黄金の日日 あらすじと感想 第28話 安土炎上
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【黄金の日日】の第28話は「安土炎上」です。このドラマの主人公はあくまでも「堺で生まれ育った助佐」だから、信長の死そのものよりも、彼が死ぬことによって「堺や助佐」の知恵や技術を結集して作られた「安土城」がいかに無惨に崩壊したのか、により焦点が当てられたというのがとても印象的でした。以下早速ネタバレです
。
弔い合戦
再会
助佐は、佐吉を無事に西片上(現:岡山県備前市)の港に送り届けました。そこに秀吉もやってきます。秀吉は、佐吉が「船を調達に行った」と思い込み、なかなか良い船だなどと宣いました🐵。佐吉と弥九郎はニコニコしながら「助佐」の旗を指差します。あれに見覚えはありませぬか😁?秀吉はようやくそれが助佐の船だと察しました😲。その助佐は少し離れたところで皆の会話をかしこまって聞いています🙇♂️。
秀吉から声をかけられた助佐は、無事にルソンから戻ってきたと報告すると、言葉に詰まってしまいました😿。秀吉はその様子から、助佐が信長の死を悼んでいると理解します。助佐は頷きながら、光秀の飛脚舟と呂宋丸が遭遇したのも信長の導きだったに違いないと語りました。秀吉は何のことかわからずにポカンとしていると🙄、佐吉が辻褄を合わせます👍。助佐の船の水夫が密書を届けてくれたが、ここに戻る途中で敵に撃たれて亡くなった、と。秀吉は全てを理解し「すまぬことをした」と謝罪します。許してくれ!😭
助佐は、帆を上げねばならぬから手を離してくれと遮ります。殿、赤穂までお供いたします!!秀吉はこの頼もしい申し出を受け入れました。うん、頼むぞ、助佐!!
一か八か
それから秀吉は、弥九郎や佐吉に助佐も加えて作戦会議を開きました。秀吉軍は高松城の水攻めで軍資金がほとんど底をついていたそうなのです。その上、現地で堤防を作るために調達した人足に与えた米はほとんど「後払い=借金」にしたのだそう💦。秀吉は必ず払うと豪語した後、佐吉に今後の計画を尋ねました。佐吉は、今手元に残っている金と米はすべて「姫路城での籠城」に使うべきだと主張します。でも、同様に意見を求められた助佐は、戦のことは分からないがと前置きし、船を出す前には全ての財産と米は船に積み込むと答えました。再び戻れるかどうかわからぬ港に残して行っても仕方ない。
秀吉は「我が意を得たり」とばかりに頷きました。残っている財と米はすべて分配してしまえ。兵糧米など残すに及ばん。光秀とは一戦で決着をつける。一戦で決着をつけねば我らの負けだ!
交易の成果
その言葉通り、秀吉は「山崎の戦い」において圧倒的な勝利を収めたそうです。それには助佐がルソンから買い求めてきた「玉薬」(火薬)が役立ったことは言うまでもありません。秀吉は、助佐がルソンに旅立つ際に、弥九郎に命じて「投げ銀」をしたそうなのですが、助佐はその金で秀吉のために玉薬を購入してきたのだそうです。秀吉は「助佐と秀吉の初めての商いだ」と大いに喜びました💜。
光秀の最期
戦いに敗れた光秀は坂本城を目指す途中で落武者狩りに遭いました。その後は切腹したともそのまま殺されたとも諸説あるようですが、ここでは後者を採ったようです。で、ずっと気になっていたのでその後もちょいと調べてみたのですが🐒、こちらはなんとか坂本城に戻った明智秀満こと左馬助は、光秀と己の妻子を殺し、城に火を放って自害したそうです😢。ちなみに光秀の母親=お牧の方はとっくに信長の裏切りによって殺されてしまっているそうです😡。
余波
細川たま
その頃たまは父の光秀から細川家に宛てた「加勢を求める手紙」を読んでいました。忠興は光秀を謀反人と呼び、それに加勢することはできぬと断言します。家臣たちはたまに自害を求めていたそうですが、たまは、自害はできぬと断りました。たまにしてみれば、普段は温厚な父が謀反を起こすには余程の理由があったに違いないと察し、自害はそんな父を否定することにつながると考えたのでしょうね👍。その一方では忠興の立場も慮り、殺してくれと懇願しますが、忠興は愛するたまを死なせたくなかったので「幽閉」することにします。佐吉は人知れずそんなたまの身の上を案じていたそうです😏。
高山右近
一方の助佐は右近を心配していました。光秀が高槻方面に向かうと聞いたからです。その右近はオルガンチノから2通の手紙を受け取っていました。1通は日本語で、光秀に味方をしろという内容でしたが、もう1通は、たとえ宣教師たちが磔にされても、謀反人の見方をしてはいけないという内容だったそうです。オルガンチノの意向は明らかです。右近はすぐに光秀討伐に出発ました。
今井宗久
堺に戻った助佐は宗久に遭遇しました。宗久は助佐の無事をたいそう喜び、住吉神社に絵馬を奉納した甲斐があったと笑いました。その宗久からパーデレ・フロイスが安土のセミナリオに残っていると聞いた助佐はすぐに助けに行きます。宗久は、助佐が止めても聞かなかったので、鉄砲を持った足軽を10名ほど付けてくれました👌。そのおかげで助佐はなんとかフロイスを守ることに成功します。
助佐はフロイスにセミナリオの鐘を鳴らして宗久に無事を知らせてほしいと頼みました。その鐘の音が宗久に届いたのと時を同じくして、安土城が爆破されます。宗久はその中に亡き信長の姿を見たそうです😨。これで全てが終わったと痛感した宗久は「ルソンへ行く」と言って航海に出ました。今度は助佐が見送ったそうですが、宗久がルソンに着くことはなかったそうです😔。
まとめ
信長の死の知らせが広まると、安土城下は阿鼻叫喚の地獄絵図と化しました💀。無辜の領民たちが惨殺される様子はまさに、彼らの領主が行ってきた残虐な行いが跳ね返ってきたかのようでしたね😠。また細かいことで恐縮ですが、信長の嫡男も自害に追い込まれたのは、やはり、家康の嫡男=信康を死に追いやった報いでやんすね👊。兼久が家康を選んだのは正解でしたよね。
最近、信長を扱ったドラマのほとんどは彼を擁護する傾向が強かったけれど、どんな理由をくっつけて擁護してみたところで、その残虐非道な行いが消えるわけじゃないのですよね😤。今回改めてこの「黄金の日日」を見て、あ〜やっぱり信長は残酷な人間だったのだ、と腑に落ちた次第です。その意味でかなりスッキリしました。
拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こんにちは〜(^^)/。
信長についてなんですけどね、このドラマでは、まさしくFさんのおっしゃるように「歴史の進化を止めた」として描かれているのですけど、歴史学者の間では、そうではないという見解が強くなっているようなのですよ。私もそれを知ってへ〜と驚きましたが。そのうち時間ができたら(覚えていたら・苦笑)あれこれ調べてみますね。
「歴史」は後世の人々(学者)の解釈によってだいぶ印象が変わっちゃうのがもどかしいですよね。ま、それが時にはロマンでもあって楽しいんですけどね(^ー^)。こん