鎌倉殿の13人 ネタバレと感想 第24話 カバ殿、無念っ!!
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三谷幸喜さん脚本のNHK大河ドラマ、【鎌倉殿の13人】の24話は「変わらぬ人」です。これは大姫のことを指すのかな。でも蒲殿こと範頼も、ずっと変わらず良い人でしたよね。ああそれなのに。以下、今週も変わらず「頼朝憎し!💢」のネタバレです。
言いがかり
頼朝は、鎌倉に戻る早々、弟=範頼の謀反を疑いました👿。例の三善康信が朝廷に届けようとした「鎌倉殿の後継者」に関する上奏文を手に入れたらしいのです。三善は範頼に、そもそも「範頼に鎌倉殿になれとたきつけた比企能員」に取りなしてもらうよう勧めたので、範頼も早速出かけていきました。
能員自身はそれでもある程度の罪悪感を抱いていたようですが、図々しい道は「関わり合いになるな😤」と戒めます。いや、関わり合いになるとかいうレベルじゃないから。道は範頼に、夫は風邪をひいているから会えないと門前払いを食わせます。範頼は、おそらく全てを承知した上で、風邪には寝るのが一番だと引き下がりました😭。義時もこれには比企が関与しているのではないかと疑って、それを頼朝に説明したほうが良いと勧めますが、範頼は、自分の一存でしたことだと明言し、身の潔白を証明する起請文をしたためます。
あの時は、頼朝が討たれたと思い込んでいたため、誰かが鎌倉を守らなければならないと思っただけ。
頼朝は、頼朝が生きていると考えないこと自体が「死」を願っている証拠だと因縁をつけてきます👎。広元も、範頼が起請文に「源範頼」と署名したのが気に入らず、「源」を名乗って良いのは頼朝とその子どもだけだとのたまいました。さすがの義時も、それは言いがかりだと反論しましたが、範頼自身がこの茶番に疲れてしまいます😢。どう言い逃れをするつもりだと睨みつける兄・頼朝に、もう結構です、と頭を下げました😭。
政子はなんとか範頼を助けようとしますが、頼朝は「疑われるようなことをしたことが罪だ」とうそぶきます。また安達盛長は比企尼に助けを求めました。比企尼はわざと「一門だからと情けをかけたら誰もついてこない。見せしめに、顔に焼き印をつけ、目玉をくり抜け😡」と挑発します。さすがの頼朝も、血を分けた弟にそこまでできぬと反論しました。比企尼は、そう、範頼はあなたの弟だった😏、とわざとらしく驚いて見せました。
立場は人を変える〜比企尼はいかにも情けなさそうに頼朝を批判します。昔の頼朝は、比企尼が与えた観音像をいつも髪の中にしまっていた優しい子だったのだそうです。それがかつて宗時が取りに戻って殺された観音像だったのですかね💦。
頼朝は、観音像は、源氏の棟梁として甘くみられてはならぬと挙兵の時に捨てた、と反論しました。そうやって私は命を繋いできたのだ!😤
比企尼は泣きながらかぶりを振り、頼朝の頬を叩きました🎉。頼朝は無言でこの乳母の怒りを受け止め、彼女を送るよう命じます。これが効いたのか、頼朝は範頼を処刑せず、伊豆の修善寺に幽閉しました。時政は、伊豆は良いところだし、そのうちに頼朝の誤解も解けるだろうと語り、範頼自身もすっかり土地に馴染んで、以前の義経同様、土地の人になりきって日々の暮らしを楽しんでいました🌸。
また仏門に入った岡崎義実は、かつて頼朝が挙兵した際に駆けつけた功が認められて、処刑を免れています。
親の因果が子に報う
一方の頼朝は、後鳥羽天皇との縁談が棚上げになっていた大姫を公家に嫁がせようとしました。でも義高を忘れられない大姫はこれをキッパリ断ります。頼朝と政子はこれをなんとかしようと、全成に頼んで祈祷をしてもらうことにしました。でも賢い大姫はすぐにこの猿芝居を見破ります。
大姫は、和田の小太郎のところにいる巴に会いにいきました。あれほど愛した義高の面影が薄れてきたので巴と語り合いたいと思ったのだそうです。でも巴は生ある限り前に進まねばならぬと教えます。巴自身、義仲を慕っていたけれど、今では小太郎に感謝さえしているのだそうです。義高の面影が薄れたということは、前に進めという証🌹。
大姫は両親に、もう一度帝との縁談を進めてほしいと頼みました。
が、都&朝廷は甘くありません。丹後局は、所詮は庶民に過ぎぬ政子とその娘をとことん馬鹿にしました💀。大姫は何もかも嫌になって御所を飛び出します。そこで偶然出会った義村は、自分が生きたいように生きればいいと勧めました。人は自分のために生きなければいけない。そういう義村ももはや頼朝の疑心暗鬼に嫌気が差して「引退」を考えていたそうなのです。
大姫は「好きなように生きる」ことはそれすなわち「好きなように死ぬ」ことだと理解し、義高に会えることだけを楽しみに衰弱していきました😨。こうして2年後、まだ二十歳の若さでこの世を去ります😭。
ところが頼朝はまったく懲りず、今度は大姫の妹の三幡を入内させると息巻きました🐵。
カバ殿、無念っ!!
頼朝は、範頼が源氏を呪っていると決めつけて、景時に命じて範頼を殺害させます😤。手を下したのは善児です。いや、心のきれいなカバ殿は呪ってなどいないけど、頼朝は呪われて当然のことをしているから「親の因果が子に報う」の例え通りでござりまするね。
その頼朝も、自らに迫る死期を悟って焦りを覚えていたようです😜。も〜コイツの地獄行きは決定でござるね。
ほか
義時はあれ以来、比奈と暮らしていたそうです。頼朝もふたりの婚姻を勧めていたようですが、またいつどんな難癖をつけてくるか分かったもんじゃありませんよね😤。そこで比奈が「比企の紙」が届いたとか語っていたようですが、それって何かの伏線だったりするのでしょうか🙄?また義村は金剛に、自分の娘の初との結婚を急かしていました。金剛もまんざらではなさそうでしたね🌸。