鎌倉殿の13人 ネタバレと感想 第41話 義盛、お前に罪はない
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三谷幸喜さん脚本のNHK大河ドラマ、【鎌倉殿の13人】の41話は「義盛、お前に罪はない」言うまでもありませんが、義盛は「和田の小太郎」です。おばさんにとってこの人は、たとえどんなに偉くなっても、永遠に小太郎です。あ〜ついに彼も逝ってしまいました😢。以下ネタバレのあらすじです。
矢は放たれた
和田の屋敷に戻った小太郎は息子たちから既に出陣したと聞かされて愕然としました😨。すぐに兵をひけ💢!決して戦は起こさぬと鎌倉殿に約束したのだ!小四郎(義時)を騙したことになる😤!!でも息子たちは、それなら敵は油断しているから好都合だと息まきました。今手を打っておかねばまたきっと次の手を打ってくる。すでに矢は放たれた。後には戻れぬ!!
小太郎は覚悟を決めてこう言い渡しました。この戦の敵はあくまでも北条だ。決して鎌倉殿に弓をひいてはならぬ!指一本でもあの方に触れたらタダじゃおかねえ!
その一方で小太郎は義村に、北条に付きたいならそうしろと言い渡します。裏切るなら早いうちに裏切ってほしいと語ります。小太郎は、義村は幼馴染の義時を(そう簡単には)裏切らないと見抜いていたのです。自分も義村とは「従兄弟」なのだからそれで殺したりもしないが、戦場では容赦無用だ。そうそう、以前時政もこのふたりを「畠山はお前たちの爺様の仇だ」と唆してましたものね。義村はすぐに弟と八田を連れて出ていきました。起請文の誓いは、水をたらふく飲んで吐き出し=御破算にします😓。
また義時はトウから小太郎謀反の知らせを受けて怒りをあらわにしました。でもそれこそが彼が待ち侘びたことなのです👿。
義村はすぐに義時の元を訪れて、小太郎の作戦を伝えます。小太郎は、広元と義時の館、そして御所の3ヶ所を狙ってくる。だが本当の狙いは義時だ。義時は義村の言葉を信じました。自分は実朝救出のために御所へ向かい、彼を鶴岡八幡宮の別棟房へ移すことにします。義村には南門を、トキューサには北門を守らせました。そして西門には太郎を配置します。
義時が御所に駆けつけると、広元が既に到着していました。実朝が見当たらなかったので、二手に分かれて行動します。広元は文書や記録を移動し、義時は姉たちを逃がしにいきました。ふたりは口々に文句を言いますが、そこへようやく実朝が見つかったとの知らせが届きます。実朝は千世や三善と共に納屋に隠れていたのです。
義時は実朝に、西門から出て八幡宮に移るよう促しました。実朝は「小太郎が謀った」と聞いて愕然とします。戦にはならぬと言ったではないか?何故に義盛(小太郎)は😨!?
一方、義時から謹慎を食らった太郎はやけ酒を飲んで寝ていました。というより、酒にはめちゃ弱いらしく、たくさん飲んだわけではないようです。いくら呼んでも起きないので、初は桶に水を汲んできて思い切りぶっかけました👍。
謀反か革命か
その頃和田勢は、義村が守っていた南門から御所に突入してきました。義村はあくまでも彼を「謀反人」扱いしますが、小太郎は「鎌倉殿を救え〜!」と檄を飛ばします。彼は出陣する前、一緒に行くと言い張る巴に、戻ってきたら自分が執権、否、鎌倉殿になり、実朝を「大鎌倉殿」にする💜、とジョークを飛ばしていたのです。
和田勢が西門に到着した頃、こちらもまた太郎がようやく準備を整えて彼らを迎え撃ちました。太郎は鶴丸に、八幡宮に移動中の実朝がまだ御所にいると思い込ませる、と伝えます。ここで時を稼ぐつもりなのです。まだ酒の残っていた太郎は勇猛果敢に戦いました。その間に義時たちは無事夜までには八幡宮に到着し、そこで御所が燃えているのを目にします。
そこで実朝は、御所に鎌倉殿の証の髑髏を忘れてきたことを思い出しました。取りに戻ろうとする実朝に代わり、広元が向かいます。その頃にはもう和田勢は退却し、由比ヶ浜で体制を整えていました。
一方では「戦が始まった」と知った西相模の御家人たちが今、鎌倉に向かっているそうです。彼らにしてみればどちらに味方して良いか分からないはずで、もし彼らが和田勢と合流してしまったら、北条は負けてしまうと憂えた義時は実朝に「鎌倉殿」の名で「御教書」を送ろうと言い出しました。でも三善は、ここで「鎌倉殿」の名が出ては、和田勢が鎌倉殿に刃向かった=謀反となってしまうと指摘します。
実朝はその言葉に躊躇いましたが、義時はその躊躇いをものともせずに、和田勢は御所に火をつけた💢!と豪語しました。これを謀反と言わずなんと言う?このままでは死者がどんどん増えるばかりで、それを止められるのは鎌倉殿(実朝)だけだ!😤
こうして西相模の御家人たちは幕府側に付きました。太郎も戸板や屋根を盾がわりにして進撃し、和田の勢いを削ぎます👍。こうして和田勢を追い詰めたところで、義時は最後の手段に打って出ました。実朝に陣頭に立つよう言い渡したのです。実衣は猛反対しましたが、政子はそれも良い経験だと勧めました。武家の棟梁が流れ矢に当たることを恐れてどうする!乳母は黙っていなさい!!😠
実朝は、自分なら小太郎を説得できると確信していたため、承知しました。そして義時に小太郎の命は取らぬと約束させます。
和田合戦の終結
実朝は小太郎に、勝敗はもう決まったから降参せよと促しました。小太郎はここぞとばかりに自分の気持ちを吐露します。俺はウリンが憎くてこんなことをしたんじゃない!実朝は、そんなことは十分承知している。義盛、お前に罪はない!これからも力を貸してくれ。私にはお前が必要だ🌹。
小太郎は感激のあまり泣き出しました😭。もったいのうございます。そのお言葉を聞けただけで満足です。皆、ここまでじゃ。聞いたか?これほどまでに鎌倉殿と心が通じ合った御家人が他にいたか?我こそが鎌倉随一の忠臣じゃ。皆、胸を張れ!
