青天を衝け あらすじと感想 第27話 面白くなってきました

※本ブログでは記事中に広告情報を含みます

大河ドラマ【青天を衝け】の第27話は「篤太夫、駿府で励む」です。こう言ってはなんですが、よ〜やく面白くなってきましたね😁。いや、幕末の話もつまらなかったわけじゃないけど💦、やはり「渋沢栄一」という人間を主人公にしたこのドラマの真骨頂はここからでしょ。見ているこちらも胸がグルグルしてきました😻。以下早速ネタバレです青天を衝けのネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

百姓から幕臣になった者の矜持

栄一は、慶喜への報告を終えたらすぐに水戸へ行こうとしたのですが、大久保一翁と平岡準蔵(大竹直)から、このまま駿府に残って勘定組頭として働くよう命じられました。栄一はキッパリ断りますが、一翁から、これは慶喜の意向だと聞かされます。慶喜は、水戸は今でも内紛が続いていたため、昭武に重用されるだろう栄一が、かつての平四郎のように襲われてはいけないと憂えていたのだそうです。栄一は慶喜の行為をありがたく思い、駿府に留まることには同意しますが、勘定組頭にはならないと固辞しました。俸禄をもらうつもりはねえ!😠

駿府徳川家は70万石の大名に過ぎぬのに、そこに800万石の頃からの家臣たちが養ってほしいと押し寄せている。自分は「一時でも幕臣にしてもらった百姓の矜持」として今後は俸禄をもらわずに、駿府で百姓か商いをして、心穏やかに余生を過ごしたい。

一翁から栄一の話を聞いた慶喜は、やはりあやつはおかしろき男だ、と微笑みました😏。一翁はその慶喜の顔を見て、栄一を只者ではないと確信したようです。また、期待していた栄一からは手紙だけで、水戸には来なくなったと聞いた昭武は、やはり慶喜と栄一の関係は「スペシアル🌹」(フレンチアクセント)なのだな、と語ったそうです。

コンパニーの設立

杉浦愛蔵もまた駿府で働いていました。彼は学問所で幕臣の子弟のみならず、身分を問わず、漢字や洋楽を教えているのだそうです。杉浦は、自分は洋行帰りだから恵まれているが、禄もなく、扶持米で食い繋いでいる元幕臣の方がずっと多いのだと教えてくれました。駿府に来たまではよかったものの、泊まるところがなくて、空き家や馬小屋に寝泊まりし、民から「お泊まりさん」などと呼ばれて厄介者扱いされている武士も大勢いるそうです。その中にはあの川村もいました😨。

そこへ準蔵がやってきます。準蔵は、かつて栄一が謀反人の大沢源次郎を捕獲した時のことを覚えていて、加えてこの度の詳しい勘定書には心から感動し、勘定組頭に適任なのは栄一しかいないと推薦したのだそうです。栄一はまたしても「禄をもらう気はない!」と拒絶しました。この言葉に、その禄をもらいに並んでいた武士たちがざわめきますが😲、栄一はそれが何を意味するか気づきません。それよりも準蔵の口から出た「太政官札」という言葉に耳を止めました🤔。準蔵は、今は太政官札でどうにかなっているが、と言ったのです。

栄一はその太政官札を見せてもらうことにしました。新政府は、諸般の財政を救うと言う名目で、その石高に応じた太政官札を1石1両で発行しているのだそうです。駿府徳川家は70万石だけれどとりあえず53万両をもらったと聞いた栄一はすぐにこれは借金だと見抜きました😈。うっかり使って返せなかったら駿府は破産してしまう😠!それなのにもう既に半分以上使ってしまっていたそうです。しかも今後の収入の見込みは全くないと言う話で🐵。

それで栄一はついに「コンパニー」設立に動き出しました🎉。これからは武士と商人が「合本」(協力)していかねばならぬ、残っている25万両の太政官札に加えて駿府の商人から金を集めると呼びかけます。でも武士はもちろん商人もなかなかこの理念を理解してくれません。武士たちは「商人と一緒に働くなどできん!💢」と激怒し、商人たちは「金」と聞くと「御用金」(上から一方的に回収される金)を連想するようで、なかなか腰を上げません😥。

