罠の戦争 最終回 ネタバレと感想 望み得る最高の結末に感動!
草彅剛さん主演のドラマ、【罠の戦争】も昨夜が最終回でした。あの誠実だった鷲津があそこまで堕ちてしまって、いったいどうやって這い上がってくるのか(来ないのか)、なんとも暗澹たる気持ちで見始めましたが、最後まで見てそんな杞憂はすっかり吹き飛んでしまいました💕。理想だけを描いた夢物語に終わらせることなく、かと言って悲惨すぎもしない=未来への希望を確実に示した本当に良いエンディングでした👍。
以下は最終回のネタバレですが、ドラマとしても実に迫力ある展開だったので、ご覧になれなかった方はぜひ、見逃し配信など利用されることを強くお勧めいたします。
気付けば孤独に
権力の魔物に取り憑かれた鷲津は、蛯沢に罵倒されても全く動じず、解雇を言い渡しました😈。これ以上誹謗するなら逆に訴えると脅します。そこにやってきた蛍原も鷲津を庇いました。蛯沢は、蛍原もまた隠蔽の事実を知っていたことに絶望し、つい、嫉妬をむき出しにしてしまいます。鷲津のために働くのは秘書としてではなく、彼が好きだからではないのか💢!?蛍原は怒って立ち去りました。
が、その蛍原も鷲津と決別を余儀なくされます。鷲津は総理の竜崎から、鷹野に脅されているからその弱みを探れと命じられたため、これをそのまま蛍原に頼んだのです。盟友だったはずの鷹野を裏切れと命じられた蛍原は、さすがに承諾できませんでした。すると鷲津は、あっさりと、それなら辞めろと言い渡します。蛍原は可南子にこの無念を訴えます😭。
可南子もまた(たぶん)なんとか夫の目を覚まさせたくて話し合いの場を持とうとしましたが、鷲津は忙しいの一点張りでまったく相手にしませんでした。それで可南子はついに「離婚」を決意します。離婚届に必要事項を記入して、鷲津にこれを渡しました。鷲津は必死に押し留めようとしますが😱、可南子の決意は揺るぎません。泰生もまた可南子に付いていくそうです。
その泰生は可南子に、鷲津が権力に取り憑かれたのは泰生のせいだと悲しんでいたそうです。鷲津はこっそり泰生の学校へ様子を見に行きました。すると泰生は、いじめられていた生徒を助け、その彼から礼を言われると「普通でしょ🤗」と笑っています。これが鷲津の目を覚まさせました😨。
選挙資金不正疑惑
一方で蛯沢は、千葉県警に行き、鷲津の不正を訴えました。が、蛯沢は具体的なことを何も知らなかったため、いまいち決め手にかけます。でも、刑事の鮎川(神保悟志〜三寸の又五郎@善人長屋)は、蛯沢の話を無視せずに、鷲津事務所に聞き込みにやってきました👍。鷲津は鮎川の本気を察し、ますます焦り出します💦。
また熊谷も動き出しました。蛯沢の話から、金を受け取った市議は馬場に違いないと当たりをつけた熊谷は、すでに県警が動いているから逮捕も時間の問題だと馬場を脅して裏を取り、記事ですっぱ抜きました。竜崎はこれを機に、早くも鬱陶しくなった鷲津を遠ざけようとします😈。首席補佐官を辞退しろ。その代わり不正疑惑はこちらでもみ消してやる
。
ほとぼりが覚めた頃に必ず大きなポストを用意すると言われて渋々承諾した鷲津に突きつけられたのが離婚届です。
最後の罠
自分が権力の虜になっていたことに気付かされた鷲津は「己の過ち」を武器に反撃を始めます。ここではまだ鷲津の改心は視聴者に知らされません。鷹野から「竜崎の闇社会とのつながり💀」を聞かされても、猫田が聞いていることを察して、わざと敵対して見せました。その上で、竜崎に、首席補佐官を辞退する「記者会見」を開かせてほしいと頼みます。会見の最後で鷹野のスキャンダルをぶちまけると聞いた竜崎はこれを了承しました😜。
