鎌倉殿の13人 ネタバレと感想 第31話 諦めの悪い男

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三谷幸喜さん脚本のNHK大河ドラマ、【鎌倉殿の13人】の31話は「諦めの悪い男」です。これまたいつもながらにウィットの効いた副題でございまするね。諦めが悪いというよりは「慎重」なだけなのでしょうけどね。ここぞと言う時の決断は誰よりも早いようでしたから。以下早速ネタバレです鎌倉殿の13人のネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

頼家の急病

頼家が急な病に倒れました。その症状はまさしく父の頼朝と同じで、主治医でかつ「齢68歳にして頼朝の挙兵に参加した佐々木秀義(康すおん)の孫(康すおん二役)は「汗をかいているから望みはある」と診断しましたが、周囲は皆、自分が思いたいように思って動き出します😈。能員は一幡を、義時やりくは千幡(嶺岸煌桜〜観山寿限無子役@俺の家の話)を後継者にしようと画策しました。義村が乳母父の善哉はまだ幼すぎて、いくら義村が偽の遺言書を偽造してきても義時が握りつぶします😓。

一方で京で修行をしていた全成の息子の頼全(小林櫂人)が惨殺されました。現場で指揮をしたのは在京御家人の源仲章(生田斗真😍〜森川栄治@元彼の遺言状)でしたが、指示を出したのは能員に違いありません😠。それでも義時は腰をあげませんでした。義時は、これが鎌倉を二分する戦いに発展することを嫌い、なんとかして和解の道を模索しようとします。

頼朝の教え

義時は、北条の推す千幡と比企の推す一幡で全国を2つに分けて治めたらどうかと提案しました。前者は関西38ヵ国を、後者は関東28ヵ国を治めると聞いた能員は鼻で笑って却下します。鎌倉様は一幡様、ただお一人!

こうして「大義」ができました。拒んだのは向こうだと皆に念押しした父を見た太郎は、最初から分かっていたのか、と驚きます😨。

その後、頼家が床の上で出家しました。道やせつと共にその様子を見守った政子は、比企は滅びねばならぬのか、と義時に尋ねます。道やせつも政子にとっては大切な家族なのです。でも義時はしみじみ、頼朝は正しかったと語りました。敵は決して容赦せず、常に先に仕掛けた〜それがあの方の教えだ。政子は、その頼朝の血を引く一幡を殺してはならぬ、と釘を刺しました。義時は、一幡には出家してもらうと答えましたが、本心は違います。太郎には、一幡を母親のせつともども真っ先に殺せと命じていました💀。

北条の世

その一方で義時は比奈を比企に行かせてその内情を探らせます。比奈は夫の命令通り、能員が三浦義時に接近して味方に引き込もうとしていた事実を探り出しました。比奈から父への伝言を頼まれた太郎は愕然とします。義母上を利用したのですか!?そこまでして北条の世を作りたいのですか!😠

当たり前だっ😡!!

義時は、まさにそのため〜兄=宗時の願いを叶えるために、今まで頑張ってきたのです。

とはいえ、義時にはまだ不安が残っていました。一幡を鎌倉殿にした場合、どうしてもその後ろ盾が必要になります。果たして、りくの言うように、その役目が父時政に務まるのかどうか?義時はずばり本人に覚悟の程を確かめました。時政は「覚悟はある」と物々しく答えます。彼にとって大切な3つ〜伊豆と嫁と子どもたち〜を死に物狂いで守るはずだったのに、全成を死に追いやったことで実衣を悲しませてしまったことを心から悔いていたのです。

これからは北条を守り抜き、鎌倉のてっぺんに立って北条の世を作ってみせる!やってやるよ

義時は、お前の力も借りることになるだろうと語った父を信じました。その上で、能員に最後のチャンスを与えたいと申し出ます。お前も諦めの悪い男だなあ、そう言いつつも、決してその「諦めの悪さ」が嫌いではない父は、息子のために、その役目を引き受けました。お前では埒が明かない。向こうが承知すれば御の字。叶わなければ、戦だ😎。

比企能員の変

時政は、早速能員に会いにいきました。能員は、これまた諦めの悪いことに、大昔の話を引っ張り出します🐒。頼朝が挙兵した際、(どうせ負けるだろうと)加わらなかったことをいまだに後悔しているのだそうです。参加していたら頼朝は石橋山で勝っていたかもしれないのに。そうすれば、今頃は北条より上に立てていたかもしれぬ。お前はよくぞ踏み切ったな。

時政は、自分は婿を信じていた、と語り、もうここらで手を打たんか、と提案します。義時の折衷案を受け入れてくれ。能員はきっぱり断ります。千幡が九州一国というなら話は別だと言われた時政は、もちろん断固却下しました👊。これ以上話すことはないようだ。最後に1ついいことを教えてやる。あの時比企が加勢したところで頼朝は負けていたから、悔やむことなど一つもない😏。

ここ、いまいち解釈に苦しんだのですが、どうやらこの後、時政は能員の提案(千幡が九州一国)を受け入れるとの和議を申し込んだようなのですよね🤔。それで能員は(またしても)着物の下に鎧を着て出かけていきました🐵。でも家族には見栄を張り「丸腰」で行く、と伝えます。時政も坂東武者だ。太刀を持たぬものを殺せば、末代までの恥となることぐらい分かっておる。

ところがその時政は鎧兜に身を包んで能員を迎えました。彼曰く「本物の坂東武者は勝つためならなんでもする」そうで、能員は坂東生まれじゃないのだそうです(🤣)。名前に傷がつくぐれえ、屁でもねえさ😁。もちろん義村も裏切りません。こちらも坂東武者であり、北条とは二代に渡って刎頸の交わりなのです👍。

着物の下の鎧を見た時政は、その「思い切りの悪さ」が命運を分けたと言い渡しました💕。能員は「伊豆の小者と一緒にするな!」とわめきますが、時政は「ガタガタほざくな!💢」と一喝します。こんな卑劣な男に卑怯者呼ばわりされても痛くも痒くもありませんよね😜。

能員に続き、その家族も成敗されました。道は自ら囮になってせつと一幡を逃がそうとしましたが、その配慮も水疱に帰します。せつはトウに、一幡は(たぶん)善児に殺されました。義時は「一幡は行方不明」ということにします。

覆水盆に返らず

こうして千幡が新しい鎌倉殿に就任する手筈が整いました。が、そこへとんでもない朗報?が飛び込んできます。なんと頼家が回復したと言うのです😵!?義時と政子が慌てて駆けつけると、頼家は、早く一幡とせつを呼んでくれ、と催促しました😱。

後編が出てましたね💕
鎌倉殿の13人 後編 NHK大河ドラマ・ガイド
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