青天を衝け あらすじと感想 第18話 一橋の懐
大河ドラマ【青天を衝け】の第18話は「一橋の懐」です。こ〜れは栄一らしさがようやく発揮されて実に楽しかったですね〜😻。おばさんも慶喜と一緒に大笑いでした。以下ネタバレのあらすじです🎶。
尊王攘夷の終焉
天狗党討伐
慶喜は、天狗党討伐のための兵を出す一方で、密かに、喜作に命じて耕雲斎に密書を届けさせました👍。慶喜は、帝のいる京に天狗党を入れるわけにはいかぬからここで投降してほしい、さもなくば、自ら先頭に立って天狗党を討たねばならぬ、と苦しい胸の内を訴えてきたのです😿。耕雲斎は涙を流して承知しました。殿に辛い思いをさせてしまった!
これにより天狗党討伐は中断されたのですが、慶喜と天狗党の結びつきを恐れた田沼意尊(おきたか、田中美央〜奥山六左衛門@おんな城主直虎)は、天狗党の処罰は幕府で行うと主張します。公平に裁くというその言葉を信じた慶喜は、後に断腸の思いを余儀なくされました。なんと田沼は耕雲斎をはじめとする天狗党の残党をことごとく処刑したのです😱。
栄一の逡巡
これを聞いた栄一と喜作は大いに憤慨しました💢。栄一は特に小四郎を焚き付けたのは自分ではないかとの罪悪感を抱いていたのです。こんなことで憂国の士を無駄死にさせるとは😡!慶喜の使いで天狗党のアジトに出かけ、寒さと飢えに苦しむ兵たちの悲惨な様子を目にしてきた喜作は、あれが攘夷の成れの果てだ、もう攘夷などどうでもいい、と言い捨てました。が、栄一の気持ちはもう少し複雑らしい🤔。
"うねり"の向かう先
こうして尊王攘夷は潰えました。それと同時に、これまで尊王攘夷を声高に叫んでいた長州や薩摩は、まさに掌を返したように外国におもねり始めます。彼らの狙う敵は外国ではなく徳川幕府になったのです。
"懐"
幕府
その幕府の家茂はフランスと手を組もうとしていました。が、いかんせん、資金がありません。薩英戦争や下関戦争後の多額の賠償金が、薩摩や長州ではなく幕府に請求されたからです。薩長に返済能力がないこともさることながら、彼らがイギリスを攻撃したのは幕府の命令に従ったからという名目のようです。
勘定奉行の小栗忠順(武田真治〜木内昌胤@一億円のさようなら)はフランスと「コンパニー」(会社)を設立する予定だと胸を叩きました。小栗はいち早く「財政や経済」の重要性に気づいていたのですね👍。彼はフランスと提携し、貿易会社や製鉄所の建設に着手しました🎶。
一橋家
農兵集め
それは栄一も同様です👌。まず栄一は慶喜に「農兵」をもっと集めさせてほしいと頼みました。黒川は止めようととしますが、慶喜は応じてくれます。栄一は「軍制御用掛、歩兵取立御用掛」に任命されると早速、備中の一橋陣屋に足を運びます。代官の稲垣練造(おかやまはじめ〜穂高篤郎@盤上の向日葵)は栄一の話を聞くと、すぐに人を集めてくれました。でも皆、一向にやる気がありません😔。栄一は毎日熱弁を振るいますが、誰も仕官したいと名乗り出てくれません💦。
日の本の一大事がどうして分からん💢!といきり立つ栄一に、伝蔵が大切なことを思い出させてくれました👍。彼らは皆百姓であり、それぞれに日々の生活が大変なのです。栄一もそんな時に「お上の御用」で呼び出され、大いに憤慨したことを思い出しました😲。そりゃそうだ、ゆっくりやるべえ😏。
百姓だった強み
こうして栄一は、それまでの「上から物を言う姿勢👎」を改めて、彼らの懐に飛び込むことにしました🎶。同じ塾に通い、同じ畑を耕し、一緒に飲み食いしてこそ、気持ちが通じると確信したからです。
そこの塾の塾長は阪谷朗廬(山崎一〜山岡浩司@天使にリクエストを)と言い、一橋家の家臣がこんな小さな塾に来てくれるとは、と感激しました。栄一は、自分も元百姓で、もっと小さな塾で勉強をしていた、と打ち明けます。ちなみに阪谷朗廬はの興譲館(現在の興譲館高等学校)の初代校長だそうです😻。も〜興譲館と言ったら、新谷仁美さんや重友梨沙さん、小原玲さんと言った女子マラソン選手を輩出した陸上の名門校ですばい。
栄一が攘夷もそこで学んだと語ると、阪谷は、一橋家の家臣が攘夷を口にするのはよろしくないと諭しました。栄一は、主だった漢学者は皆攘夷鎖港論者だったと驚きますが、阪谷は逆だと主張します。私は開港すべきだと考えている。浜田弥衛江(やひょうえ)をご存知ないか?
