おかえりモネ ネタバレと感想 第13週(#61〜65)「手当」は心も癒す
清原果耶さん主演の朝ドラ、【おかえりモネ】の第13週は「風を切って進め」です。中長距離走(見るだけ)大好きなおばさん的には実に面白かったです😻。スポーツ気象、恐るべし👍。以下早速ネタバレです。
体づくり
鮫島のサポートをすることになったモネたちは、暑さに弱い鮫島の体質を改善するために、医師の協力を仰ぐことになりました。菅波には断られましたが、巡り巡ってその菅波がやってきます😼。朝岡が中村に打診したため、中村が菅波を寄越したのです😈。モネは、中村の姿を見た時に、なんとなくそうなる(菅波がやらされる🐒)のではないかと察していたそうです😁。
鮫島の体力と、気温ごとのパフォーマンスを綿密に調べた結果、鮫島は「深部体温が上がりやすい体質」だと判明しました。たまたま差し入れでもらったアイスクリームを食べた菅波は、深部体温を下げるには細かく氷を砕いた「アイススラリー」が良いのではないかと思いつきます。菅波自身は冷たい刺激に弱く、いつも「アイスクリーム頭痛」に悩まされてしまうのですが😵、鮫島は全く平気で氷もガリガリ食べてしまいます🙄。車椅子マラソンの選手たちは、競技中にドリンクチューブ(ストロー)を用いて水分補給をしているそうで、モネはそのストローで吸いやすい大きさに氷をカットしてアイススラリーを作りました👌。鮫島もこれを気に入ってくれます🎶。
誕生日
モネが21歳の誕生日を迎えました。菅波は、登米の患者が心配で来られませんでしたが、メールを送ってくれたそうです💜。例の宇田川も、密かに誕生日の横断幕を用意してくれました😁。
モネは部屋に戻った後、2年前に菅波から貰った中学理科の参考書を取り出して物思いに耽りました🌹。
プランB
順調に記録を伸ばしていた鮫島が、標準記録まであと少しと言うところでスランプに陥りました😨。暑さ対策は万全なのですが、鮫島は「面白くない😠」というのです。鮫島は、朝岡同様「風に強いランナー」と呼ばれていたそうで、誰もが嫌がる「向かい風」を切り裂いてぶっちぎりで前に進むのが快感だったのだそう💨。あの感覚は私にしか分からない😻。モネは、鮫島の過去のレースの記録を洗い直しました。そこである結論に達します💝。
風を切り裂く感覚で勝負してみても良いのではありませんか?
モネの言葉に鮫島はブチ切れました💢。これまで感覚でやってきて勝てなくなったから、理論を取り入れたのに、今更精神論か!?😡
二人のやりとりを聞いていた菅波は、鮫島が譲らなくてむしろよかった、とモネに伝えます。もし鮫島がモネの言葉を信じて従った結果が最悪だったら、お互いに耐えられないだろうから。
一方の朝岡も、選手を惑わせるようなことを言ってはいけないと注意しますが、モネの「感覚」にも一理あると認めてくれます💖。ずっと鮫島の練習に付き添ってその様子を見てきたモネだからこそ、何か感じるものがあったのだろうと察したのです👍。それでモネは、鮫島が「面白くない」と言ったのが引っ掛かったと答えました。鮫島はレースを楽しむタイプ、苦境に陥っても、なにくそと奮起するタイプだから、その気持ちを爆発させる何かが必要なのではないか🔥。しかも、選考会当日は、鮫島の好きな「風」が吹きそうなのです🎉。
朝岡はモネの勘を信じて「プランB」を立てました。当日、もし競技場で強い風が吹いたら、追い風のバックストレートでは体力を温存し、向かい風が吹くホームストレートでは、これを切り裂いてぶっちぎるという勝負に出てみてはどうか
?もし風が吹かなかったら、予定通りラップタイムをキープすればいい。
鮫島はでも、あまり乗り気には見えませんでした。それほど彼女は切羽詰まっていたのです。朝岡は、最後に決めるのは鮫島だと伝えます。
選考会当日
その日もモネはひとりで鮫島を応援していました。頑張れ、頑張れ!鮫島は「気が散るっ!💢」などと怒ったふりをしていましたが、モネはお構いなしで続けます
。そうこうしているうちに、ついに雲の流れが変わりました
。「鮫島さ〜んっ!風、吹きます!!
