どうする家康 ネタバレと感想 第25話 ドラマはフィクションだから楽しい
大河ドラマ、【どうする家康】の25話は「はるかに遠い夢」です🌹。
先日、たまたま自分のブログ内で他のドラマを検索しようとして、こんなものを見つけました。中を読んだら、ちょうど今回のエピソードの時代で驚きました😲。センチメンタルだのファンタジーだのと言われようと、やっぱりおばさんは瀬名が善人だったと信じたいです。

おんな城主直虎 あらすじと感想 第46話 悪女について
NHK大河ドラマ、【おんな城主直虎】の46話は「悪女について」です。 これまた実にやるせなかったですね~。以前「築山殿無残」という小説を読んだ時も相当腹立たしくて、それ以来ず~~~っと家康が大嫌いだったおばさんですが、今回はもう信長の顔を見るのも嫌になってしまったとです。 ちなみに「悪女について」という副題が有吉佐和子さんの同名小説のタイトルを引用したのだとすると、その意味は「一見悪女には見えない楚々...
以下、第25話「はるかに遠い夢」のネタバレです。
信長の命令
瀬名と信康の「謀反」を知った信長は、早速家康を呼び出してこう命じました。おまえの家中のことだから、わしは何も指図せん。お前が自分で決めろ。
徳川の目付けを任されている佐久間は真っ青になり、家康をたきつけます。信康と瀬名が武田と通じているなどとは断じてあってはならぬこと。こうなったら、何をすべきかわかっておられるだろうな😤。
当然、佐久間も、もちろん家康も、信長はふたりを処刑しろと命じているものと理解します。いや、これまでの信長を見てくれば、誰だってそう思うでしょ。でもどうやら違ったらしい😨。文字通り「お前が決めろ=命は助けろ」でよかったのですわ。於大の方もそう信じて疑いませんでしたものね。
家康の策略
そんなこととは知らない徳川では、皆、それぞれの決意を固めていました。信康は、自分が腹を切れば全て解決すると言い張りますが、家康は、信長と手を切ると豪語します。おまえを死なせるぐらいなら、わしが腹を切る!信康は、そんなことをしたら徳川が滅びてしまう、と憂えます。
また瀬名は五徳に、瀬名と信康の悪行ざんまいを信長に知らせることで、五徳は「仲間」ではないと主張するよう命じます。でも五徳はできないと断りました。私も仲間でござります😭!瀬名は、五徳にはふたりの姫を育てるという大事な務めがあると諭しました。
家康は、熟慮に熟慮を重ねた結果、ふたりの身代わりを用意して、ふたりを逃すことにします。その一方で忠次に命じ、瀬名が唐人の医者と内通していたことや、信康が、何の罪もない法師を切ったことを報告し、双方ともに自害してもらうことにした、と伝えました。
そして家康は半蔵に命じて「身代わり」を手配させます。も〜この時点でわかっちまいましたよね。あの心優しいふたりが「身代わり」(他人を殺す)など許すはずもありません。
誤算
それはこのふたりが誰よりも良くわかっていたようでした。瀬名は、今井から逃げてくる時、両親が自分たちの命と引き換えに瀬名と孫たちの命を救ってくれたこと、瀬名もまたいつかは愛するものたちのために命を捨てねばならぬ、と語ったことをずっと覚えていたそうです。今がまさにその時なのです。
瀬名は、心配で迎えにきた家康の前でそう語り、ついに泣き出した家康を抱きしめながら「弱虫・泣き虫・鼻水垂れの殿」だとけなしました。瀬名はふたりがまだ若かった頃、誰も知らないところで二人きりでこっそり暮らそうと話したことを切り出し、それが瀬名のたった1つの夢だったのだと打ち明けます。はるかはるか遠い夢でございましたな。
瀬名は家康とその供をしてきた忠勝と康政に、これから「安寧の世を作れ」と言い渡しました。以前家康が「自分の弱さ」だと言って瀬名の元に置いて行った木彫りのウサギを取り出して、こう言い聞かせます。うさぎはずっとずっと強い。狼よりもずっとずっと。あなたならできる。必ず。
瀬名は、ずっと見守っていると笑顔で家康を送り出しました。その家康の姿がよく見える船着場の手前に正座して幸せだった日々を思い出します。小舟で去ろうとした家康が、たまらなくなって戻ってこようとした時、瀬名は潔く首筋を切りました😱。瀬名から解釈を頼まれていた元忠は、ただ座り込むばかりで何もできなかったので、瀬名の覚悟を察していた大鼠が、とどめをさしました😭。
信康も逃げることを拒みました。家康は半蔵を叱り、忠世のいる二俣城に移動させようとしますが、これが仇となってしまいます。瀬名が逃げたと言う半蔵の言葉は嘘だと見破った信康は、隙を見て親吉の刀を奪い、それを腹に突き立てました😨。信康は、自分が徳川を救った、と言い残したそうです。見事務めを果たしたと父上に(伝えてほしい)。親吉は半狂乱になってダメだダメだと叫びます
。それでこちらも半蔵が介錯をしました。
この報告を受けた信長は、佐久間を冷たく突き放します👊。2度と顔を見せるな😤。
人でなしはお前だ😤
千代は、信康と瀬名の自害について報告すると、穴山梅雪が行き先を尋ねても答えず、冷たい表情を浮かべたまま、ただ黙ってその場を立ち去りました。勝頼は家康を「人でなし」と批判しましたが、どっちが!💢ですよね👎。千代もきっともうこの男に愛想をつかしたに違いありませんね😜。
感想
史実を史実通りにまとめたものはノンフィクションと呼ばれますが、それはあくまでも「資料」に基づくものであって、有村さんと松本さんが番組の後に語っていたように、当時の人間がどのような感情を抱いていたのか、その奥深くまでは知ることはできませんよね。もちろん「史実」を知るのは楽しいし大事なことだけれど、そこに「想像の翼
」を広げて創作するのが「小説」だったり「ドラマ」だったりするわけですよ。幼い頃から筋金入りの妄想族だったおばさんはそんなフィクションが大〜好きです🤗。
個人的に、信長だけは気に入らないのがちと残念ですけどね💦。このキャラに感情移入できると、もっと楽しめかもしれんのですが。でも五徳はよかったですよね。いつ織田に戻っても良いと語った信康に、自分はいつまでも「岡崎殿」と呼ばれたい、って。信康と五徳が心から愛し合っていたと言う解釈には、瀬名の夢同様、大満足でした👍。