黄金の日日 あらすじと登場人物、キャスト一覧
黄金の日日(全51話)
- 分類: 日本のドラマ
- 制作: NHK
- 原作: 城山三郎
- 監督: 近藤晋
- 脚本: 市川森一
- 出演: 松本白鸚、栗原小巻、根津甚八、近藤正臣、川谷拓三、他
- お気に入り度:
- お勧めキャラ: 善住坊、五右衛門、三成
- 放送局: NHK
- 放送日: オリジナル(1978年1月8日~)再放送(2021年4月4日〜)
- DVD:
概要と所見
幼い頃、母が夢中になって見ていた大河ドラマ【黄金の日日】を、念願かなってようやく試聴することができました🤗。実を申せば最初の頃、44年も前のドラマだということで、いくら当時は騒がれても、今見たらかなり古臭く感じてしまうのではないかなどと心配をしていたものですが💦、いざ見始めたら本当に面白くて見るたびにワクワクし😍、毎週放送を心待ちにしていました💕。ついに終わってしまってすっかり寂しくなったほどです😭。
主な舞台は五畿内、和泉国の国の堺。会合衆による自治が行われていたその堺に、ちょうど上洛を果たした信長が目をつけます😈。信長は会合衆に2万貫(≒2億円)の軍資金を支払うよう命じ、支払わなければ堺を攻撃すると脅しました。会合衆はこれを拒否して全面戦争の構えを見せましたが、ただ一人、今井宗久だけは信長との争いを避けたいと、自身が持つ「松島」という名器で信長を説得しに行きます。
その際にお供したのが、宗久の店で納屋番として働いていた助佐です。助佐は、亡き父の後を継いで船乗りになるのが夢でした。また同じ今井家では石川五右衛門が飛脚番として働いています。一方、二人の幼馴染の杉谷善住坊は、同じく今井の鉄砲鍛冶師として働いていました。前者のふたりは宗久に仕えていましたが、人の好い善住坊は、宗久の息子の兼久に良いように利用されていきます😔。
時はまさに戦国時代真っ只中。この3人が、それぞれの大望を胸にこの下克上の騒乱の中を駆け巡っていきます。特に助佐は、時には巻き込まれる形で、また時には自ら積極的に、歴史上の大事件に関わっていきます
。その関わり方がまた実に自然かつ感動的で、その度にこちらもワクワクハラハラさせられたものです
。
歴史上の人物はもとより、彼らに関わる(架空の)女性たちもまた実に魅力的でした💕。今井宗久の養女で助佐の初恋の女性=美緒や、その美緒と共にかつて人買いに売られて帰国したお仙、そして宗久の隠し子の桔梗。当時堺で信仰が盛んだったキリシタンのモニカや、こちらは実在の人物ですが、だいぶ脚色されていた「臈たけた美女」のたま。
また、大河ドラマとしては初めてだったという海外ロケも素晴らしかったですね👍。あの青い海に青い空を見るたびに、画面から潮騒の香りが流れてくるように感じられました🌸。このフィリピンのルソン島での日日もまたまさしく「黄金」のようでしたよね。漏れ聞くところによると、オープニングの「夕陽」の風景は海外ロケで撮影したフィリピンの日没風景だったそうです。
信長、秀吉と続いた支配下で、革新的ではあっても利益を優先しがちな商人の町=堺で生まれ育った助佐が、いついかなる時も「人」を愛し、大切にするその信念もまた大いに胸を打ちました。今風に言うなら、彼は常に「他人ファースト」でしたよね。人々もまたそんな彼を信じ、心から愛していくのですよ
。
ああ、おばさんの貧困な語彙力では到底このドラマの素晴らしさを語り尽くせません。拙い感想を書き連ねてお恥ずかしい限りですが💦、もし機会があれば、是非ご覧いただきたくて暑苦しく語ってしまいました
。

以下はあらすじと感想および登場人物のリストです。後者に関しましては、できるだけ、登場した時点の人物像を記してありますのでご了承くださいますように💐。
あらすじと感想
主な登場人物とキャスト
