黄金の日日 あらすじと感想 第13話 戦国哀史
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【黄金の日日】の第13話は「戦国哀史」です。あ〜やはりですね、どんな理由があろうと暴力に訴えるのは悪ですよ😠。現代で「自分が正しい」と信じているアノ人やソノ人が、己の信じるままに核ミサイルを発射させたらどうなるかと思うと、本当に空恐ろしくなります😱。現代も確かに理想的な時代とは言い難いけれど、やっぱり現代に&法治国家に生まれて良かったと改めて思ってしまったおばさんです。以下ネタバレのあらすじです。
木綿の火縄
信長は宗久に、堺の火縄銃は、命中率は高いが、火縄のもちが悪いと指摘しました。それは既に善住坊も承知していて、お仙の小舟で「木綿」を使った火縄を開発しています👍。これまでの火縄は竹だったそうですが、竹だと湿気に弱いので長持ちしないのだそうです。善住坊は水に濡れても乾かせばまた使える木綿を使用したそうです。
ところがこれが思わぬ災難をもたらしました😨。梢が火薬の臭いからお仙の舟を怪しんで、中を覗いて行ったのだそうです😵。梢は早速兼久に善住坊の生存を伝えました。
兼久はすぐに手下を引き連れてやってきます。助佐は兼久に、元はと言えば兼久が信長を狙えと善住坊に命じたのではないか、と抗議しました。どうか善住坊を助けてやってほしいと頼む助佐を兼久が激しく打ち据えます💢。頭から血を流した助佐を善住坊が庇い、言葉にならぬ声をあげて泣き出しました
。この様子を近くで五右衛門が見つめています。
兼久から報告を受けた宗久は、助佐の命は助けるけれど、善住坊を生かすわけにはいかないと言い放ちました。でも兼久には「お前も同罪だ👊」と釘を刺します🎶。宗久は善住坊に「信長襲撃」は六角承禎から頼まれてことにしてほしいと語り、なんでも望みを叶えてやると伝えると、善住坊は、助佐や五右衛門、そしてお仙ら、自分に関わった者たちを罰しないと約束してほしいと頼みました🍀。宗久は、自分の息子は己の罪も他人になすりつけるような卑怯者なのに、善住坊と助佐は互いを庇い合おうとしている、とぼやかずにいられません。なぜ命乞いをせぬ?!😠
助佐は、宗久はそんなに信長が怖いのか、と叫びました。善住坊を殺すならこの私も一緒に殺してください!
宗久は「考えておく」とだけ言って出て行きました。助佐はルソン島での出来事を思い出し、あの時ももうだめかと思ったけれど助かった、と善住坊を励まします。今は言葉が通じるだけマシだ。それに相手は日本人だ😼。
と、そこへ使用人から事情を聞いた美緒が助けに来ました💖。美緒は五右衛門も呼び寄せて外に待機させています。ところが、これも宗久にはお見通しで、3人は敢えなく捕まってしまいました。
信長の思惑
一方で信長は、小田原の北条氏康が死亡したのを受けて、彼が阻止していた武田信玄による東海への進出が早まるだろうと予測しました。その信玄に上洛を勧めている本願寺の顕如を牽制する意味で、伊勢長島の一向宗門徒をひねり潰すと豪語します。長島の一揆軍は、信玄の西上とともに岐阜へ攻め込んでくるに違いない。信玄が三河を越えぬうちに、長島の一向門徒は、女子どもを問わず殲滅しておかねばならぬ
。
これを聞いた宗久の脳裏に浮かんだのは伊勢長島にいるはずのしまと桔梗のことでした。
密命
宗久は助佐と善住坊に「今井の手形」を渡しました。ふたりで伊勢長島の多度村へ行き、しまと桔梗を連れ出してこいと命じたのです。助佐は二人を連れ帰り、善住坊は現地に残って長生きしろと言い渡しました。それを聞いた助佐は、宗久が善住坊を助けてくれたと喜びますが😻、クールな五右衛門は、善住坊が「木綿の火縄」を取りに戻った隙に、宗久の魂胆をこう分析します👌。伊勢長島には信長軍が攻め入る予定だ。今あそこへ行けというのは、一揆軍とともに死ねというのも同じこと😠。