浜田は江戸初期の朱印船で活躍した長崎生まれの船長で、当時オランダ東インド会社により高砂(台湾)にかけられた関税を撤回させた英雄なのだそうです。阪谷は、栄一が浜田を知っているなら、異国が日本に通商を望むのもまた互いの利益追求のためだと教えました。栄一はすっかり感銘を受け、攘夷の考えは捨て切れないが、阪谷の考えは実に「おかしれえ」と答えます😼。阪谷もこれには大笑いでした😄。
栄一はそれからも塾生たちとの交流を深めていきます。その結果、5名が一橋家に奉公したいと名乗り出てくれました。そこで栄一はピンときます🤔。自分一人で5名も集めたのに、他から声が上がらないのはおかしい?🙄
案の定、人集めを阻止していたのは稲垣でした👿。稲垣は、農兵集めを頼んでいる問屋や名主に、役人が無理難題を押し付けてきているから、適当に断ればよいと唆していたのだそうです😠。からくりを知った栄一は早速稲垣の元へ行き、こう人が集まらぬのではともに切腹するしかないと仄めかしました😎。慌てふためいた稲垣が何をしたかは分かりませんが、翌日にはわんさと志願者が押しかけたそうです🤣。
どこの国も代官というのは厄介なものよのう😥。
懐を豊かに
慶喜は栄一のこの活躍を称えて大金を与えました。すると栄一は、兵が増えるということはその分金が必要になるということだ、と申し出ます。猪飼たちは、幕府から用立てれば良いと能天気ですが🐒、栄一は、借金をしていては懐は豊かにならないと反論します。
武士も金が必要だ。戦に行けば腹も減る。腹が減って食料を盗めばそれはもはや盗賊でしかない。どんな大義を掲げても水泡に帰す。天狗党が失敗したのもそのためだ。忠義を掲げても懐を整えなければ失敗する。義と懐の両方が必要だ。私は一橋家の懐を整えたい。本音を明かせば、一橋家に攘夷を託したいと願っていたが、今は慶喜に日本をまとめてほしいと切望している。そのためには一橋家をもっと強くしなければいけない。それには懐を整えるのが肝要だ。それこそが、自分の最も得意とするところなのだ。栄一は既にいくつかその具体的な方法も見つけていました👍。
- 米の入札制
- 播磨の木綿
- 備中の硝石
慶喜は栄一の言葉を聞いて、亡き父を思い出したそうです。斉昭もまた常に「水戸の懐」を案じ、農業や林業に力を注いでいたのだそうです。百姓のことも「お百姓様」と尊んでいたと聞いた栄一は、斉昭に対するイメージが変わったと語りました。栄一はこれまで斉昭を「我が父にも負けぬとんでもねえ石頭の風神雷神のような方」だと思い込んでいたのだそうです😂。猪飼と黒川はこの暴言にヒヤヒヤしていましたが😵、慶喜は大声で笑い出しました😄。
ダメだ、耐えきれん。雷神となった父を思い浮かべてしまった💦。円四郎め、誠に不思議な者を押し付けおった😏。
慶喜は、自分が何か変なことを言ったのかと恐縮しきっている栄一に「もはや腰掛けではあるまいな」と念を押し、「ならばやってみよ」と命じました。そこまで申したからにはお主の腕を見せてみよ。ははっ!!
おめえはおめえのままで生き抜け〜円四郎の言葉が蘇る栄一です。必ずだ
。
感想
いや〜実に楽しかったです🤣。これで少しは円四郎の無念も晴らされようってもんですよ😼。篤太夫のお手並み拝見、でござりまするね💕。
拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こんにちは〜♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
亡くなってしまった円四郎が、実に良い働きをしていますよね。慶喜と円四郎、円四郎と栄一、そして栄一と慶喜。素敵なご縁だったのだと感動しきりです。今後のふたりの活躍がますます楽しみですね^^。こん