主要人物
納屋助左衛門(松本白鵬〜呂宋助左衛門@真田丸):
今井の納屋番。謹厳実直でありながら、時に大胆不敵な一面も垣間見せる、実に魅力的な人物。将来は亡き父と同じく交易船の船長になるのが夢
美緒(栗原小巻):
今井家の養女で助佐の初恋の女性
杉谷善住坊(川谷拓三):
坊主でありながらその修行を断念したが、今井では鉄砲鍛冶師として頭角を表す。助佐の親友
石川五右衛門(根津甚八):
今井の飛脚番。世故に長け、利にさといきらいはあるが、実直な助佐や善住坊を放っておけない面倒見の良さも持ち合わせている
お仙(李礼仙):
堺の遥明台守。助佐や善住坊、そして五右衛門を誰よりも理解し、協力を惜しまない、寛大で魅力にあふれた女性。苦難に満ちた半生を送ったおかげか、優れた霊感を持つ
会合衆
今井宗久(丹波哲郎):
今井家の当主。おおらかそうに見えて実は冷酷な一面を持つ、根っからの商人。助佐を息子のように可愛がる。もと使用人=しまとの間に桔梗(竹下景子二役〜江月夕子@セブンティウイザン。)をもうける
今井兼久(後の宗薫、林隆三〜柴田相庵@吉原裏同心):
宗久の放蕩息子。父の寵愛を受けた助佐を憎んで敵対する。侍女=梢(名取優子)との間に小太郎(江藤潤)をもうける
千宗易(後の利休、鶴田浩二):
茶人
小西隆佐(宇野重吉):
行長の父
日比屋了慶(渥美国泰):
敬虔なキリシタンで、自宅には礼拝堂と鐘も備えている。モニカ(夏目雅子)の父
主な武将
織田信長(高橋幸治〜織田信長@太閤記):
相撲の御前試合で優勝した助佐を気に入り、家来になるよう勧めるも断られる
木下藤吉郎(後の豊臣秀吉、緒形拳〜豊臣秀吉@太閤記):
今井で奉公をしていた幼い助佐に永楽銭を与え、良い商人になれと励ましてくれた人物。以降も助佐とは縁があり、彼の人柄を見込んで力になるも?😠
石田左吉(後の三成、近藤正臣〜白岡正吉@あさが来た):
豊臣家の家臣として助佐に出会い、ともに明智たま(後のガラシャ、島田陽子)を助けたことで仲良くなる。それ以降も、立場は違えど互いを理解しあってきた親友
高山右近(鹿賀丈史〜寺山連太@昨夜のカレー、明日のパン):
いわゆるキリシタン大名。助佐の実直で誠実な人柄を尊敬し、これまた立場を超えて互いを理解し合う間柄となる
小西弥九郎(後の行長、小野寺昭):
堺の会合衆、小西隆佐の息子だが、秀吉に仕える武将となる。助佐や美緒の味方
徳川家康(児玉清〜田所良昭@コード・ブルー):
信長を嫌う兼久に間諜の梢を送って懐柔する
呂宋丸の水夫
彦助(岸部一徳〜神原晶@ドクターX ~外科医・大門未知子~)
末蔵(小松方正)
弥次郎(二見忠男)
五右衛門の部下(後に呂宋丸の水夫)
百足(堀礼文)
蛇千代(中西良太)
梅鬼(吾桐芳雄)
竜門(草薙良一)
ルソン・アゴー村
ラカンドーラ(ビック・バルガス):
トンド族の族長
マリキット(プリンセス・アキノ🙄):
ラカンドーラの娘
ハギビス(ロベルト・アレバロ):
トンド族とは敵対関係にあるボコス族の男性
ノーラ(セリー・デ・カステロ):
マリキットの侍女
ほか
高砂甚兵衛(八代目松本幸四郎):
海賊船の船長。実は助佐の父・甚九郎
少年・助佐(藤間照薫、後の十代目松本幸四郎〜孝明天皇@八重の桜):
水夫を夢見る堺の(最後の)少年
原田喜右衛門(唐十郎):
長崎屋を経営する悪徳商人
拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、早速ありがとうございます(^^)/。
大河でこれ作るのはめちゃ疲れる(話数も人も多い・汗)ので、滅多に作らないのですが、2日ほど悩んでやっぱり作ってしまいました(爆。本当に良いドラマでしたよね〜。しばらくは日曜の朝が寂しくなりそうですね(/_;)。こん