青天を衝け あらすじと感想 第24話 パリの御一新
大河ドラマ【青天を衝け】の第24話は「パリの御一新」です。今回は、栄一の口を借りて「皆の疑問と憤懣」が語られていましたね👍。本当に、おばさんも知りたいですよ、そこんとこ😠。以下早速ネタバレです。
正月
慶応4年の正月がやってきました🎍。
血洗島
血洗島ではこれが「栄一がいなくなってから5度目の正月」になるそうです。渋沢家には惇忠もやってきて餅をついていました。うたもすっかり大きくなりましたね。と、そこへ杉浦がやってきます。杉浦は、栄一がパリから送ってきた手紙を届けにきてくれたのです。そこには民部公子と、栄一が洋装をした写真も入っていました。皆は嬉しそうに眺めていましたが、千代だけは「浅ましい」と吐き捨てるように語ります😨。あれほど嫌っていた異人と同じ姿をするとは!?😡
パリ
その頃パリにも大政奉還を知らせる御用状が届きました。今後幕府は薩摩などと協力して政を行うとのことです。皆口々に信じられないと声を上げましたが、栄一は黙って厳しい顔をしていました😠。そして民部公子は、まだここで学び続けたいと吐露します。
Capital Social
栄一の最大の関心事は「金策」でした。これからは毎月5千ドルの送金だけで全てを賄わねばならぬのです。と、そこへエラールがやってきて栄一を証券取引所に連れて行ってくれました🎶。エラールは、ここでは「国債や社債」を買うことができると語り、たとえ志が高くても一人では何もできないが、たくさんの人から少しずつ金を集めることで可能になる「事業」がある、と教えてくれます👍。上下水道然り、鉄道も然り。栄一の頭にはあのスエズ運河も浮かんだかもしれませんね❣️。
金を貸す方も、ただ貸すだけではなく、事業がうまくいけば「配当金」をもらえる。エラールは、これぞ"Capital Social"だと教えました。栄一は興奮して胸を押さえます😻。これぞ、一人だけではなく、皆が幸せになる方法ではないか?おかしれえ。これだ。俺が探し求めてきたのはこれだ!💝
実際栄一は国債と鉄道債を6万5千フランずつ購入しました。これが利子と相場の上昇で4千フラン(600両)も儲けたそうです👍。エラールはこれを聞いて素晴らしいと笑い、それだけではない、その金がフランスの鉄道の役に立った、と讃えました。栄一も笑顔で答えます。皆の小さな一滴一滴が流れを作り、皆が幸せになる、こんなトレビアンな術があるとは!😁
俺は今まで異人は皆敵だと思っていた。心から詫びる。
日本からの手紙
栄一たちの元にまたしても御用状が届きました。慶喜は薩摩と衝突し、京を出て大阪城に引き上げたそうです。そしてその大阪城には公儀の兵が集結しているそうです。栄一には、平九郎や惇忠、そして千代からの手紙も届きました。それによると、平九郎は江戸で文武に励んでおり、長七郎は赦免されたとのことです。とはいえ、長七郎はすっかり生気を失っていたそうです。千代の手紙には大笑いでしたね。正直な千代は夫の写真を「浅ましい😠」と言ってのけたそうです。栄一は苦笑いしながらも、激しい郷愁に駆られました🍁。会いてえなあ。会いてえ。
矛盾と怒り
その後またしても日本の状況を知らせる御用状が届きました。栄一は溢れ出る怒りと混乱を抑えることができません。
政権を朝廷に返上したのなら、なぜ挙兵したのか。戦の意思があったのなら、なぜ最後まで戦わなかったのか。この先、臆病、暗愚と罵られると分かっていながら、なぜ兵を置き去りにして自分だけ江戸へ戻ったのか。朝敵の汚名を着せられ、追悼軍に追われても、勇敢な家臣と共に戦わず、神祖300年の偉業を自ら捨てて、東照大権現に何と申し開きをするつもりか!
喜作からの手紙
喜作が戦況を知らせてきました。慶喜は決して尊皇の大義に叛いておらず、今はどんな勅命も甘んじて受けるとの覚悟で上野の寛永寺に蟄居しているそうで、喜作自身は慶喜の汚名を返上するために旗本や御家人を集めて「同盟」を結んだそうです😿。
そんな折、栄一の元に、幕府が各国に派遣していた留学生が集まってきます。栄一は彼らが無事帰国できるよう、民部公子の住まいを開放したのですが、広間に布団を敷いて寝ると聞いた彼らは口々に文句を言いました。オーノー!まるで豚扱いだ👿!これに栄一がブチ切れました💢。いったいお主らは、今の国元をなんと思っているのか?😡
留学生たちを喜望峰周りの帆船で荷物のように送り返すのは「国の名誉」に関わると思って、民部公子の貴重な金からどうにか捻出して呼んでやったのに、その苦労も意味も分からねえとは情けない。ただ知識を多く得れば偉いとでも思ってんのか?公儀はこんな思慮の足りねえ性根の腐ったものを育てるために、わざわざ苦しい懐から学生を送ってきたのか!だとしたら俺は公儀のために大いに嘆く!ここで嫌ならすぐさま出ていけっ!!お国が戦という一大事に、もし柔らかい布団で寝られたとしても臥薪嘗胆の心があって然るべきじゃねえかっ!
ここでクズ呼ばわりされた一人に林董三郎がいました。彼は榎本武揚の縁戚で、後に箱館戦争にも参加したそうです。もちろん、栄一の喝を受けて平身低頭で布団を敷いたことは言うまでもありません😏。
パリで得たもの
栄一はパリで、もともと自身に備えていた「合理性」をいかんなく発揮し、開花させましたが、惇忠の言う通り「大和魂」も失ってはいませんでした👍。それは栄一だけではありません。民部公子付きの医師として同行した高松も、パリで「医師の本分=真心」を学べたと語っています。平等に真摯に治療するのが医師の務めだと痛感した🌹。
帰国
慶喜や民部公子の意向もあって、なんとかパリに残っていた栄一たちも、ついに帰国することになりました。慶喜は水戸に移って謹慎し、慶篤も亡くなったそうです。朝廷は民部公子=昭武に水戸家を継ぐよう命じました。日本では新政府軍が会津と戦をしている真っ最中で、皆なんとかして帰国を阻止しようとしますが、最後は昭武自身が決断します。日本に帰ろう。それでも昭武は栄一には「日本に帰るのが怖い」と漏らし、帰国後も一緒にいてほしいと語っていました。
感想
人は辛いことがあるとついめげてしまうものですが、こうして歴史を紐解いてみると、たとえどんなに辛い時でも、否、辛い時こそ得るものはある、と確信させられますね。やはりピンチは成長のチャンスなのですよね💜。栄一がこのピンチをどうチャンスに繋げるのか、今後の活躍が楽しみですね😻。
拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こちらにもありがとうございます♪
パリで得るものは得たようなので、日本の様子が気になるところです。来週の放送が待ち遠しいです♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪。こん