義時は横にいた義村を見やりました。義村は頷いて、高所で控えていた兵たちに「放て」と命じます。文字通り雨霰のように矢が降ってきて、小太郎は串刺しにされました😨。実朝は、よせっ💢!!と絶叫しますが、時すでに遅し、です😔。小太郎は最後の力を振り絞り、恨みのこもった一言を放ちました💢。小四郎〜っ😡!!そこへまた次の矢の雨が降ってきます
。
小太郎の目には最後に「泣きそうな実朝」の姿が映ったようで、最後には笑みを浮かべ、ウリン!と言って倒れました。実朝もそんな小太郎に駆け寄ろうとしますが、太郎に止められてしまいます。
お分かりかっ!これが鎌倉殿に取り入ろうとする者の末路にござる!!
義時の声を合図に、双方が斬り合いを始めました。目の前で大将を失った和田勢にもはや勝ち目はありません。
実朝の変化
こうして2日に及んだ和田合戦が終結しました。義時は実朝に、人は力を持つものを恐れる、恐れることでまとまる、と教えます。すべてはあなたの父から学んだことだ😈。
でも実朝はその言葉をこう解釈しました。父や兄のように強くなれないなら、強い者=後鳥羽上皇を頼れば良い。さすればもう2度と鎌倉に血が流れることはないだろう。私は必ず安寧の世を作ってみせる!
その後鎌倉に大地震が起きました。都では、実朝が上皇に擦り寄ってきたとほくそ笑んでいます。この地震が起きたのも、天が義時に対して怒っている証😏。
その義時は小太郎が務めていた侍別当も兼ねることにしました。和田合戦で、口では義時と離れたくないなどと言いながら、己の身が危ういと知るとすぐに二階堂に帰ったのえは「これで向かうところ敵なし😁」だと喜びます。でも義時は、実朝が朝廷に近づくことを大いに警戒していました😠。
巴の覚悟
巴は、上でも触れたように、小太郎と共に戦おうとしましたが、小太郎が許さなかったため、ひたすらその無事を祈っていました。小太郎は、最後の握り飯を食べながら&髭にご飯粒をつけたまま、巴に「俺が死んだら鎌倉を離れて生き延びろ」と命じたのだそうです。巴は、キッパリ、小太郎のいないこの世に未練はないと断言しますが、小太郎はなんども「生き延びろ」と言い含めたのだそうです😭。「(義仲が死んだ)あの時のように💐」
ついに彼が息絶えたとの報告を受けた巴は甲冑を着て馬に乗り、薙刀を振るいながら「我こそは忠臣和田義盛の妻、巴なるぞ!」と般若のような形相で豪語し、敵を恐れ慄かせた後、獣のような叫び声を上げて、駆けて行ったそうです。
ドラマでは特に「その後」は描かれませんでしたが、終了後の「紀行」では、巴は小田原に善栄寺を建ててふたりの夫の菩提を弔ったと伝えられました🌸。
まとめ
小太郎が絶命した時、冷酷な父を睨んでいた太郎に実朝を託し、踵を返して歩いて行った義時の顔がひどく歪んでいました😔。あれはどう見ても泣きそうな顔でしたよね。多分これからも、こうした形でこの人の苦悩は続いていくのだろうなあ、と小太郎の死とは別に、やっぱり胸が痛かったです。
拍手コメントをありがとうございます♪
みちるさん、こんにちは〜(^^)/。
なんとも寂しくなりましたよね〜。そうそう、巴が生き延びたと聞いて本当に嬉しかったです。
>そのあたりも実朝暗殺の動機の一つになっていきそう
まさにおっしゃる通りだと思いますよ。今回の「西の話」はそのための伏線で間違いないと思いまする^^。こん