エール ネタバレと感想 第12週(56~60話) アナザーストーリー
朝の連続テレビ小説、【エール】の第12週は「アナザーストーリー」です。
登場人物の多い朝ドラではこうした試みは嬉しいですよね。こうして昔の体験や思い出を綴るだけなら、小山田耕三氏のエピソードがあっても良いのではないかと感じました。あのままでは「新人を苛める狭量なジ〇イ
」で終わってしまいますが、そんな彼にも共感すべき過去があったと示せたら(若者役は代役でも大丈夫ですし)、志村さんファンにとっても嬉しいことなのではないでしょうか
。な~んてこんなところで言っても天下のNHKさんには聞こえませんね
。
さて以下は今週のネタバレです。個人的には三浦環と藤田嗣治のラブストーリーが気になりましたが
、どうやら実話ではないようです
。
まずはでも「お父さん」ですね。あ~そんな宝くじがあったら、母にも当ててもらいたいですわ~。生きている時はくじ運めちゃ強かったんですけどね~
。
安隆が、あの世で宝くじに当たりました。2日間だけこの世に戻って家族に会えるというものです。安隆の姿は家族にしか見えません。
安隆はまず音のもとを訪れました。音はクラシックな幽霊スタイルの安隆に驚きながらも、これが現実だと分かると冷静に振舞います。むしろその反応に安隆が拍子抜けしたほどです。
音は安隆を書斎に案内し、夫は作曲家なのだと説明しました。安隆は、良い人を見つけたと喜んでくれます。
安隆は、閻魔様からもらった小遣いを音に渡し、団子を買ってきてくれと頼みました。それでようやく実感が湧いた音は安隆に抱き着きます
。
その安隆がこの世に戻ってきた実感を味わったのは団子を食べた時です。いや~この世の食いもんはうまいのう!
そう言いながら、自分が助けた子どもが駅員になっていた、と話しだしました。安隆は真っ先にその子を見に行ってきたのだそうです。
身体が勝手に動き、家族のことは頭になかったとすまながる安隆に、音は(あの時は悔しかったけど)今は誇らしいよ!と伝えました。安隆はどんなにホッとしたことでしょう。
でも安隆は、音が歌を辞めているらしいのが気がかりだったようですね。その後帰ってきた裕一を見て安心はしたようですが、また是非歌ってほしいと言って、妻のもとへ行きました
。ちなみに吟は驚かせるといけないので会うのを控えたそうです。
光子は、安隆の期待通り、目いっぱい驚いてくれました。がすぐに気を取り直し、安隆をダンスに誘います
。
すっかり元通りの夫婦になったふたり~光子は早速娘の梅の相談を持ち掛けました。梅は、親友だった子が小説の新人賞を取ったことでひどく落ち込んでいたのだそうです。
その梅は「幽霊など小説の世界ではよくあること」と言って、まったく驚きませんでした
。
安隆はそんな梅に、まずは「負け」を認めることから人は成長できるのだと教えます。安隆も、職人の岩城に勝てないと認めて初めて経営に専念できたのだそうです。
梅は、その岩城は光子が好きだ、ふたりが結婚したら辛いか、と尋ねました。でも安隆は二人とも大好きだから嬉しいと笑います。梅はそんな父のように大らかになりたいと強く願ったようです。
安隆は台所にいた光子のもとへ行き、これまでの苦労をねぎらいました。そろそろ帰るという安隆に光子は「またあの世で」と伝えます。次に会う時は光子があの世に行く時です。
安隆はその後作業場に寄り、「再婚を許す」というメモを書き残しました。岩城はこれに気づくとすぐ、安隆といる光子が好きなのだと書き加えます。岩城はずっと光子を側で支えるつもりなのですね。
安隆は安心してあの世に戻っていきました。
さて次はバンブーの夫婦です。ここはあっさりと。
保と恵が初めて出会ったのは、保の古本屋でした。恵は文学に造詣が深く、保とすぐに意気投合します。
そんな二人を見ていた常連の木下(井上順)は、最初は温かく見守りますが、次第にヤキモキするようになります。その気持ちを鋭く代弁したのが、木下の親戚の久志でした
。おませな久志は、恵の左の薬指に光る指輪にいち早く気づき、早く告白したほうがいいとアドバイスします
。
そうしないと彼女は月に行ってしまいますよ!
恵をかぐや姫になぞらえ、保が一念発起してプロポーズをし、これに成功して結婚したことから、ふたりで始めた喫茶店の名前を「バンブー」(竹)に決めたのだそうです。ちなみに指輪は単なるファッションだったというオチ付きです。
さて最後が環です。
環はオペラ歌手になりたくて、声楽を学ぶためにパリに留学しました。そこで新進気鋭の日本人画家=今村嗣人(金子ノブアキ~石橋卓也@シャーロック)に出会います。同じ夢を持つふたりはすぐに恋に落ち、同棲するようになりました
。
毎日地味な練習ばかりでちっとも芽が出なかった環は、ある日、プッチーニの「蝶々夫人」のオーディションが開かれると耳にします。この千載一遇のチャンスを逃すまいと、環はすぐにミラノに飛びました。環には応募資格はなかったようなのですが、必死で頼み込んで歌わせてもらったそうです。他の受験者からは「掃除婦」扱いされたのもまた悔しかったでしょうね~
。
それでも環はなんとか一次審査に通過しました。環が喜んでいると、嗣人は複雑な表情を浮かべます
。嗣人は周囲に期待されて開いた個展で、実に凡庸な作品で物真似ばかりだと酷評されてしまったからです
。
でも環も二次審査では落とされてしまいました。
ところがその後、環にビッグチャンスが訪れます。プッチーニの蝶々夫人はミラノでは大層不評だったそうで、今度はロンドンのオペラハウスで、キャストを一新して行うことになったのだそうです。そのオーディションに環が大抜擢されました
。
嗣人は嫉妬して喜んでくれませんでしたが、環は覚悟を決めてロンドンへ向かいます。その結果は見事合格でした!
環はアパートに戻って嗣人にこれを報告しますが、嗣人はまたしても喜んでくれません。嗣人はなじみのカフェの店主から、店で個展をしないかと誘われて喜んでいたところだったのに、環が掴んだチャンスとのあまりの落差に落胆してしまったのです。
君の失敗を願っている。
嗣人はそう言いながら、環といる自分が嫌でたまらない、と吐露しました。環という光の影でいるのは耐えられないと語り、環に歌を諦めてほしいと懇願します。も~これって男女が逆だったら、絶対に言わないセリフですよね。
もちろん環はそんな嗣人を捨てて出て行きました。私は光でいたい!
環はロンドンんで大成功を収め、ニューヨークへも公演に行きました。こうして双浦環は世界に誇るオペラ歌手となったのです。
一方で、嗣人は個展でその可能性を認められていました。他の絵は問題にならないが1枚だけ~環の蝶々夫人を描いた絵だけは才能が感じられる、と評価されたのです。でも嗣人は、それだけは決して売らないと固辞しました。そしてもうこのような素晴らしい女性には二度と会えない=作品も描けないと語ったそうです。
さ~てとりあえずは来週でしばらくお休みに入るようです。このままコロナも落ち着いて順調に撮影できるとよいですね
。
これまでに視聴した日本のドラマの視聴リストはこちらです
: 視聴ドラマ一覧~日本ドラマ編
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