黄金の日日 あらすじと感想 第43話 朱印船襲撃
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【黄金の日日】の第43話は「朱印船襲撃」です。なるほど〜そんな事実もあったのですね🤔。ん〜、ますますこの脚本はよくできていますよね〜😍。以下あっさりネタバレです。
原田喜右衛門の陰謀
五右衛門がルソンから帰ってきました。原田喜右衛門の船に潜り込んだ五右衛門は、ルソンからの帰り、20日間の間に隙を見てはマイニラからの「使者」の船室に忍び込み、秘密文書を書き写してきたのだそうです。それはマイニラ総督のゴメス・ペレス・ダスマリニャスが秀吉に宛てた書状でした。喜右衛門は秀吉を唆してルソンを占領させ、マイニラからイスパニア人を追い出して、自分がその提督になろうと企んでいたのだそうです😈。秀吉はルソンを治め、喜右衛門は交易を独占すると、二人の間で密約が交わされていたそうです😠。
喜右衛門は、マイニラからの使者、ドミニコ会派のフアン・コボを名護屋の本陣にいる秀吉に会わせますが、そこには他に「イスパニア語」を解するものが他にいなかったため、秀吉はいいように騙されてしまいました。実際は、助佐が長崎に残っていたフロイスに密書の翻訳を頼んだところ、マイニラの提督ダスマリニャスは喜右衛門をまったく信用しておらず、秀吉の国書が本物かどうかを確かめるためにコボを使わしたのだそうです。それで助佐はコボがマイニラに戻らなければ、ダスマリニャスも返答のしようがない、返答がなければ、秀吉も征伐の名目が立たない、と考えました。早速助佐はこの船を襲います。史実ではこの船は「遭難」したことになっていたそうです💀。
それから少し遅れて喜右衛門の船がマイニラに向けて出発しました😨。
決裂
一方で助佐は、今度こそ、秀吉との縁を断ち切る決意をします。そのためには、幼い頃に秀吉からもらった永楽銭が邪魔でした。助佐はこれを「秀吉という港に助佐をつなぎ止めていたとも綱🌹」に例えます。この綱を断ち切らぬ限り、秀吉と戦うことはできません。
秀吉に直接返しに行くと言う助佐を、五右衛門が必死で止めました😨。だめだ、行くな!行ったら殺されてしまう😡!代わりに俺が行ってくる!!でも助佐は聞き入れません。もし自分に何かあっても、五右衛門がいるから(日本国は)大丈夫だと語りました。助佐は、秀吉の野望を叶えるために日本を出発する御朱印船すべてを襲うつもりなのです😱。
ところが、秀吉は「永楽銭」のことをまったく覚えていませんでした😵。そんな作り話をしなくても、頭を下げれば朱印状を出してやるとのたまいます😈。助佐は、秀吉の力を持ってしても征服できぬ場所があると反論しました。それは「海」です。海という大軍が立ちはだかる限り、相手がどこであれ、到底勝ち目はないと言い切りました👍。ルソンへの勧告状も、海を渡っていく限り、決してマイニラには届かない。この先何度御朱印船を出そうとも、決してマイニラには届かない。助佐が船を沈めるつもりだと知った秀吉は、助佐を殺せ!😡と息巻きました。いや、すぐには殺すな。(利休の弟子の)山上宗二同様、耳と鼻をそぎ、目を抉り出してじわじわと殺せ!!😤
横に控えていてこの様子を見ていた三成は助佐の身を案じて何度も止めようとしましたが、助佐は一歩も引かなかったため、牢に入れられてしまいます😨。三成は、そこに残された永楽銭を握りしめ、己が果たすべき役割を心に刻みました😠。秀吉が「母危篤」の知らせを受けて出かけていくと、早速助佐を助け出します。ちなみにその秀吉の乗った船は「海」に行手を阻まれて、危うく沈没するところだったようですね😜。それにもうその頃は、大政所は既に亡くなっていたそうです。
それぞれの覚悟
外には五右衛門が迎えに来ていました❣️。助佐はその五右衛門とともに喜右衛門の後を追うことにし、三成は朝鮮へ行って、行長とともに和睦を結ぶ手筈を整えます👍。もはや現地にいた日本兵たちの疲労は極限に達し、士気は衰え、逃亡は後を立たなかったそうです。三成は、名護屋と清正のことは自分に任せろと豪語しました。一刻も早く講和を結んでくれ!
朝鮮の名将=李舜臣(イ・スンシン)将軍率いる水軍が日本水軍を破って釜山を奪回したのはこの数日後でした(玉浦海戦)。日本軍はこれで補給路を立たれた挙句、明国も鴨緑江(アムノッカン)を渡って救援にきたそうです💦。
また助佐は、長崎にいたルイス・フロイスをマカオに送って行ったようですね。フロイスは助佐に、また戻ってくる、私は逃げない、と約束していました🌸。