黄金の日日 あらすじと感想 第49話 激流

〜黄金の日日のあらすじと登場人物、キャストはこちらからご覧いただけます💐:黄金の日日 あらすじと登場人物、キャスト一覧

【黄金の日日】の第49話は「激流」です。ネタバレに行く前にお知らせ(確認)です。来週はいつもの午前6時45分から2本続けて最終回まで放送するそうですから、どうぞお間違えのないようになさってくださいね🤗。ではネタバレです黄金の日日のネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

お帰り、助佐

助佐が堺に戻ってきました。堺奉行の三成は、その帰国を祝って「御禁制の鐘を鳴らします。堺には今ちょうど三成の兄=石田正澄(内田稔)が来ていました。正澄は二人の父・正継とともに、三成が城主を務める佐和山城を事実上治めていたようですね。正澄は「納屋助左衛門」の名を聞くと目を輝かせて喜びました😍。堺といえば助左衛門、助左衛門と言えば呂宋壷、まさに堺の名物ではないか!お兄ちゃんは助佐のファンなのね( *´艸`)

堺の町でも皆が助佐の帰国を祝っていました🎉。が、そこに宗薫がやってきて小太郎を無理やり連れ帰ろうとします😈。小太郎は固辞しようとしましたが、そこは助佐が取りなしました。小太郎「殿」、長い航海、ご苦労でござった😎。

堀の復興

助佐はすぐに三成に会いに行きます。戻ってこれたのは三成のおかげだと礼を言うと、三成は、助佐を堺に戻したのは「堺の力」だと答えました。三成は皆の熱狂ぶりを見て、堺の衆は助佐を誇らしく思っているとこれまた嬉しそうに語ります💕。そこで助佐は早速「堀」について切り出しました。堺が堺たる所以はひとえに堺を取り囲む「堀」なのです。堀に水を巡らせてこそ、堺の自治と中立が守れると断言しました。

が、三成は、その堺のもう1つの象徴たる「会合衆」の筆頭の宗薫が、徳川家に伊達家の娘の縁談を持ち込んだと語ります。それは秀吉の遺訓に背くため、家康と宗薫を罰しようとしていたのだそうです。ところが、宗薫は自分一人の判断だったと家康を庇い、家康は「手落」は認めたものの、罰せられるようなことではないとうそぶきました👿。浅野長政や増田長盛(金内吉男)も家康の肩を持ちます💦。

それで三成は、せめて宗薫だけでも処罰しようとしました。これは助佐が阻止します。助佐は会合衆と納屋衆双方から嘆願書の署名を集めて宗薫の助命を願い出ました。助佐は三成に「堺」と「法度」のどちらを取るか迫ったのです。美緒が心配したように、三成は「家康」の影を疑いましたが、助佐はキッパリ否定しました。助佐が望んでいるのはただ1つ〜堺の復興だけなのです。助佐は、何人たりとも堺を侵すことはさせぬ😤!と断言しました。その中には家康、そして三成も含まれています。二人を排除してこその「中立」なのです。

三成は助佐の言葉を信じて堀の復興を許可しました。それでも宗薫は許さぬと釘を指しますが、助佐は、宗薫を外されては会合衆がまとまらぬと懇願します。宗薫自身は、助佐と組むのは嫌だとのたまいましたが、そこは美緒が説得しました。お前様も堺の会合衆なら、今こそ堺のために、堀の復興に立ち上がってください。助左衛門殿と手を結んでください。これだけ頼んでも断ると言うなら、ここで夫婦の縁を切ってくれ😡。小太郎は自分が連れて行く💢。宗薫はついに根負けしました

それに実際、埋め立てられた堀が少しずつ元に戻って行くのを見ていると堺の男の血が騒いだのか、今井の家来たち全員に土上げに加わるよう命じます😁。美緒と小太郎も嬉しそうに「弁当部隊」を派遣しました🤗。

お仙の予言

助佐は、話が決まるとすぐに、堀の復興を誰よりも待ち望んでいたお仙にこれを知らせに行きました。髪がすっかり白くなったお仙は、助佐が来ることを予想していたらしいのですが、それは吉事ではなく凶事💀〜どうやら助佐に危険が迫っていると察していたらしいのです😨。堀に水が戻ると言っても「これまで流された血」が戻ってくると怯えました。助佐、早く堺から逃げるんだ!堺にいたら殺されるぞ!