それでも栄一は「商法会所」を設立し、まずは「現金」を手に入れることにしました🎶。太政官札はまだ「信用」がなくて買い付けも貸し付けもできなかったので、東京の三井組事務所へ行ってこれを現金に替えることにしたのです。そこには顔見知りの三野村利左衛門がいて愛想良く対応してくれましたが、がっちり2割もの手数料を取られました😈。栄一はあと3分ほどほしいと食い下がりますが、利左衛門は、栄一はいずれ商売敵になるかも知れぬから😏、と断ります。そして、まだそんな重いもの(二本差し)を腰からぶら下げているのか、と揶揄しました😎。

宿敵との遭遇

栄一は仕方なく妥協し、早速買い物に出かけました。まずは駿府の農業を活性化させるために米やお茶の栽培に力を入れることにしたようで、その肥料を購入します。そこで栄一の的確な指示を耳にしたのが五代でした。五代は栄一に肥料の目利きを頼んできます。栄一は親切に教えてやりました。五代は大層ありがたがって、この辺には荒っぽい官軍崩れが多いから(洋髪にしている栄一は)気をつけた方が良いと教えてくれます。

また五代は、明治維新が行われれば、富国が叶うと思っていたのに、上が変わっても相変わらず侍の世だ、と嘆きました。栄一が「こいつは誰だ?🙄」な視線を投げかけていると、五代は店の者に「薩摩の五代だ」と名乗って去って行きます。栄一はそれがフランスで耳にした五代だと思い当たり、急いで後を追いかけました😨。あなたのせいで「フランスからの借款」が無くなった、そのせいで幕府は新しい世を作れなくなった😡!!でも五代の姿はどこにも見当たりませんでした。

武士と商人の矜持

商法会所に戻ってきた栄一は武士たちに刀を外すよう促しました。もはや武士も商人も、上も下もない、むしろここでは商人の方が手練れだ。また商人たちには、商人だからと卑屈になられては困る、と声をかけます。金だけ儲ければ良いと道理に背くようなことがあってはならぬ。武士は刀を捨てて算盤勘定を、商人は「駿府の一端を担うと言う矜持」を持て、と檄を飛ばしました。これからは武士も商人も互いに良いところを認め合い、力を合わせて共に働くんだ!!

茶問屋の萩原四郎兵衛(田中要次〜浮田啓輔@あなたの番です)が真っ先に賛成してくれました💜。萩原は、駿府に武士が集まった時は、また御用金をふんだくられると頭を抱えたものだが、この合本がうまくいけば、日本中が真似することになるかもしれない👍、と意気込みます。

栄一の存在を知った日から、ずっと黙ってその様子を見てきた川村もまた立ち上がりました❣️。篤太夫。栄一に呼ばれて駿府に移ってきたうたが栄一を心配しますが😨、千代がこれを押し留めます。川村は二本差しを外して栄一に差し出しました。何から始めれば良いのか教えよ。川村はそう言って、机の前に正座します💖。そしてもう一度、今度は萩原に向かって繰り返しました。何から始めれば良いのか教えよ。萩原は慌てて他の商人を呼んで教えさせます。他の武士たちも皆川村に続いてくれました🎶。栄一は胸を熱くします😻。よし、我ら駿府が、新しき商いの先駆けとなりましょう!俺たちの矜持を見せてやる!( `ー´)ノ

千代とうたが笑顔で見守る中、商法会所はみるみるうちに軌道に乗り、順調に利益を出して行きました💰。

戊辰戦争の終結

箱館では、土方や喜作のいる旧幕府軍が劣勢を強いられていました💀。土方は、己の写真を市村鉄之助に託し、死を覚悟します。その一方で喜作には、お前は俺とは違う、お前からはもう一人の渋沢同様「生」のにおいがする、と語り、生きろ!と告げました。生きて日の本の行く末を見届けろ!もしかしたらその方がよほど辛いかも知れぬが😏。