時を同じくして、気の毒な貝沼は警察に連行されて、厳しい取り調べを受けています😭。また可南子は鷲津に、離婚後は政治家を目指すと伝えました。まずは市議から始めていずれは国政に打って出る。そうしなければ弱者を救うことはできない=弱者を救うのはやはり政治家しかいない。鷲津は可南子を抱きしめて「がんばれ🌹」とエールを送ったそうです。
その一方で鷲津は、熊谷や鷹野の協力を仰ぎました。会見ですべての真実を暴露する。途中で邪魔が入ったら、即事務所に戻って、ネットで続きを配信する。これには蛍原や小鹿も力を貸してくれました。特に蛍原は、文字通り体を張って、押し入ろうとする猫田たちを阻止します。
この作戦は見事に成功しました。鷲津は真っ先に自分の不正を謝罪した後、鶴巻の不正から竜崎の反社とのつながりまで、すべてを暴露しました。猫田たちが必死で事務所に押し入ろうとする姿もすべてネットに流されます
。
秩序が壊れる?国が乱れる?ガス抜きのために総理を替える?何が秩序だ!この程度で壊れるのものなら壊れればいい!!古いものがなくなったら新しい芽が出る。不正を隠蔽してまで守らなきゃいけない政治なんて、壊れちまえばいいんだ!!💢
新しい芽🌱
鷲津は蛯沢に謝罪し、花が咲いて消滅した竹林にも新しい芽が出ると学んだことを伝えました💐。竜崎が退任を余儀なくされると、鶴巻が背後にいる蛭谷が新総裁に選ばれますが😈、一方では新しい芽も出てきます。可南子は鴨井の後押しを受けて、鷲津が辞職した後の補欠選挙に出馬し、見事に当選を果たしたのです🎉。
蛍原はその可南子の秘書となり、蛯沢もまた早速面接を受けにきて秘書に採用されました。鷹野は可南子を祝福しながらも、やはり「ベテラン」が必要だと助言します。ちなみに貝沼は、髪型も新たに😁、その鷹野の秘書になったそうです🤗。
またそのベテランとして現れたのが鷲津亨その人でした😍。鷲津の不正は、馬場が献金の全てをネコババしたことから、不問に付されたのだそう😂。
経験も人脈も豊富だから最強の秘書だと自薦する元夫を可南子は即、採用しました。鷲津が、議員時代に失われてしまった晴れやかな笑顔で「やった!🤗」と喜ぶと、可南子もまた温かい笑みを浮かべて「お帰りなさい、鷲津さん」とねぎらいました。
自分たちの権力はまだまだ盤石だとほくそ笑む鶴巻と蛭谷が巣食うおどろおどろしい永田町に、新しく勢いのある新芽が芽吹いた瞬間です🌱。
まとめ
海千山千の政治家たちに対抗するには、権力欲の恐ろしさを自ら体験した人間が不可欠ですよね。待っているだけでは何も変わらないと勇気を持って踏み出した理想に燃える可南子と、それを支える鷲津の姿は見る者に大きな希望を与えてくれました🌹。現実社会でも是非、功名心に走ったり、足を引っ張り合ったりするのではなく、より良い社会を作るためにはどうすればよいのか、皆で真剣に知恵を絞り、力を合わせていただきたいものです。
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こんさん、こんにちは。
いい終わり方でした~。鷲津が蛯沢をクビにし、鷹野と袂を分かち、蛍原にまでクビを言い渡したときは、どうなることかと思いましたが。
生死の境をさまようような目に逢いながら、いじめを見過ごさなかった泰生くん、立派でした。こんな光景を見たら、やっぱり目が覚めますよね。
可奈子の秘書という形で、またチーム鷲津が集まれたのにもホッコリ。外れた貝沼はちと気の毒でしたが、鷹野のところにいるならいいか。
鶴巻はまだ地縛霊のように居座っていましたが、犬飼はすっかり毒気が抜けたようで。最後に「わ・し・づ」と名調子が聞けたのも楽しかった。銭、嘘、罠と、戦争シリーズはどれも面白かったです。