どうする家康 ネタバレと感想 第18話 またやられた( ;∀;)
大河ドラマ、【どうする家康】の18話は「真・三方ヶ原合戦」です。あ〜またしてもやられました😭。しかも2つも😱。でもって信玄撤退のおまけまでついて、実に見応えのある42分35秒(予告除)でございました😍。以下早速ネタバレです。
訃報
前回のラストで、戦場に潜り込んで様子を伺っていた虎松が目にした「金陀美具足」(きんだみぐそく)をまとった首級と遺体が信玄の元に届けられました。信玄はその顔をまじまじと眺め、楽しそうに笑います🧐。
一方では家康の訃報が国中に広まりました。岡崎にいた瀬名も夫の討死を知らされて動揺しますが、息子の信康には、確証のない「噂」に惑わされず、仔細を見極めろと命じます。また義昭は、ここぞとばかりに信長との絶縁を断言しました🐒。これからは信玄じゃ!😁
酔いどれサムライの最期
もちろん、家康は生きていました。目の前に広がる武田軍を見た家康は、元忠に促され、いち早く退却を命じて逃げ出したのです。忠勝や康政、そして忠真とは途中ではぐれてしまいましたが、その忠真が、若手のふたりに逃げるよう促しました。康政はさっさと逃げ出しましたが、忠勝は叔父と一緒に残ろうとしたため、忠真が叱りつけます。おめえの夢は主君を守って死ぬことじゃろうが!好きなんじゃろが!!おめえの大好きな殿を守れっ!!
いつも悪態ばかりついている甥っ子を抱きしめて微笑む忠真です。行け、平八郎!行け〜っ!!💢
忠勝は、これまた大好きな叔父に背を向けたまま、声にならない叫び声をあげて走っていきました。うわ〜っ!!
忠真はその姿を見送ると、最後に残った酒をググッと煽ります。さあ、本多忠真様がお相手じゃあっ!こっから先は一歩も通さんわっ!!来〜いっ!!津波のように押し寄せてくる大群に向かっていった忠真の姿が涙で霞んでしまったのはおばさんだけでございましょうか😭。
夏目の忠義
忠次が浜松城内に戻ってきました。そこで家康がまだ戻っていないと知ると、すぐに捜しに出て行こうとします。それを止めたのは、家康からこれまでに何度も、つい先日も名前を間違えられて居残りを命じられた夏目広次でした🧐。
家康はその頃、忠勝や康政とともに床下に潜り込んで隠れていました。広次はすぐにその家康を見つけ出します🩷。その理由こそ「家康が名前を間違える理由」と同じでした。なんと夏目は、家康=竹千代が幼い頃から仕えていた忠義者だったのだそうです😨。当時の名前は「夏目吉信🌹」。
ある日竹千代は、家臣が捜し回るのを尻目に、床下に隠れていました🐒。当時いつも竹千代とよく遊んでいた夏目は、竹千代のおもちゃ(虎のぬいぐるみ?)が近くに落ちていたことから、彼が床下にいると気づいてやってきます。夏目は、良いところを見つけたと笑い、己の弱さを嘆く竹千代をこう言って励ましました。自分が弱いと言えるところが竹千代の良いところ。素直に心を打ち明けて、人の話をよく聞く。だから皆が竹千代を助けたくなる💐。
皆が助けてくれる。もちろん、この夏目吉信も若をお守りいたす。殿はきっと大丈夫🤗。
それなのに、夏目が側についていながら、竹千代が織田にさらわれてしまいました💦。夏目はその責めを負って切腹しようとしたそうですが、竹千代の父広忠は、腹を切ったつもりで引き続き奉公しろと命じたのだそうです。それでも夏目が生き恥を晒せないと主張すると、広忠は名前を変えるよう勧めたのだそうです。夏目吉信は竹千代を守って死んだ。名を変えてやり直すが良い。
それから二十数年を経て、夏目は「夏目広次」として竹千代あらため家康の前に姿を表しました。それなのに夏目はその後またしても、一向宗徒問題で、家康を裏切ってしまったわけです😓。1度ならず2度までも殿を窮地に追いやってしまった!!今度こそ24年前の約束を果たさなければ!!
夏目は家康を見つけると、迷うことなく、その具足を脱がせて、自分が身につけました。すぐに忠勝が代わろうとしますが、夏目は「お前はまだ駄目だ😤」と押し留めます。家康も大いに慌てて止めようとしました。夏目っ!やめろっ!!そこでようやくかつての夏目吉信を思い出します😱。駄目じゃ、吉信!駄目じゃっ!!
泣きながらそう叫ぶ家康を夏目が叱責します😠。殿が死ななければ徳川は滅びない!殿が生きてさえいれば、いつか信玄を倒せる日が来る。殿はきっと大丈夫🤗。
夏目は、昔と変わらない温かい笑みを浮かべて立ち去りました。敵が見えると自ら「家康」と名乗りをあげて引き付けます。徳川三河守家康はここにおるぞっ!!
夏目が戦っている時、これまで家康が何度もその名を間違えたシーンが流れます😭。家康はかつての忠臣=夏目吉信を忘れられなかったからこそ、そしてその面影が心に残っていたからこそ、新しい名前を覚えられなかったのですね😔。吉信は、赤備えの兵士たちに串刺しにされながら、最期には「夏目吉信!」と叫んだ家康の声を胸に刻んで旅立っていきました
。その側には、幼い頃竹千代が大事にしていたおもちゃが落ちており、その顔には笑みが浮かんでいたのだそうです。だから信玄は、その笑みから死ぬまで忠義を尽くした夏目の心中を察し、その首が身代わりだったと分かっても、黙して語らなかったのですね👍。
空城の計
一方の数正と忠次は「空城の計」を用いることにしました👻。それは孫氏の兵法三十六計の第三十二計に当たる戦術だそうで、城の門を開け、篝火を炊いて、その中で息を潜めていることにしたのだそうです。本当は罠などないのに「罠」だと見せかけて敵を脅す諸葛亮の奇策らしい。勝頼はこれが無策だと察して攻め込もうとしましたが、信玄は相手にするなと止めました。もう彼には時間がなかったからです😎。
天の采配
信玄が西に向かってきたとの報告を受けた信長が「覚悟」を決めていた頃、その信玄が急に引き返して甲斐に戻っていきました。家康は家康で、皆の犠牲を思って号泣していたそうです。わしは皆に生かされた!この命、決して無駄にはせぬっ!!
秀吉をはじめとする織田勢は「天が織田に味方した」と喜んでいたようですが、夏目吉信と本多忠真の忠義を見せつけられたおばさん的には天がこの忠臣たちに味方した、と思わずにいられません😭。