと感想 第9話 日本はテントの標的ではなかった

日曜劇場【VIVANT】(ヴィヴァン)は9話も実に面白かったですね〜。7時からの特番も頑張って副音声で見ていましたが、途中で寝ちまって、結局は本編の録画を今朝視聴したおばさんです🐒。特番も録画はしていたので(副音声は聞けないけど)あとでゆっくり楽しむ予定でおりまする😁。

あ〜本当にお祭りみたいな夜でしたね〜。本編も実に楽しかったです。最後の部分も、個人的にはそんなに驚いてはおりません。だって、ノコルはともかく、あの「かつての日本は友人や隣人を大切にし、助け合いの心を持つ慈しみ深い国だった」と語ったベキが、あの結果に怒るはずがないもの。以下早速ネタバレですVIVANTのネタバレ感想いきますよ〜( `ー´)ノ

ベキが土地を買い占める理由

ベキは、まるで乃木の心を読むかのように、次々とその疑問に答えてくれました。今回は「バルカ北西部の土地を買い占めている理由」についても、隠さずに教えてくれます。その土地の地下から半導体の原料となるフローライト(蛍石)、しかも純度99%の鉱物が見つかったのだそうです。きっかけは、3年前に起きた地震でできた割れ目に、ノコルの孤児院の子供が落ちたことでした。彼を助けに地下に降りたノコルがそこでフローライトを見つけたのだそう😍。

調査の結果、広大な土地一帯に大量のフローライトが眠っていることが判明しました。ベキは、これを採掘して得る半永久的かつ莫大な利益で、孤児や貧しい人々を助けようとしているのだそうです👍。でも、クーダンに近く、フローライトを運搬するためには是非とも必要な一画がまだ購入できていません。他より地価が高いその一帯を購入するためには3千万ドル(42億)かかるそうで、なんとかかき集めてもまだ1千万ドル足りないそうです💦。

一刻も早く土地を手に入れなければ、政府や外国企業に知られてしまう〜そうなったら、世界を巻き込んだ争奪戦になることは必須👿。ベキはそれで大きな仕事を引き受けようとしていましたが、そんな時でも「被害を最小限」にすることを忘れません。今回は石炭工場の爆破を請け負ったそうですが、その計画段階から被害想定の計算をしていたことに、乃木は驚きを隠せませんでした😨。

これまでのテロも、すべて、一般人の被害を抑えるよう配慮して行われてきました。それがベキの流儀だったのです🌹。

乃木が協力

それで乃木は、自分に任せてくれれば、一滴の血も流さずに1千万ドル手に入れて見せると申し出ます。別班の機密情報を駆使して、株の信用取引を行うのです。別班でもこの手を使って資金を調達していたそうで、乃木はその担当だった黒須になりすますことにしました。契約は1週間後に迫っているそうですが、うまくいく保証は「ない👻」そうです😅。

ニコルは呆れたけど、ベキは乃木を信じました。黒須のスマホを用意させ、乃木は見事に1千400万ドルの利益を出します🎉。これにはさすがのノコルも乃木を認めざるを得ませんでした。彼は食事の際に乃木にワインを注ぎに行きます💜。この様子を見たベキは嬉しそうに、これからも、兄弟、力を合わせて助け合っていくよう促しました。それで乃木は、本当の家族になるために、これまでのテントの歴史について教えてほしいと頼みます。

テントの歴史

結婚してバルカへ

ベキはこれを承知し、ベキの過去を語り始めました。生まれ故郷の説明から始まり、次男である自分は家業を継げなかったので、代わりに勉強しろと命じられ、田舎の名誉職である警官を目指して東大に入ったのだそうです。その後すぐに明美と出会い、結婚の約束をしました。

出雲大社で式を挙げた後、ベキは公安部外事課に配属されてバルカの任務に着きました。武装勢力の内部まで調査するため、外交官としてではなく、農業使節団に扮したのだそう。本来なら任務は機密事項ですが、ベキは明美には打ち明けていました。

同胞の裏切り

その表向きの任務も成功し、皆から「ノゴーン・ベキ」と慕われていた頃、ベキと明美は憂助を授かりました。3人はとても幸せに暮らしていましたが、憂助が3歳になった頃、イスラム武装組織の動きが活発化し、一家が暮らしていたノバク村にもその手が伸びてきたのだそうです😨。

