鎌倉殿の13人 ネタバレと感想 第8話 いざ、鎌倉
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三谷幸喜さん脚本のNHK大河ドラマ、【鎌倉殿の13人】の第8話は「いざ、鎌倉」です。これまた実に辛辣で面白かったですね〜。人間関係の「裏切り」は好ましくないけれど、ドラマでの「裏切り」は実に楽しいです😎。ま、その裏切り方にもよりますけどね😓。以下早速ネタバレです。
ひと知れぬ苦労
進軍の並び順
広常を迎えてからというもの、頼朝軍はすっかり大所帯になりました。義時は、一行が並ぶ順番ですら、皆に配慮をして考えていたそうです。そのせいで徹夜までしていたらしい😭。義時は「平六」こと義村にも手伝ってほしいと頼みますが「そこまで頼朝を信用していない」とあっさり断られてしまいました💦。
そこへ畠山の次郎こと重忠が降伏してきます。和田の小太郎は絶対に許さないと息巻きますが😤、父を殺された義澄が、今は私怨で判断すべきではないと諌めました。広常は、頼朝の意見に従おうと主張します。そう言っておきながら、頼朝が重忠を大歓迎し「若くて見栄えの良い者に先陣を務めさせろ」と命じたと聞くと「年寄りで見栄えの良くない」ことを理由に先陣を外された広常は激怒しました😡。も〜せっかく義時が苦慮して順番を決めたのに😓。
父への配慮
また頼朝は、自分が浮気するために体よく追い出した舅の時政が、いまだに武田信義を連れてこないのを不満に思い、義時を武田のもとに行かせることにします。頼朝は、追討軍に真っ先に攻撃されるのは武田軍だと承知しており、ちょっと声をかければすぐに味方になると計算していました。だから「使い」は誰でも良かったのだ😈。
一方の時政はその信義に、頼朝を出し抜いて「院宣」を持ってくるなどと安請け合いをしていたため🐵、今更味方になってほしいなどとは言えず、途中で時間をつぶしていました🐒。義時はその辺もすっかり承知していて、頼朝が時政を頼りにしているから、早く信義を連れて帰ろうなどと持ち上げます。も〜あっちにもこっちにも気を遣って大変ですが、父親の時政は「戦国の世」においてはあまり役に立たなかった義時の隠れた才能が、頼朝という主君に出会ったことで開花したのは良いことだとむしろ評価していたようですね👍。
御所をめぐって
義時は信義を説得すると、一足早く頼朝のもとに戻ってきました。そこには既に阿野全成も到着しています。全成は易学や占星術にも詳しいそうで、鎌倉に構える御所に関してもその意見を尊重したいとのことでした。
前々から御所を設置する場所も検討していた義時は、早速意見を述べました。亀谷ではいかがか😁。三浦義澄の叔父の平四郎こと岡崎義実(たかお鷹〜浄実@麒麟がくる)は、以前から、頼朝の父である義朝を敬っており、その館があった亀谷に御堂を建てて義朝の御霊を祀っていたのだそうです。が、頼朝は即座に「ないな」と却下しました。亀谷は狭い
。頼朝は、京にも劣らぬ大きくて雅な御所を建てたいのだそうです。
その頼朝が気に入ったのは「大倉」という土地でした。義時は、それでは義実の誠意が無駄になる、と意見しようとしますが、頼朝から一喝されてしまいます。岡崎ごときの差し出口で、大切な御所の場所を決めるつもりはない!これは、わしが豪族どもの言いなりにはならぬという決意表明だ😤。全成曰く、大倉は場所も良いとかで、ここに決まってしまいました💦。義時は岡崎に平身低頭して謝罪します🙏。
豪族たちとの仲介
これで豪族たちの不満が漏れはじめました。彼らは皆で野宿しているのに、頼朝だけは寺を借りてそこを宿にしているのも気に入りません。良いご身分じゃねえかよ、流人風情が😤。俺たちは、あいつの家人になったわけじゃねえんだ💢。先陣を外されて以来すっかり臍を曲げた広常をはじめとし、小太郎までもが、最近の頼朝は調子に乗っている、と批判しました。俺たち、ないがしろにされてねえか?😡
坂東武者と頼朝の間を取り持つことこそ北条の役目だと固く心に誓っている義時は頭を抱えます😨。義村は「一緒に酒でも飲んではどうか」と勧めました。そこでもう1つ、義村は広常に「魔法の言葉😈」を教えます。頼朝を「武衛(ぶえい)」と呼ぶよう勧めたのです。広常には、唐では「親しい人を呼ぶ時」に使うと教えましたが、実際には「佐殿」より高い位を表す尊称です💦。
義時に呼ばれて渋々やってきた頼朝は、広常から「武衛」と呼ばれてすっかりご機嫌になりました😍。でもさすがに「俺も武衛、みんなも武衛😁」と言われた時には首を傾げていましたけどね🤣。
浮気の隠蔽
伊豆権現を逃げ出した後は、どこぞの民家に匿われていたらしい政子たちは、頼朝が鎌倉入りを果たしたと聞くと居ても立ってもいられず、すぐに会いに行こうとしました🎶。ところが頼朝は、早速亀を呼び寄せていたため😈、政子には遅れて来るよう義時に命じます👎。理由は「疲れたから」ですが、さすがの義時もこれにはシッカリ気づきました😠。義兄の「浮気」を快く思わぬ一方で、姉に真実を告げることもできず、またしても頭を抱える義時なのです😔。
一方の政子は、なんとか遅れを承知はしたものの、今度は「着替え」がしたいと言い出しました。頼朝の妻として相応しい格好をしたい、その前に湯浴みもしたい、という政子に続き、りくと実衣も口を揃えて訴えます。義時は、近くの豪族でそのようなことができるのは景時しかいないと聞き、早速出かけていきました
。
その頃その景時はちょうど大庭景親に見切りをつけた所だったため👍、この再会は双方にとって好都合となりました💕。景時は義時の願いを叶え、義時は頼朝の「命の恩人」である景時と頼朝の仲介を約束します💜。
美しく着飾ってやってきた政子を、遠くで亀が射るような目で睨みつけていますが😡、頼朝は平気な顔をして妻を歓迎しました🐵。その上、立派な世継ぎを産んでくれ、などとのたまいます🐒。あ〜ここは義時ならずとも頭が痛くなりますね😵。
八重を救え
頼朝は小太郎と次郎に、自分を追い出した伊東祐親の成敗を命じました。既に息子の九郎こと祐清(竹財輝之助〜甘勝岳人@大豆田とわ子と三人の元夫)が捕まっています。九郎は、祐親は八重を頼朝に渡すぐらいならいっそ殺すつもりだ、と憂えていました😨。実際、江間次郎がその役目を命じられて、八重を見張っています👿。
義時は、仮にも祖父の祐親と従姉妹の八重を見殺しにはできぬと、義村とともに二人の救出に向かいますが?
義経は腹黒?😨
も〜前回の登場シーンで、すっかり義経を「悲劇の王子」と決めつけていたおばさんですが、そうでもなかったようですね😓。義経は今回、自分が捕まえてもいないうさぎを横取りするために、なんの罪もない猟師を騙し討ちにしてあっさり殺してしまいました😱。いやはや、これは兄弟対決も一筋縄では行きませぬね😏。