鎌倉殿の13人 ネタバレと感想 第5話 宗時の本音
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三谷幸喜さん脚本のNHK大河ドラマ、【鎌倉殿の13人】の第5話は「兄との約束」です。以下早速ネタバレです。
所信表明
山木兼隆と堤信遠を討ち果した頼朝は、すっかりその気になりました🐒。これからは、平家に代わって坂東の政を行うと豪語します。それにはまず土地を分配せねばならぬ。召し上げられる所領はないか。義時は、山木の縁者の中原知親(森本武晴)はどうかと提案しました。知親は「顔の長い男」として知られていたそうですが💦、平家の家人であることを鼻にかけ、領民の評判もすこぶる悪く、取立ても厳しかったのだそうです👎。頼朝は「以仁王の令旨」を掲げて所信表明を行いました
。
これが平家方を激怒させます💢。大庭景親は早速、家臣の梶原景時(中村獅童〜ログサム@精霊の守り人)に戦況を分析させました。景時は、頼朝は相模や武蔵の豪族に声をかけているはずで、彼らと合流するために東へ向かうはずだと意見します。景親はこれを迎え撃てばよいとほくそ笑みました😏。何せ景親の兵が3千なのに対し、頼朝の兵は、やっと3百に達したところなのです😵。頼朝の頼みの綱は、三浦の援軍1千人ですが、これがまたあてになりません😔。
一方の頼朝は、18日は「不殺生の日」だったため、休みましたが、翌日からは「目指せ鎌倉!」を合言葉に、景時の予想通り、皆で「東」を目指すことにしました🐵。
そこで宗時は義時に、政子たちを伊豆山権現へ連れていくよう命じます。それというのも、最初に堤を倒した際、義時はそれが初めてだったのか、すっかり腰が引けてしまって、とどめを刺すことができずにいたからです😱。宗時が殺した後も、時政がその首を切るのをいかにもおぞましそうに見ていました😭。義時は兄の配慮を察して落ち込みそうになりますが、宗時は「戦から外すわけではない、これも大切な役目だ💜」と励ましてくれます。
祐親の謀略
一方、その18日に頼朝の「謀反」を知らされた祐親は、やはりさっさと殺しておけばよかった、と歯噛みしました😤。すぐに善児を呼んで宗時を葬るよう命じます。宗時さえいなければ、あとは烏合の衆だと確信していたのですね。宗時も、千鶴丸同様、自分の孫だというのに😨。善児は早速北条軍に潜入しました😈。
そんなこととは知らない頼朝は、こっそり八重を訪ねてきます🐒。八重のおかげでこの度の攻撃が成功したと礼を言いたかったのだそうです。が、既に他の男の妻となった八重の部屋に、その夫がいないと聞くとすぐに上がり込むこの男の図々しさったらなかったですよね😐。でもその夫=江間次郎はすぐに戻ってきてしまうのですが😂。
その後八重はその次郎にカマをかけ、祐親が反撃に出るつもりだと察しました。すぐにも頼朝に知らせなければ!目の前にいる「夫」に、一刻も早く北条館に連れて行けと命じます。さすがの次郎も不満を訴えましたが、八重には負けてしまいましす😭。
でもその頃すでに北条館はもぬけの殻でした。頼朝たちはもとより、雅子たちは伊豆山権現で「寺女」を装って働かされていたそうです。実衣はぶうぶう文句を言い、りくは妊娠を理由にサボっていましたが、政子は「これが私たちの戦いだ😤」と張り切っていました。
度重なる誤算
その頃、頼朝軍は石橋山の山中に陣を構えていました。景親は、その石橋山の麓にいて、まさに睨み合いの状態です。頼みの綱の三浦軍は、雨で水嵩が増した酒匂川を渡れずにいました。でもヤキモキしていたのは義澄だけで、義村はあっさり寝返ろうとしていたようです💦。
景時がすぐに進軍すべきだと主張していた頃、頼朝は、一旦退きたいなどとすっかり弱気でした。宗時は、敵を挑発して狭いところに誘い込めば、少ない人数でも勝てると提案します。これに時政が乗っかりました。挑発ならわしに任せろ!!ところが、挑発する側ではなく、逆に挑発されてしまいます😱。突撃じゃっ!!
こうして頼朝軍は大敗してしまいました。生き残った者たちで命からがら洞窟に身を隠します
。そこで頼朝は口汚く皆を罵りました👎。わしは最初から嫌だと言った、お前たちのせいだ、調子の良いことばかり言いおって!北条を頼ったのが間違いだった!宗時は、頼朝と同時期に「源氏の棟梁」を名乗り出た武田信義に助けを求めようと進言しますが、頼朝は、そんなことをするぐらいなら自害する!と息巻きます。でももはやそれしか道はありません。
宗時の本音
この頼朝の態度に呆れ果てた時政は、義時に、もはやこれまでだから頼朝の首をみやげに景親に降伏しようと言い出しました。あいつは棟梁の器ではない。義時は、さすがに今となってはそれはできない、付いてきてくれた者にも申し訳が立たないと反論します。時政もそれは重々わかっていて、すぐに前言を撤回しました。
でもその気持ちは宗時も同じだったようですね😲。宗時は、頼朝が北条邸に置いてきたという観音像を取りにいくと言って出ていくのですが、そこで義時にだけ「本音」を漏らしました。宗時は、平家も源氏もどちらでもいいが、誰かにおもねって生きていくのはもうたくさんなのだそうです。
俺は「坂東武者」の世を作りたい。そのてっぺんに我ら北条が立つ!そのために頼朝の力が必要なのだ😠!!それまでは辛抱しよう、な🤗。
そう語った義時は、一緒に邸に戻ろうとした工藤茂光(米本学仁)とともに、一旦は見つかって逃げ出した後、虎視眈々と好機を伺っていたらしい善児に刺殺されてしまいました😱。も〜恐るべし、善児!
まとめ
祐親は実に非情ですよね💀。これで2人も孫を殺してしまいました😨。その手先となった刺客の善児がまた恐ろし過ぎです😱。あ〜可哀想な宗時😭。