死を覚悟していた喜作も、一旦逃げようとすると途端に「生」への執着が生まれて恐怖を感じていたようです😨。そんな自分を恥じるかのように慟哭する喜作は、土方の最後の言葉を噛み締めていたかもしれません😭。

一方で、旧幕府軍の降伏を知った栄一は慶喜に会いに行くのですが、慶喜から面会を断られてしまいました😔。慶喜にしてみれば今さら会わせる顔もなかったのでしょうね💦。それで栄一は座って事務仕事をしている川村に話しかけました。喜作はどうなったのかと問う栄一に川村は、最後まで忠義を貫いたのであれば本望だろう、と答えます。川村は、平岡の命も守れず、戦でも死に損ない、徳川に捧げられなかった命を持て余してここにきた、と語ります。皆そうだ。ただ禄が欲しくて流れてきたのではない。徳川のために何かできぬかと思っていたのだ。栄一は手伝うと言って川村の隣に座りました。見ると川村は己の側に二本差しを置いています。彼にとってはこれもまた戦い(弔い合戦)なのですね😿。

戦いは形を変えて

一方の新政府はようやく長い戦いが終わったと大喜びでした。大隈重信(大倉孝二〜名倉雅彦@僕とシッポと神楽坂)の家に伊藤博文(山崎育三郎〜井出伊織@イチケイのカラス)や五代が招かれています。そこで栄一の名前が挙がりました❣️。エラールは新政府に昭武の滞在費のうち余った1万5千両を戻してきたそうなのですが、栄一は当時の会計係として、これは徳川が昭武のために払った金だから、駿府藩に返すのが筋だ、と主張したのだそうです👍。そして今や駿府藩はその栄一のおかげで「商人と組んだ商いでたくさんの利益を得ている💰」と評判になっていたそうです😎。

駿府藩に渋沢篤太夫というものあり。民部公子に随行したが、己の才覚で4万両の利益を蓄え、この4万両を駿府藩内に配分す👌。

大隈は、見知らぬパリで4万両もの財を成し得た男がいると聞いて驚愕していました😱。どうやらこの大隈が次回、千代をして「栄一よりも口の立つ人間」と言わしめた=栄一を説得するようでしたね。も〜さすがは千代です👍。また五代も栄一に関心を示しますが、既に面識があるとは気づいていません😜。

感想

これから栄一が「元幕臣の百姓としての矜持」をもってどのような戦いを挑んでいくのか🎶、想像するだけでグルグルワクワクしてきますね😻。喜作も早く帰ってきて栄一や妻子を安心させてやってほしい。続きもとっても楽しみですね💜。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」完全ガイドブック (TVガイドMOOK 61号)
関連記事
こん
Fさんへ
2021/09/22 (Wed) 10:13

拍手コメントをありがとうございます♪

Fさん、こんにちは〜( ´ ▽ ` )ノ。

本当に面白かったですね〜。渋沢栄一という人は誰の心にもそれぞれに応じて強い印象を残す人物だったのですね( *´艸`)。来週の五代の顔も楽しみですね♪。こん

-
2021/10/03 (Sun) 22:35

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

こん
鷲谷 城州さんへ
2021/10/04 (Mon) 07:23

素敵でしたね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

鷲谷 城州さん、こんにちは(^^)/。
いつも気にかけていただいてありがとうございます。

TBのことは気になさらなくて大丈夫ですよ。2つ同じものを頂いたようなので1つは消そうとしたのですが、これがね、なぜか消えないんです(・・?) 。

川村恵十郎は本当に素敵でしたよね〜。平岡が生きていた時から注目していましたが、まさかこんな役どころだとは思いもよりませんでした。

>年下で、一橋家では自分の組下であった栄一に教えを請うなんて、なかなかできない

おっしゃる通りですよ。私もすっかり感激しました( *´艸`)。こん