ベキは逃げるしかないと判断し、公安に連絡してヘリが迎えに来ることになりました。が、仲間は飛行許可証を偽装してまで助けにこようとしてくれたのに、指揮官が引き返すよう命じたのだそうです😱。親子3人で逃げていた回想シーンがその時の様子です。日本人の子供は高く売れたのか、憂助は人身売買業者に引き渡され、ベキと明美は捕まって、酷い拷問を受けたのだそう😭。

逃亡の際に撃たれていた明美は「憂助はきっと生きている。私たちをこんな目に遭わせた奴らに復讐して!」と言い残して亡くなったそうです。ベキも「日本に乃木卓などという人間はいない」と見捨てられ、武装勢力に撃たれて埋められそうになったところを、当時彼らに雇われて雑用をしていたバトラカが、可哀想に思って助けてくれたのだそうです💕。

それからベキは必死になって憂助を捜し歩きました。ようやく見つけた憂助ぐらいの日本の少年が死んだと聞いて、もはや生きる気力を無くしたベキを、再びバトラカが救ったそうです

ノコルとの出会い

役所から連絡を受けたバトラカがベキを家に連れ帰った後、ベキは偶然「ノコルに出会いました。バトラカが用意してくれた食事も口にせず、いっそ死にたいと思っていたところに、ノコルの兄が生まれたばかりのノコルに食べ物を与えたいと、ベキに銃を突きつけたのです。ベキは抗う気力もなく、食料を渡しましたが、その少年はすぐにバタリと倒れ込みました。ベキが慌てて駆けつけると、息も絶え絶えになりながら、弟に何か食べさせてほしい、と訴えます。ノコルをお願い😭。

生まれたばかりのノコルを抱き上げたベキは、その小ささと温かさから憂助を思い出しました。生きてこの子を育てろ〜ベキはそう言われた気がして、ノコルを命に代えても守ると誓ったそうです。こうしてベキはノコルの父になりました💐。

新たな使命

それからベキは、明美と暮らした家に戻り、新たな生活を始めます。内乱が激しくなったバルカでは、武器など持ったこともないバトラカも、銃を修理して武装しようとしていました。ベキはバトラカに、自分が日本の諜報員だと明かし、バトラカをはじめとする村人たちに銃の使い方を教えたそうです。そこにはピヨもいました。

それからは、噂を聞いた近隣の村から護衛を頼まれるようになり、出かけた先でアディエルと出会ったのだそう。アディエルは結婚して家庭を持ったのでテントには入らなかったけれど、それまではベキがノコルと兄弟のように可愛がって育てたそうです。アディエルが住んでいて、乃木が看病してもらったあの家は、ベキがアディエルの結婚祝いに贈った「憂助が生まれた家」だったそうです

ベキは、アディエルのような孤児を一人でも多く救って、お腹いっぱい食べさせたくて、孤児院を作ることに決めました。子供たちの未来を守ることこそ自分の使命だと感じたそうです。そのために「テント」を作りました。テントという名も「家族や仲間が集う場所」にしたくて命名したのだそう。大切な人々が集まる場所にしたかった

組織が拡大するにつれて依頼も増えていったけれど、依頼者の中にはその存在や目的を知られることを恐れ、それを隠すために、テントを「主義主張を持った世界的な犯行グループ=テロリスト」に仕立てたいと願うものが出てきたそうです😤。ベキは、声明は出せないが証拠なら、と譲歩し、それでできたのが、乃木家の家紋を模ったテントのマークだったのだそう。

日本がターゲットではなかった!

ノコルは乃木に、テントは日本で行動していないのに、なぜ別班はテントを追うようになったのか、と尋ねます。ノギは、テントの最終標的が日本だとの噂を聞いたからだと答えました。でもベキはこれをきっぱり否定します😱。確かに、公安に裏切られた当時は公安を恨み、日本への憎しみも抱いていたけれど、ノコルに出会って孤児たちのために生きると誓ってからは、この地で必死に生きるだけで、日本への恨みなど無くなったそうです。実際日本を狙ったテロの依頼もあったけれど、ベキが全て断ったのだとか。

私が祖国を狙うわけがない

そんなベキに乃木が野崎直伝のお赤飯を作って食べさせたシーンは感動的でしたよね。ベキにとっては40年ぶりのお赤飯だったそうです。最初は仏頂面だったノコルも、いざ食べてみたらかなり美味しかったらしいのに、マズイ、と言って皆から失笑を買っていました😂。

裏切り?

