凍てついた愛 ネタバレと感想 第2話 Moby Dick
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韓国ドラマ、【凍てついた愛】の2話を視聴しました。相変わらずソンホは意識不明の中、周囲の思惑が交錯していきます。以下早速ネタバレです
。
現状
ソンホを苛めた生徒たち
ジュンソクは父親に似てかなり用意周到でした。どうやらジュンソクは苛めを指示するような発言をしたらしいのですが、実際には手を出していないようなのですよね
。「実行犯」の仲間たちが文句を言うと、冗談を真に受けたお前たちが悪いと言ってのけました
。しかも、ソンホが自殺を図ったのはそのせいだと断言します。
ジュンソクは他の3人に「助言」しました。ソンホは成績のことで悩んでいたことにしろと吹き込みます。ソンホの一家は、ソンホのために今の家に引っ越してきたそうで、それもソンホにとってはプレッシャーだったと証言することにします。
刑事との面談では皆が口裏を合わせましたが、普段からお調子者らしいギチャンだけは、ソンホを「エバ」と呼んでしまいました。エバはオーバー(何事も度が過ぎる)の意味だそうで、ソンホがドンヒの面倒を見ていたことを言いたかったようです。「ぼっち」のドンヒは皆から幽霊と呼ばれて馬鹿にされていたらしいのですが、ソンホだけは面倒を見ていたらしい。ドンヒが握っていたスナックバーはソンホにもらったのか、それともソンホに挙げるつもりだったのか
。
刑事のパク・スンマン(チョ・ジェリョン~ウロク@被告人)は、それがトラブルの下ではないのか?と聞き出そうとしましたが、ギチャンが認めようとしなかったので、それ以上は追及しませんでした。
またジュンソクは、多少の悪ふざけをしたと打ち明け、逆に大人の信頼を得ようとします。プロの詐欺師はたくさんの真実の中にほんの少しの嘘を混ぜ込んで人を信用させると言いますが、まさにその手口ですね
。
こうして刑事は「苛めはなかった」との結論を出しました。
学校側
少なくとも校長はまだ良心的だったようですが、教頭と理事長のジンピョは、あからさまに、問題が明るみに出なくて良かったと喜びます。ただ一人、担任のジヌだけは、そんな卑劣な人間に反吐が出そうだと思いながらも、結局は言いなりになっている自分も同類だと苦悩していたようです
。
ソンホの家族
手がかり
イナは、ソンホは決して自殺などしないと固く信じ、捜査の打ち切りを報告に来た刑事に激しく食って掛かりました。防犯カメラが動いていなかったこと、携帯電話が見つからないことの2つが重なったのは決して偶然ではない、何者かの偽装工作ではないか、と詰め寄ります。が、再捜査を依頼したいなら、憶測ではなく「確証」を持って来いと言われてしまいました
。
ムジンはまず、ソンホの携帯の通信履歴を調べてみることにしました。携帯そのものは見つかりませんが、契約がムジン名義なので、発信履歴だけは警察が介入しなくても調べられるそうです。
それからしばらくしてイナは、ソンホが何かを取りに戻ったことを思い出しました。回想シーンでソンホが手にしていた表紙にはMoby Dick(白鯨)とありましたが、イナは「日記帳」だと言い張りました
。白鯨とは別に日記帳も持って行ったのかしらね?