でも助佐は諦めませんでした。命を繋げただけでも幸運だと思わなければ。それを聞いた五右衛門も、日比屋了慶の一人娘とねんごろになったから、生きて堺を出られるかどうかわからない、と嘯きます😅。
その頃善住坊は、お仙も一緒に行こうと誘っていました。でもお仙は骨占いをして、善住坊はお仙と同じ「天文19年戌年生まれの女」に殺される、と予言します。善住坊が恐れ慄くと😱、お仙は笑って自らの指を切り、その血を吸うよう勧めました。厄払いだ。私とは一緒に行かぬ方が良い。一人で行け😼。
伊勢長島に向かう途中で野宿したふたりは、しまや美緒について語り合います。ふたりとも心根の優しい人物なのに不幸だというのです。善住坊は、助佐と美緒は両思いだと揶揄いました😏。真面目な助佐は、美緒は今井の若夫人だと怒り出します😠。善住坊は、お前も不幸なやつだ😔、と嘆きました。
伊勢長島の合戦
多度村は、五右衛門が予想した通り、叡山焼き討ちと同じぐらい凄惨な状況でした😨。しまは幼い桔梗を連れてそこをなんとか逃れようとしたところで、織田軍の兵に見つかります。しまは舌を噛んで死ぬと脅しましたが、男は体を差し出せば子どもを助けてやると約束しました👎。それでしまは承諾したふりをして桔梗を逃し、男の隙を狙って持っていた短剣を突き刺します。でも男もしまに斬りかかりました
。
その頃ようやく多度村に着いたふたりはまず瀕死のしまを見つけます。しまが桔梗の名を呼ぶので、くる途中に見た少女が桔梗だと確信した助佐が捜しに行きました💨。善住坊はしまに宗久の意向を伝えますが、しまはキッパリ断ります。信長は一向宗門徒の敵だからです
。しまは桔梗を加賀の御山御坊へ連れていってほしいと頼みました。加賀は一向宗門徒の国だからです
。
しまはそう言ってすぐにこと切れました。そこへ助佐が桔梗を背負って走ってきます😨。悲しむ桔梗の様子に胸を痛めながら、善住坊は桔梗を加賀に連れて行くと断言しました。それがしまさんの遺言だ。助佐も賛成します。皆それぞれ好きなところへ行くがいい。
ふたりはしまの墓を作り、3人で彼女を弔いました。善住坊は助佐に「木綿の火縄」を渡し、これで金儲けをしてくれと語ります。ぬしならきっと会合衆にも負けぬ商人になれる。善住坊は、なるとも、と答えた助佐の腕をひしと掴むと踵を返しました😿。助佐はそんな善住坊を呼び止めます。ルソンへ渡る夢は捨ててはいない。行く時はぬしも一緒だ。必ず声を掛けるから待っていてくれ。加賀へでもどこへでも行く
。
涙を浮かべてそう語る助佐に、善住坊も泣き笑いしながら答えました。待ってる。いつまでも待っている。助佐っ!!
後ろ髪を引かれる思いで善住坊が走り去り、遠くで待っていた桔梗の手を取りました。夕陽の彼方に消えていくふたりを助佐が追いかけて行きます💨。善住坊〜っ!!やまびこが虚しくこだましました。
感想
最後のシーンはまるで映画のワンシーンのように美しく、かつ切なかったですね😿。善住坊が、いつもは弱虫なくせに、愛する人やか弱き者を守るためなら、勇気を振り絞って立ち向かう姿に胸がかきむしられる心地がしました😔。あのはにかんだような笑顔がなんとも辛いです。
またお仙役の李礼仙さんが先日亡くなられたと伺いました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こんにちは♪
本当に痛ましかったですね。李礼仙さんは独特な雰囲気を漂わせたとても素敵な女優さんで、幼い頃憧れていた方でした。心よりご冥福をお祈り致します。こん