黄金の日日 あらすじと感想 第25話 飢餓地獄
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【黄金の日日】の第25話は「飢餓地獄」です。これもまた忘れられないエピソードになりました😿。以下早速ネタバレです。
飢餓地獄
鳥取城では早くも米の争奪戦が始まっていました👿。助佐がその鳥取城内にいると聞いた秀吉は、あっさりその生存を諦めます😠。そのくらい秀吉はこの兵糧攻めを完璧なものにしていたのです😔。実際助佐は、まだ治らぬ傷を押して脱出を試みましたが、まさしく蟻の這い出る隙間も見つからず、仕方なく戻ってきたほどなのです😭。
一方の経家は、鳥取城の武士たちは籠城の心得も知らぬと憤慨しました💢。皆その日の食欲を満たすことしか考えておらず、一日一汁一菜の決まりなど誰も守っていないからです。それは中村や森下たちも同様でした。彼らは「毛利の盾」になっているという驕りから、毛利が救援の兵糧を用意するのが当然だと高をくくっていたのです👎。それに比べて秀吉は、引き連れてきた2万の兵士のために「楽市」を作り、大勢の商人たちを呼び寄せては彼らを儲けさせていたのだそう👍。それを聞いた経家は半ば感心した様子で、とにかく雪が降るまでの辛抱だと決意を新たにしていました。
また助佐はようやく秀吉の思惑を察します😨。それでもはや覚悟を決めて、松の甘肌を剥がし、それを乾かして粉にしたものを丸めて団子を作りました❣️。助佐は以前堺で兵糧丸を作ったことがあるのだそうです。ようやく出来上がったその団子はでも、女が奪われそうになります😵。さすがの助佐も必死で守ろうとしましたが、ふと目をあげると、その女の後ろに幼児が立っていました😱。女は子どものために団子を盗もうとしたのです😿。助佐は仕方なく団子を差し出しました😭。子どもが喜んで立ち去ると、女は黙って手を合わせてその後を追いました🙏。
その頃秀吉は弥九郎から、鳥取城では馬や牛を食べていると聞かされました。飢死する者も後を絶たない、柵の側には餓鬼の如く痩せ衰えた男女が悶え焦がれ、食い物をくれと泣き叫んでいると聞くと、一人だけたらふく食べていた秀吉も、さすがに食欲を失います😓。それで秀吉は、経家に降伏を促すよう命じました。こちらは城さえもらえれば、経家も無傷で毛利本国へ引き上げれば良いし、因幡国侍達もそれぞれの村に帰ってよいが、中村と森下だけは腹を切ってもらわねばならぬ。この二人はあれほど偉そーに「山名衆」を名乗っていたのに、その主君である山名豊国を追い出した逆臣だったのだそうです😡。
子どもに団子を与えてしまった助佐は、また一から団子作りをしようと甘肌を取りにやってきました🐒。とそこには先客がいます。なんとそれが経家です😲。経家は、とばっちりを受けた助佐を気の毒に思い、今うまいものを作ってやると微笑みました。とはいえ食べられるかどうか分からないと語る経家に助佐は「食べられます」と教えます。経家は、助佐が堺から来たと聞くと、一度は行ってみたかった、と語り、助佐に同情しながらも、秀吉の包囲を褒め称えました💜。だが、秀吉には運も味方した。北陸の飢饉さえなければ、米がこれほど買い占められることはなかったろうに。あと千石あれば我らは負けはしなかった😠。
助佐はそうではないと否定します。北陸の飢饉も実は嘘だったのだそうです😨。米の買い占めもすべては秀吉の策略だったと聞いた経家は、そんな兵法は聞いたことがないと驚きました😱。助佐自身も秀吉から買い付けを勧められて因幡に来たという言葉に、経家はしばし言葉を失います。助佐は、助佐も罰せられるかと尋ねますが、経家は、助佐に恨みはないし、これが計略なら見事と言うしかない❣️、と秀吉を評価しました👍。