」モネは何度もそう叫びました。宇田川に書いてもらったボードも差し出します。風が吹きます!!🌿
鮫島は勝負に打って出て、見事、標準記録を突破しました🙌。そして「感覚」発言以来、ずっと冷たく当たってきたモネに、最初からプランBで行こうと思っていた😎、と打ち明けます。本当は、モネが「感覚」と言ってくれた時も、とっても嬉しかったのだそうです。私は永浦さんを信じたんよ💜。ほんまにありがとう。鮫島は、モネが信じた通り、根っからの勝負師だったのですね👍。
嬉しそうなモネを横目で見ていた菅波もまた嬉しそうです😁。
手当て
練習中に、鮫島の背中がつってしまったことがありました。菅波は医学的見地から「カリウム不足か?🤔」と疑いましたが、モネは優しく背中をさすります💖。それで鮫島はだいぶ楽になったようで、それを聞いた菅波は「手当て」(手を当てる)は治療の基本だと語りました。
後日、鮫島が強化指定選手に選ばれた後で、モネはずっと気になっていた菅波の苦悩について尋ねました。いつも自分ばかり話を聞いてもらっているから、とおずおず語るモネに、菅波は素直に打ち明けます。研修を終えて最初に助手として担当した患者の宮田(石井正則〜一ノ瀬悟@青のSP)は肺がんの初期でした。宮田は有名なオーケストラのホルン奏者だったため、できるだけ肺を温存したいというのが本人の希望で、その方向で手術も決まったそうです。肺がんに気づいたのは菅波だったため、宮田は大層感謝し、演奏会にも来てほしいと誘ったのだそう🎶。
ところが、手術前の検査で、気になる所見が出ました💀。主治医は、手術ではなく、化学療法を併せた治療に切り替えた方が良いのではないか、もう少し時間をかけて慎重に判断したいとの意向を示したそうです。が、菅波は、宮田は半年後にとても大切な演奏会を控えているため、今からまた検査をしていたらそれに間に合わなくなるからと手術を主張したそうです。宮田は「恩人」である菅波の主張を信じ、主治医に手術を依頼しました。それで主治医も根負けし、手術を行ったそうなのですが、いざ胸を開いてみたら、ガンは思いのほか進行しており、予定していた温存は難しくなってしまったのだそうです。
あの時、主治医の言うように化学療法を併用していたら、あるいは腫瘍をダウンサイズができて、またホルン奏者に戻れたかもしれない。菅波は心の底からそう後悔したそうです。しかも後に家族から、宮田自身も迷っていたが、菅波が言うのだから間違いないと菅波の言葉を信じたのだと聞かされたから尚更でしょう😔。宮田は、親身になってくれた菅波の言葉を信じたかったのです。
菅波は、自分がもっと冷静に判断していたら、宮田は全てを失わずに済んだ、と嘆きました。俯いて黙りこくった菅波の背中にモネが手を当ててさすります🌹。こぼれ落ちる涙を拭った手も当てて、両手でさすり続けました。
ほか
あの内田がかつては「モデル」をしていたことが判明しました❣️。今や「菅波とモネをくっつける応援団」のリーダーと化した明日美がこれを知り、ガンガンアタックしています😏。
感想
鮫島が、地道な努力を積み上げた上で、最後は自分の得意な方法で好記録を出せたのがサイコーに痛快でしたね👍。また菅波の過去の件はなんとも切なかったですわ。それで菅波はいまだに、たとえどんなに患者に尽くしたとしても、周りがどんなに感謝しても、満足することができないのですね😿。
うーん、医者も人間ですから決して万能ではないし、ましてや研修医に毛の生えた若造(🙇♀️)の言うことを信じてしまった宮田にも、酷な言い方ですが、やっぱり責任はあると思いまするよ💦。しかも宮田は40代だったのですものね。人間はどうしても「自分の信じたいことを信じてしまう」ものですし、むしろ、希望を与えようと頑張ってくれた菅波には感謝しているのではないかしらね🤔。そんなに急激に進行したのだとしたら、どのみち温存は難しかったかもしれませんし〜とは結果論に過ぎませんから、菅波にしてみれば、やっぱり、自分が許せないですよね😓。だからこそ、今の菅波の言葉なら大いに信頼できるし、だからこそ中村は、傷ついた彼の心に訪問診療という「塩」を塗りたくっているのでしょうからね😅。
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