罠の戦争 ネタバレと感想 第6話 権力という名の媚薬(罠)

草彅剛さん主演のドラマ、【罠の戦争】は6話も見どころてんこ盛りで実に面白かったですね〜😍。社会派ドラマとしての「容赦なく辛辣な内容」ももちろんですが、展開がスピーディーで飽きさせません👍。以下早速ネタバレです罠の戦争のネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

あの日の真実

蛯沢浩輝の陳情

蛍原は前回、鷲津が蛯沢の兄=浩輝の陳情に対応したという記録を隠しました。案の定、蛯沢はそのファイルを目にすると兄の記録がないかどうか捜したそうです💦。見つからなかったという蛯沢に蛍原は(犬飼が🐵)書き忘れたのだろうとごまかしました😓。

でも蛍原は決してこの「事実」を隠したわけではありません。彼女はその記録を取り出して鷲津本人に見せたのです🌹。

これがまた実に素晴らしかったですね〜😍。浩輝が陳情に来た日は、犬飼が突然体調不良になったとかで事務所は煩雑を極めており「一度会った人の顔と名前はすべて記憶している」はずの鷲津も「たかが陳情に来た一般市民👿」を覚えている余裕はなかったのだそうです👎。

でも蛍原はそれを思い出した👌。そしてこれを鷲津に伝えずにはいられなかった。鷲津がそれを蛯沢に伝えるかどうかは鷲津の判断に任せ、それがどうなろうと「鷲津を心から信頼」している蛍原は、鷲津ならこの「偽善」を決して無駄にはしないだろうと信じたのですね。実際、鷲津は大いに反省していました😨。

それでも蛯沢には(まだ)どうしても真相を伝えられなかったけれど、今回新たに浩輝と同じようなケースに直面した時は、誠意を持って対応します👍。

浩輝の時は「何もしないと分かっていながら笑顔で善処すると語った💀」けれど、今回は、まず最初に「融資の相談は難しい」と断ろうとし(それだけでも誠実だ)、でもやっぱりそれだけではやるせなく、その時の自分にできる限りの「善処」をしました。自分の名刺を差し出して&融資してもらえるかどうかはわからないが、と前置きした上で、知り合いの銀行の支店長の名を教えます。さらに別れ際には、陳情者の体調まで気遣いました💜。一市民が代議士の元に来るまでにはそれなりに悩んだはずですものね。陳情をしに来た猪原は「その言葉だけで頑張れる😍」と満面の笑みを浮かべました🤗。

この様子を見ていた蛯沢は、兄も鷲津に会えていれば死なずに済んだかもしれない、と感慨深げに語りました。横にいた蛍原の心中は複雑ですが、鷲津なら、2度とこの過ちを繰り返さずに&痛みを知ったからにはより一層素晴らしい代議士になれるはず、と信じていたに違いありません

あとは鷲津が蛯沢にこのことを正直に伝えられたら良いのだけれど。蛯沢ならきっと分かってくれるだろうし、その方が鷲津も楽になれると思うのだけど。

泰生の事件

鷲津は、警察に隠蔽を指示したのが鶴巻だと知ると、なんとか鶴巻の弱みを握って真実を聞き出すことにしました。鶴巻はある決まった日に必ずどこかへ出かけているそうなのに、それがどこなのか、何をしに出かけているのか、誰も知らないのだそうです😈。鷲津は蛍原と蛯沢に協力を仰ぎ、鶴巻の後をつけることにしました

が、この尾行は鷹野ひいては鶴巻にも気づかれてしまい、なかなか尻尾を掴めません😔。そこで鷲津は、かつて鶴巻の不正を追っていたという熊谷にも手伝ってもらうことにしました。その結果、鶴巻が訪れていたのは医師の元だと判明します。

鶴巻が重大な病を隠しているに違いないと察した鷲津は、早速鶴巻を脅しに行くのですが、鶴巻は逆に、選挙の際の「限りなくグレーな金」を盾に鷲津を脅してきます😨。たとえ議員を辞めさせられようと、莫大な借金を抱えることになろうと、鷲津は怯みませんでしたが、こと泰生に誇れないことをした、という点だけは胸を痛めずにいられません😭。

それでもやっぱり「真相」を突き止めるのが先決だ、と思っていた矢先、総理が手を貸してくれました。竜崎もまたなんとかして鶴巻を排除したいのです。これもまた高い代償になるのは目に見えていますが💦、鷲津は飛び付かずにいられません。鶴巻は泰生の事件が起きたあの日、密かに誰かに会っていたらしいのです。それは監視カメラを調べれば明白になる

鷲津は即座に断るスタッフに竜崎総理の名を出して、あの日の監視カメラの映像を見せてもらうことにしました。そこに映っていたのは、やはり、鴨井ゆう子だったそうです💀。

夫から、鴨井と鶴巻は親しいと聞いた可南子は今回、鶴巻を探るために鴨井に接触を図りました。そこで鴨井の信念を知り、自分もまた「力」を持って弱き人々を救いたい😍!と切望したそうです。も〜このシーン見た時、先読み好きで傍迷惑なおばちゃんは「やっぱり怪しいのは鴨井だ😏」と確信しちゃいました🐒。

まとめ

可南子は「力」についてこう語っていました。他人を引きずり落とすためじゃなくて、誰かをすくい上げる力🌹。これこそが「正しい権力」であり、鴨井も最初は、否、今もきっとそうした権力を行使するのが政治家だと信じているに違いありません。

でもそれには本当に「厳しく公正な目」が必要です。自分の身内にだけは「例外」を認める、多忙を理由に「詭弁」を弄しても構わない、大義の前で小義は犠牲にして当然、では、その権力はすぐに「偽善」と化してしまいます。他人の葬式を「支援者を得るチャンス」と例えるその神経が良い(ひどい)例ですわ👎。「悲しむ遺族に寄り添ってできる限り慰めたい」という気持ちが先でしょう?😤

今の鷲津には蛍原と蛯沢、そして泰生が付いているから、なんとかギリギリのところで踏ん張っているけれど、彼だっていつ「そっち側😈」に転落するかわかりません。可南子も「権力という名の媚薬=罠」にたぶらかされそうです😓。

このドラマがその厳しさをどう描こうとしているのか、これからの展開が楽しみでなりませぬ🤗。

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