暗殺計画

一方で宗薫は家康に「堺の鉄砲」の売買を中止すると伝えに行きます。会合衆の取り決めだから仕方がないが、堀が復活したら、自ら三成と差し違えると豪語しました。すると家康は「三成暗殺計画」を仄めかします。が、これまた「たま」が阻止してくれました🤗。これもまた堺復興の象徴として復活祭のミサを開いた際、たまもこれに参列し、行長と助佐にこの暗殺計画を教えてくれたのです👍。

ここで助佐がたまの姿を眺めながら「三成と3人で山を越えた時を思い出していたのがまた実に印象的でしたね

助佐は早速三成に知らせに行きました😨。三成は奉行所にはおらず、堀を眺めに出かけたと正澄から聞いた助佐はすぐに三成を捜しに出かけます。助佐から事情を聞いた三成は、清正たちを迎え撃つのもいいが、それでは堺に迷惑がかかると佐和山に帰ろうとしました。でも助佐は、陸路は危険だから、小舟で海に出て琵琶湖に行くのが最も安全だと助言します。三成は堺のことは正澄に任せたと助佐に伝えました。その正澄は「客」を装って難を逃れていたそうです😁。

ところがここでお仙が、自分の舟に油を撒いて火をつけようとします😱。鬼だけ残してどこへ消える気だ😡!?お仙は三成にこれまでの恨み言をすべてぶつけました💢。善住坊を返せ!五右衛門を返せ!利休様を返せ!!取るだけ取って逃げるのか、この大悪党お仙にとっては仇だものね(/_;)!!

助佐は必死でお仙を正気に返らせようとします。皆もうすぐ「堀の水」になって戻ってくるんだ!お主がそう占ったではないかしっかりしろ、お仙!!!?お仙はようやく穏やかな表情になって火を消しました🌸。

三成は己の退陣に相応しいはなむけだったと自嘲します。小舟に乗り込み、助佐の方を振り返ってこう告げました。今生の別れぞ、助左衛門。助佐もまた「おさらばでございます」と答えます。霧の中に消えて行く小舟を、助佐はいつまでもいつまでも見送っていました

エピローグ

こうしてついに堺に堀が戻ってきます。堺の町は水が溢れる音と人々の歓声で溢れかえりました。小太郎は宗薫に礼を言います。お仙はその水に顔を浸しました。美緒は増水をものともせず、堀の中に入ります🤗。助佐が心配した通り、すぐに膝まで水浸しになりましたが、その顔には少女のような微笑みが浮かんでいました🌸。助佐もまた少年のような眼差しで、これで善住坊や五右衛門、そして利休にも面目が立ったと言って、美緒の手を取ります🌹。さあ、御寮様、さあ!二人の願いが叶いました

黄金の日日 (新潮文庫)
関連記事
 1

COMMENTS

こん
Fさんへ
2022/03/21 (Mon) 07:03

拍手コメントをありがとうございます♪

Fさん、こんにちは〜(^^)/。

ありゃりゃ、心配させてしまってすみません。私の住んでいるところは断水も停電もなく、本当にただ揺れただけだったのですよ〜。相馬という海沿いの地域がひどかったようです。説明の仕方が悪くてごめんなさいです。

黄金の日日もいよいよ終わりですね〜。三成を助けてあげたかったなあ、と今から涙涙ですわ(/_;)。こん

黄金の日日