青天を衝け ネタバレと感想 第1話 栄一、目覚める
2021年の大河ドラマは、渋沢栄一さんが主人公の【青天を衝け】です。
恥ずかしながら、渋沢さんについては新しくお札になる方だということぐらいしか何も存じ上げませんでした。しかも3年後だそうですよ。そんな無知なおばさんを見透かしたかのように、徳川家康(北大路欣也~恩田京太郎@アライブ)が登場したのには苦笑しきりでした
。何せ頭はまだまだ「麒麟がくる」なので、ついつい、風間浚介さんの晩年か~などと思って類似点を探してしまいましたわ
。
と冗談はさておき、歴史はその都度学んでいくとして、子役ちゃんが実に生き生きとして可愛かったですね~
。向学心にあふれていて、好奇心いっぱいで、目がキラキラしていて
。さぞかし面白い子どもだったのだろうと見ていて嬉しくなりました
。でもドラマはまず、その栄一が成長し、徳川慶喜に会いに行くところから始まります
。
出会い
時は1864年(文久4年)、渋沢栄一(吉沢亮~高坂圭@半沢直樹)は従兄の渋沢喜作(高良健吾~曽田練@いつ恋)とともに、徳川慶喜(草彅剛~白石富@銭の戦争)に会いに行きました。慶喜が馬で出かけたところを待ち伏せして訴えます。もう徳川の命は尽きている。もし天下に何事かあった時、慶喜がその務めを果たしたいと思うのであれば、ぜひ栄一を取り立ててほしいと
。手引きしたのは平岡円四郎(堤真一~市川安男@とんび)のようですね。
ちなみにこの円四郎ですが、13代将軍=徳川家定の後継を慶喜にと奔走した人物だそうで、あの安政の大獄では「一橋派の危険人物」とみなされて小十人組に左遷されたほどの側近だそうです。その後1862年に慶喜が将軍後見職に就くと一橋家用人として復帰し、それからはずっと公武合体運動の中心人物として暗躍していたのだそう。
慶喜は、臆せずモノを言う栄一を気に入ったようで、邸に呼んで話を聞くと言ってくれました。これ以上、馬の邪魔をされては困る
。
七郎麻呂
その慶喜の幼名は七郎麻呂(笠松基生)と言い、誰もが認める文武両道の逸材だったそうです。父で水戸藩主の徳川斉昭(竹中直人~東明重慶@盤上の向日葵)も七郎麻呂には大いに期待し、厳しく育てていました。水戸学を学んだ斉昭は自他ともに認める攘夷派で、もう太平の世は終わったと、追鳥狩と称して軍事訓練を行っていたそうです
。
ある日斉昭は幕府から呼び出しを受けました。老中の阿部正弘(大谷亮平~柴門琢磨@ノーサイド・ゲーム)は斉昭に隠居と謹慎を申し渡します。この正弘は備後国福山藩7代藩主で、25歳の若さで老中になったという人物です。このままでは謀反の疑いをかけられると忠告する正弘に、斉昭は「日の本」を憂いているだけだと主張しました。
その後正弘は、跡継ぎ問題で頭を悩ませていた将軍の家慶(吉幾三)に、七郎麻呂を一橋家の養子にしてはどうかと提案します。家慶が承知すると、正弘はさっそくこの話を斉昭に伝えました。最初は渋っていた斉昭も、正弘から「家慶が七郎麻呂を見込んでのこと」と聞かされると、途端に態度を急変させます。将軍の肝いりで一橋家の養子になるということは、未来の将軍への道が開けたということだからです。
栄一の幼少時代
一方の栄一(小林優仁)はその幼少期を武蔵国の血洗島村で送っていました。血洗島村は、藍の原料となる藍玉の製造が盛んな土地で、栄一の父=渋沢市郎右衛門(小林薫~乃十阿徹@知らなくてイイこと)は、これに加えて養蚕業も営んでいたのだそうです。
そこで栄一は皆から「ごうじょっぱり」と呼ばれて元気いっぱいわんぱくに育ちながらも、そのごうじょっぱりの気質をくれた市郎右衛門からは、上に立つ者は下の者への責任がある、と、「おしゃべり」のDNAをくれた母のゑい(和久井映見~皇太后@天皇の料理番)からは、人は一人で生きているのではない、自分だけが嬉しいのではなく、皆が嬉しいのが一番だ、常に何が正しくて何が正しくないのかを「心」に聞いて考えろ、と教えられました。
高島秋帆との出会い
ある日栄一は、罪人として登丸篭で運ばれてきた高島秋帆(玉木宏~矢端竜一@竜の道)と出会います。秋帆は、牢のカギが開いていたからと外へ出たところで、栄一が思いを寄せている従妹の尾高千代(岩﨑愛子)の櫛を拾ってくれたのです。秋帆は砲術家だそうで、幕府からも重用されていたそうなのに、それが仇となって謂れのない罪を着せられたようですね。
長崎で生まれ育ち、外国語や海外事情にも精通していた秋帆は、当時アヘン戦争で清国がイギリスに負けたことを受け、「誰が守らなければこの国は終わってしまう」と憂えたそうです。父母の教えを思い出した栄一は「俺がこの国を守ってやる」と豪語しました。
感想
幕末でも有名どころは分かるけれど、それ以外の人物は存じ上げなくて、あれこれ調べながらまとめたので時間がかかっちゃいました
。その割には大したこと書けなくて申し訳ござらぬです
。来週の放送も楽しみですね
。
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