とにかくそれがソンホの持ち物の中から見当たらないというのです。
ムジンは学校のロッカーにあるのではないかと指摘したところで、スホの担任から電話がかかってきました。
心無い噂
一方でマンションの住人たちは、ソンホが飛び降りたのが学校で本当に良かったと囁き合っています。マンションで自殺されたら、不動産の価値が下がってしまうというのです。こんなことがあったらフツーは引っ越すわよね、などとまことしやかに語る住民に、イナはブチ切れそうでしたが
、ムジンがこれを引き留め、手をつないで一緒に彼らの前に進み出ました
。もちろん、そういう輩は陰口を叩くのが関の山で、面と向かって文句をいう気概などありません
。
またスホは、同級生のジョンミからソンホの自殺は、怒ってばかりいる母親と浮気をした父親のせいだなどとデマを飛ばされていました。ジョンミの母親がそう言ったらしく、ジョンミはいかにも訳知り顔で友達にそう伝えます
。トイレでこれを耳にしたスホは、怒ってジョンミに掴みかかりました
。顔に怪我をしたジョンミはすぐに母親に電話をしたそうです。それでイナとムジンも呼び出されてしまいました。
いかにも平和主義らしいムジンは、とにかくひたすら謝りますが、スホは、ジョンミの母親が謝ったら私も謝ると譲りません。
父は浮気してないし、母は優しい人です!おばさんが、兄は両親のせいで自殺を図ったと言ったのですよね!
ジョンミが困って下を向いているのに対し、母親は上を向いてシラを切りました。何を言っているか分からないわ
。
じゃあ、ジョンミが嘘をついているの?
ジョンミは困った顔で母親を見やりますが、母親は話をすり替えようとしました。理由はなんであれ、友達を殴ってはいけないのよ!
イナは呆れて帰ろうとしますが、ジョンミの母は収まりが付きません。食い下がるジョンミの母をよそに、イナはとりあえず子どもたちを外に出すようムジンを促しました。ジョンミの母はいじめ調査委員会に直訴すると息巻きます。それでイナは、ジョンミの母がしたことの罪深さを分からせようとしました。
あなたは作り話によって子どもの友情を壊した。辛い時は助け合うべきだという大人の言葉は信用できない。人は他人の不幸に無関心だと思わせた。いや、むしろ他人の不幸を楽しむような下劣な人間ばかりだから誰も信用するなと教えたも同然だ。その無責任な言葉が娘の心をズタズタに引き裂いたのが分からないのか!恥を知れ!
イナが廊下に出てくると、ジョンミはうつむいて立っていました。イナはジョンミに近寄って、ごめんね、と謝ります。スホはソンホのことで傷ついているの、分かってあげて。代わりに私が謝るわ
。
ジョンミは泣きながら、悪いのは自分だと答えました。ごめんなさい。イナは、ジョンミは悪くないと言って彼女を抱きしめます。大人が悪いのよ。ごめんね
。
遅れて部屋から出てきたジョンミの母はその様子を呆気に取られて眺めていました。ジョンミは自分の母親が軽蔑すべき人間だと分かってひどくガッカリしたことでしょうね
。
またスホにはムジンが言い聞かせています。暴力に暴力で返してはいけない。負けるが勝ちという言葉があるだろう?
スホは、負けは負けだ、と反論します。ソンホは父親に、スホは母親似、なのですね
。
ママ友
ウンジュ
ウンジュは、ほぼ確実に、息子のジュンソクがソンホの自殺に関わっていると察していたようです。ジュンソクのコートを調べたところ、そのポケットにはS・Aと書かれたバッジが入っていました。果たしてS・Aとは何を意味しているのでしょうか?
ウンジュはこれをトイレに流し、手をごしごし洗っていたところに、ジンピョが帰宅しました。ジンピョはウンジュの挙動を不審に思ってトイレを確認すると、まだバッジが流れずに残っています。もちろんジンピョはあれを回収したことでしょうな
。
ジンピョはウンジュに、しばらくイナとは連絡を取らないよう命じました。友人なら尚更気まずいだろう?
スッキ
スッキは苛めのことをイナに話そうとするも、ソンホの携帯が見つかっていないから黙っていてほしいとヨンチョルに頼まれて、何も言えなくなりました。イナの苦しむ顔を見ると辛くてならず、力になれなくてごめんなさい、と繰り返しています。
感想
真実を知りもしないで「噂」を流すことがどれほど罪深いか思い知らされます。また、苛められている同級生を庇うような優しいソンホが意識不明の重体というのがなんともやりきれないですよね。せめて意識を取り戻してくれればよいのですが。
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