黄金の日日 あらすじと感想 第7話 琉球丸難破
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【黄金の日日】の第7話は「琉球丸難破」です。も~善住坊自らネタバレしてハラハラしちゃいましたよ。以下早速ネタバレです
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千草峠の暗殺未遂
助左は、なんとか、善住坊の信長暗殺を阻止しました。助左の大声に驚いた善住坊が最後の最後で、的を少しだけ外したのです。弾は信長の羽織りの肩のあたりを貫通しました。助左は善住坊の首っ玉に飛びつきます。善住坊っ!!信長はちらりと肩を見やっただけでしたが
、お付きの者が大騒ぎしました
。殿、お怪我は?逃がすな!必ずひっ捕らえろっ!!
助左は無我夢中で善住坊を捕まえて一目散に逃げ出しました。善住坊がその場に置き去りにした鉄砲はすぐに回収され、宗久の下へ届けられます。それは紛れもなく今井の鍛冶場で作られた鉄砲でした。友閑から、信長暗殺に使われた鉄砲だと聞かされた宗久は返す言葉がありません
。
時を同じくして兼久が今井家に戻ってきました。ここにもあの謎の女=梢を伴っています。宗久は、命令に逆らったくせによくもおめおめと戻ってきた、と息子をさんざん罵倒しました。腹を立てた兼久は、千草峠の暗殺を企んだのは六角承禎だと教えます。彼に頼まれて実際に狙撃したのは、今井の奉公人の杉谷善住坊なのです
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宗久は激怒し、兼久を殺すとわめきますが、兼久は、善住坊が捕まれば、そのようなことはせずとも、宗久もろとも兼久も信長に殺されるとうそぶきました。我々は一蓮托生なのですぞ?
宗久は五右衛門を呼び、なんとしても善住坊を信長より先に見つけて殺すよう命じました。
逃亡計画
その頃その善住坊は、助左が北ノ庄村へ連れて行っていました。そう、しまを頼ったのです。それに北ノ庄村の人間は皆一向宗の門徒なので、敵対する信長を殺そうとした善住坊を称えこそすれ、密告する者などおりません。それでも善住坊は、相手が誰かなど知らなかったと嘆き、堺に帰りたいと訴えました。助左は、まずは一旦自分が堺に戻り、善住坊を逃がす手筈を整えてくる、と約束します。助左はもうすぐ琉球丸に乗船する予定で、それに善住坊を密航させて琉球に逃がすつもりなのです。
一方で宗久は、そろそろしまと桔梗を引き取ろうと考えていました。実子の兼久があんなんですから、血を分けた娘を手元に置きたかったのでしょうか。しまたちを連れてくるよう命じられた五右衛門は、北ノ庄村で助左と善住坊を見つけます。その頃しまは本願寺本山からの命令で、村人たちとともに伊勢の長島へ移ったそうです。
報告を受けた宗久は、あくまでも秘密裏にこの事実を消し去りたかったため、善住坊が琉球丸に乗った後に始末するよう命じました。善住坊を殺せば銀100貫が手に入る~五右衛門はこれを今井での最後の仕事にしたかったようです。
助左、苦渋の決断
一方で美緒は、兼久の嫁になるのを嫌い、助左に頼んで琉球に逃げようとしました。が、助左は既に善住坊を逃がさなければという使命を負っていたため、美緒を逃がす手伝いはいたしかねました。ふたりとも酒樽に隠すことになり、そうなったら助左はひとりで2つの酒樽を秘密裏に運ばねばなりません。助左は美緒の願いを断りました。美緒は逃亡を断念し、助左の初航海の無事を祈ります
。
嵐の中で
その願い空しく、助左の初航海はひどい嵐に見舞われました。雷が怖いという助左は甲板の隅っこで震えていましたが、船長の才蔵が自分の体を帆柱に縛り付けて船と運命を共にすると聞かされては黙っていることなどできません
。才蔵は助左に、おまえの父もそうだった、船長になると言うのはそういうことだ、と教えました
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そしてその頃、船底では、五右衛門と善住坊が死闘を繰り広げています。五右衛門は、宗久が善住坊を守れと命じたと嘘をつきましたが、善住坊はすぐにこの嘘を見抜いたのです
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感想
善住坊が「〇〇引きになる夢」を見た、と語っていたのはまさに予知夢ですよね。善住坊は悪くない、悪いのは兼久なのに
。あ~無事に琉球に逃がしてやりたかったですわ
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