青天を衝け あらすじと感想 第17話 篤太夫、涙の帰京
大河ドラマ【青天を衝け】の第17話は「篤太夫、涙の帰京」です。あ〜これもまた円四郎を失った皆の無念がひしひしと伝わってきて何とも悲しかったです。以下ネタバレのあらすじです
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訃報
栄一と喜作は、一橋家のために集めた人々を連れて江戸へ向かっていました。と、そこへ、中の家で作男として働いていた栄一の従弟=須永伝蔵(萩原護)がやってきます。伝蔵は惇忠からの文を預かって来たのだそうです。惇忠は名主だったそうで、村人が皆で名主を帰せ、さもなければ牢屋をぶっ壊す💢、と陣屋に押しかけたのだとか😁。伝蔵は、ふたりがすっかり「お侍」になったと感動し、自分も一行に加えてほしいと申し出ました。仲間は他にもたくさんいると豪語します
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喜作と栄一はその言葉に満足げに微笑み、あと10〜20人は固いと確信しました。早く平岡様に知らせてえのう😄。
その頃江戸の平岡家に円四郎の訃報がもたらされました。やすは、あの人が死んだりするはずないと信じようとしませんでしたが、長い付き合いの川路の表情でそれが事実だと確信します。ねえ、嘘だろ?嘘だって言っておくれよ!!
それからしばらくして栄一と喜作も江戸入りしました。ふたりは江戸城の一橋家で猪飼に遭遇します。猪飼はやすへの見舞いの品を届けにやってきたのです。怪訝な顔をする二人に猪飼は平岡の死を伝えました。しかも水戸の者に殺されたと聞いたふたりは我が耳を疑います。嘘だい!
しばらくして少し落ち着きを取り戻したやすは川路に、これからは三味線でも教えながら呑気に暮らすと伝えました。ひとりになって、円四郎が「掛け軸」に言及していたのを思い出してふとこれを調べてみたら、そこに円四郎からの手紙が隠されています。円四郎は、やすは自分の不在を寂しがっていることだろうが、慶喜という名君に会えたことは自分にとって無上の喜びなのだと綴っていました。お前という最高の女房に会えたのと同じだ😏。
やすは庭に円四郎の気配を感じます。円四郎は満面の笑みを浮かべ、これから慶喜が作る「滅法おかしれえ世の中」が楽しみでならない、その時が来たら、また一緒に江戸の町をぶらつこうと誘いました。やすは涙が止まりません
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攘夷運動の終焉
京ではついに長州が挙兵したとの知らせが入りました😨。帝を拐う計画すらあると聞いた慶喜は、こちらから仕掛けようと主張する市之進に「戦はならぬ」と言い聞かせます。円四郎が生きていれば、戦になったら「芋」が喜ぶだけだというはずだ。芋=薩摩でござるね😼。
案の定、その芋の一味がやってきました。西郷は長州を潰そうと息巻きます。慶喜は黙って話を聞いていました。
その後も長州の勢いは止まらず、慶喜は帝から「長州を討て」との勅命を頂戴します。慶喜は自ら先頭に立って長州を撃退しました
。これが世に言う蛤御門の変(禁門の変)です。タイミングを見計らっていた西郷も加勢しました。薩摩軍の西洋式の武器は長州軍を圧倒します
。西郷は、慶喜が形ばかりの武士ではなく、実際に武芸も達者だとその目で確認し、長州贔屓の公家を抑えたと聞いて、しばらくの間は慶喜と手を携えることにしたそうです👍。
またイギリス・フランス・オランダ・アメリカの列強も、馬関海峡の砲台を徹底的に破壊しました。いわゆる「四国艦隊下関砲撃事件」です。これで長州は今度こそ攘夷を諦めざるを得なくなりました。
これで慶喜の覚えはますますめでたくなり、家茂は自分の無力を嘆きます。その家茂はどうやらフランスと手を組もうとしているようです。ちなみに当時のフランス国王はナポレオン3世で、家茂は彼にさまざまな贈り物をしたそうです🎁。ちょうど現在、パリ郊外のフォンテンブロー城ではその品々が展示されているそうです。
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フランス 徳川家茂からナポレオン3世に贈られた美術品が公開
再会
深谷に立ち寄った栄一と喜作を惇忠が待っていました。またふたりが深谷を通ると聞いた市郎右衛門は千代とうたを寄越してくれます。栄一は千代にもらったお守りを大事に首からかけていて、これのおかげで無事だったと感謝を伝えました。また落ち着いたら必ず一緒に暮らせるようにすると約束します
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天狗党の乱
天狗党の反乱を治めに行ったはずの耕雲斎が、彼らの先頭に立つことになりました😱。耕雲斎としては、慶喜の活躍を聞き、慶喜ならば天狗党の気持ちを理解してくれるはずだと考えたようですが、そうは問屋が卸しません💦。慶喜は、栄一たちが連れてきた人材を登用し、天狗党を討つよう命じました😔。
その慶喜は栄一たちに、円四郎は慶喜の身代わりになったのだと無念そうに伝えます。慶喜がことあるごとに円四郎を思い出しているのがなんとも気の毒でなりませんでしたね。
ほか
今回は、伊藤俊輔(博文、山崎育三郎〜井出伊織@イチケイのカラスと井上聞多(馨、福士誠治〜政@ぬけまいるが登場しました。ちょうどイギリス留学から戻ってきたばかりのようです。列強の攻撃を防ぐべく、なんとか長州の攘夷を断念させようとしていましたが、間に合わなかったようですね。
感想
己の価値観がある出来事を境に劇的に変わってしまう〜喜作はもうスッパリ切り替えていたようですが、栄一はまだ迷っていたようですね。来週はいよいよ栄一らしさが発揮されていくようで楽しみです。
拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こんにちは〜( ´ ▽ ` )ノ。
そうですね〜円四郎を失った彼らが、それを機会に成長していくとしたら、それはそれで意味のあることでしたよね。そうでも思わないとやりきれませんが( ; ; )。
でもおっしゃる通り、新しいメンバーもお目見えして、これからの展開がますます楽しみですね🎶。こん