それから2週間ほど経ったある日のこと、バルカの国土交通大臣エイン(Batmend Baast)がノコルを訪ねてきました。彼は、地質調査の結果、ノコルが買い占めを進めている土地でフローライトを発見したと語り、こうした地下資源は国の未来を決める財産だから、一個人に採掘権を与えるつもりはないと豪語します。が、ノコルは既に3年前、自社のムルーデルと彼の親友のゴビ社長(馬場徹〜井手大@アトムの童(こ))が経営するベレール興産との共同出資〜6対4の割合で、バルカ北西部一帯の採掘権を取得するとの合意文書を前大臣のマハルと交わしていました👍。

寝耳に水のエインは、ほうほうの体で逃げ出しますが😜、問題はこの段階で政府が嗅ぎつけたことで、今後の計画に多大な支障を来たすことは避けられそうにありません。そればかりか、バルカ政府を通して各国にこの情報が知れ渡るはず😱。

ゴビは真っ先に乃木を疑いました。それはノコルも同様です😰。

折悪しく、日本にいるモニターからも衝撃の報告が届きました。乃木が殺したはずの別班4人が皆生きており、病院で治療を受けていたことが判明したのです💦。乃木は黒須と共に(また)拘束されてしまいました

ベキは乃木に、おまえは彼らを欺いて別班としてここに来たのだな!?と問いただします。もう嘘はやめてくれ!憂助!!本当のことを言ってくれ!

言うな!本当のことを言ったら殺されてしまう!!Fは必死で乃木を止めようとしますが👻、乃木は真実を話しました。私は、別班の任務としてここに来ました

黒須は、信じられないと言うかのようにかぶりを振り😨、ベキは、家紋の入った日本刀を抜いて振りかざします。やぁ〜っ!!😱

まとめ

いや、ベキが最初に乃木を受け入れられなかったのは、彼が仲間を皆殺しにしたことが最大の理由だったのですから、殺してなかったことが分かったら、たとえ「騙していた」としても、我が子を殺すはずがありませんよね最後のアレは絶対フェイク

それに乃木にとっても「テントは日本を狙っていない」ことが分かったのですから、もう「任務」の必要はないわけです。それは公安も同じなのでは🤨?

別班(や公安)がテントを追わないのであれば、テントもまた彼らと戦う必要はありません問題解決(^^)/。んなことしたら逆に内政干渉になっちまうよね〜あ、チンギスは別でやんすが😅。

途中でノコルが「あなたは7回撃たれた狼だ」という言葉を思い出していたようなのがちと引っかかりますが、これはノコルが自分を奮い立たせる意味で思い出したのであって、彼が裏切り者だとかいうことじゃあないと思うんですけどね〜🙄。誰かが以前ノコルのことを打たれ強い人間だと讃えてそう言ってくれたんでない?🤔 百歩譲ってノコルがフローライトの情報を漏らしたのだとしても、それは乃木への嫉妬が原因であって、その気持ちは分からんでもないですし😔。

それにノコルも、決して悪い人間ではありませんよね😁。だって、ジャミーンが日本で元気にしていると知った時のあの笑顔の優しいことったら

おばさんとしては、テントの目的が人道支援だと知った今、別班であれ公安であれ、日本の警察組織が彼らを攻撃する理由はどこにもない!という結論で締めくくりたいと存じまする最後はハッピーエンド!。むしろ公安は昔ベキを裏切った罪滅ぼしでテントに協力してあげてほしいぐらいざんすよ😜。

ま、ドラマのオチ的には、やっぱり柚木も「任務が重ならない限り他のメンバーを知らない別班😈」の一人なんかなあと思わぬでもありませぬが💦、それで乃木とカップルになってはいかん!というわけでもないだろうし🤭。昔のヤクザじゃないんだから、それだって辞めようと思えば辞められるんだろうし😎。

とにもかくにも、来週の最終回が楽しみでなりませんね!

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