それで助佐はもう1つの真実をこの公明正大な武将に伝えようと決意します。この籠城をいつまで続けるおつもりか。私は昨夜恐ろしいものを見た。経家は、籠城において「怪不思議」はご法度だと戒めますが、助佐はそうではないと答えます。もっと恐ろしいものです。人が人の肉を食ろうておりました💀。刀を持った男女が敵の攻撃を受けて死にかけている者のそばへ行き、その手足を切り落としてその肉を奪い争っておりました!助佐がたまらずに泣き出すと、経家は、もう言うな、と押し留めました✋。もういい、私の負けだ😔。
経家は敗北を認め、鳥取城は陥落しました。秀吉は城の麓にたくさんの大釜を据えて粥を炊き、飢えた籠城兵を迎えたそうです🍀。でも、あまりの空腹に耐えかねて一度に食べ過ぎた者たちはここでも頓死してしまったのだとか😥。もちろん助佐は大丈夫です🎶。その姿を、目を皿にして捜していた水夫たちは、すっかり痩せ衰えたものの、なんとか無事で戻ってきた助佐の姿に大喜びでした😍。その「助佐」の名前をド忘れした失礼な秀吉も弥九郎に、あの男(助佐)はきっと生きて帰ってくるだろうから、ルソンに行く前に「大きな旗」を贈るよう命じます。ルソンに行くための按針(水先案内人)も手配しろ😄。
中村と森下は切腹を命じられ、毛利への帰郷を許された恒家も、こちらは自らの意思で、寺で自刃に及んだそうです😿。その直前に待ちに待った雪が降ってきました😨。経家はそれを悔しがるでもなく、むしろ微かな笑みまで浮かべていました。まだ35歳だったと言うのに本当に惜しいことをいたしましたね
。
梢の懐妊
一方では宗久が梢の正体に気づきました😈。宗久は琵琶湖の真ん中に船を出してそこに兼久と美緒を呼び、梢を海に沈めて処刑しようとします。さすがの兼久も、梢が家康の間者だったと聞かされると怒りをあらわにしましたが、死ぬことはないから生き延びろと言い渡しました👌。黙って海に飛び込もうとした梢はそこで吐き気を催します😲。美緒は梢の懐妊に気づき、お腹の子に罪はない、と入水を押し留めました。宗久はそれが兼久の子だと確認すると「腹の子は今井の子だ」と宣言します💦。
これで美緒の心が決まりました💜。美緒は、助佐が無事に戻ってルソンに旅立つその前夜、呂宋丸に忍び込み、彦介に大金を握らせて身を隠します👍。そんなこととは知らない助佐は🐒、翌日港を離れた船の上から(たぶん)大浜の遥明台の横に立っている宗久を見つけました。宗久は片手をあげて、いつまでも助佐を見送っていたそうです。呂宋丸には「助」の文字を帆の形で囲った大きな旗が掲げられていたのは言うまでもありません😇。
感想
ふん、あの信長が飢饉で困っている北陸に米を贈るなんておかしいと思いましたよ😠。あんなに餓死者が出ている時に一人だけ花火あげて「神」気取りだなんて天罰が当たって当然ですわ😡。
それに引き換え、経家は本当に素敵な武将でしたよね💖。自分一人なら松の皮をかじってでも生き延びる覚悟だったのに、城内の人々が餓鬼と化していると知っては、一体何のための戦なのか、やりきれなくなったのでしょう。後もう少しで雪が降ってきたのにあのバカな「山名衆
」のせいで!と思うと(経家が諦観すればするほど💦)おばさんはなんとも無念でなりませんでした😭。
拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こんにちは〜( ´ ▽ ` )ノ。
本当に、どうなることかと思いましたが、助佐の進言と経家の決断で多くの人々が救われたと知ってホッといたしました。来週はますます楽しみですね(^ー^)。こん