韓ドラ【自白】最終回 ネタバレと感想 権力者の末路
韓ドラミステリー、【自白】(Confession)は今日が最終回でした。もっと続けてくれてもいいと思えるぐらい、実に面白かったですね~
。これが日本なら、これはこれで終わっても続編作ってもらえそうな内容でした。韓ドラも最近はシリーズ化するケースもあるようなので、是非ご検討いただきたいものです。それほどドヒョンとチュノ、そしてクムスクとユリのチームが楽しかった
。
以下最終回のネタバレです。
勝訴
皆を追い出した後、ミョングンはテクチンにピルスを利用できないかと尋ねたそうです。テクチンは、ピルスは金で動くような男ではないが良い考えがあると語り、あの場にいたのはテクチンとピルス、そして被害者の3人だったことにすることで口裏を合わせました。
法廷で録音内容を聞いていたシガンは「俺は殺していない!あの時あの男はまだ生きていた!」と叫んで語るに落ちています
。ドヒョンは引き続き、ミョングンの殺害容疑を立証しようとしましたが、ミョングンは黙秘しました。判事が休廷を宣言すると、ミョングンはすぐにチャンニュルを呼び、悪知恵を授けます。ミョングンはこの録音をしたのはノ・ソンフだと察したのです。ヤツは死ぬ前にソラ(キム・ソニ)と連絡を取っていた。彼女に録音させたに違いない
。
そもそもこの録音は「盗聴」に当たるため証拠能力は低いのですが、録音をしたのが一般人ではなく検事となると「違法捜査」とみなされて証拠能力が皆無になるのだそうです。前回ドヒョンが話していたのもそういう意味だったのですね。チャンニュルは早速ヒョンジュンに命じて、その点を突かせました
。
ソラは10年前ミョングンがチャ・スンフを射殺したのを覗き見していて、それでミョングンに無心をしたために殺されたのだそうです。
ドヒョンは、録音したのはノ・ソンフだとは限らないと反論しますが、ナ判事もここは検察側の肩を持ったため、真犯人の立証は難しくなります。が、判事は、ピルスの無罪は証明できると豪語し、ピルスは晴れて無罪放免となりました
。
真犯人逮捕
一方でチュノは服役中のギョシクを取り調べていました。ギョシクが貸金庫に隠していたスマホの暗証番号を聞き出そうとするのですが、ギョシクは頑として口を割りません。守ってくれるはずのジェニーも死んじゃいましたからね。それでチュノは、このままではミョングンは釈放されてギョシクとギタクだけが割を食う、と脅しました
。殺人教唆は実行犯と同じ量刑になる。警察に協力すれば別だが
。
それでもギョシクが黙っていたので、チュノはちょっとした小芝居を演じました。かかっても来ていない電話に出て「殺人罪で逮捕されたか」とつぶやいたのです
。ミョングンが逮捕されたと思い込んだギョシクは、ついにスマホの暗証番号を明かしました
。そこにはミョングンからの「キム・ソニ殺害指示」が録音されていたそうです
。
こうしてミョングンの逮捕が実現しました。シガンとチャンニュルも芋づる式に捕まります。
親子の時間
晴れて釈放されたピルスは、ドヒョンとともに、まずはユリの父=ハン・ミョンスの墓参りに行きました。法廷でも、自分のせいで亡くなったミョンスに心から詫びていましたからね。ピルスが墓前で謝罪している姿を、少し離れたところでユリが目撃しています
。ユリはふたりが立ち去るまで待ってから、土の下で眠るミョンスに、しばらく旅に出ることにした、と報告しました。
ドヒョンとピルスはその後食事に出かけます。ピルスは酒を頼み、ドヒョンに注いでもらいました。心臓の悪い息子が立派に成長して酒を酌み交わすことができる日をどんなに夢見たことでしょう。それも叶わぬ夢だと諦めていたのが、その息子のおかげで実現したのですから、その感慨たるやひとしおだったことでしょう。
特別検察官
その後の捜査で、20名を超える国会議員がこのブラックベア事業の汚職に関わっていたことが判明しました。シガンのおじの元大統領の関与も、ジェニーが大統領のサイン入りの協定書を送ってくれて明らかになっています。
それなのに検察はすっかり及び腰で、チュノの署長もこの辺で矛を収めるよう言い渡しました。チュノが怒りを隠せずにいると、ドヒョンは「特別検察官」に期待しようと慰めます。ここは世論が国会を動かしたようです
。
その特別検察官にはインボムの知人のキム弁護士が抜擢されました。インボムはキム弁護士にドヒョンを補佐に付けるよう勧めたそうです。そしてそのチームにはチュノも派遣されました。
ドヒョンがその任務に就く当日の朝、クムスクが手料理を差し入れに来ました。ドヒョンはクムスクに、かつてソンフがドナーだと聞いた時泣いていたのは、ドヒョンではなくドヒョンの心臓だった気がすると語っています
。いや~気持ちは嬉しいけど、お腹壊すレベルじゃないらしいのは助かりましたね
。
最後は検察官の法衣をまとったドヒョンが、傍聴席のチュノやクムスク、そして旅行から戻ったユリが見守る中、ミョングンの悪事をすべて明かそうとするシーンで終了です。
感想
チュノに問い詰められたミョングンが「あくまでも国のため」と言い張ったのがちゃんちゃらおかしかったですよね。軍事汚職ほど金になる汚職はないってエラソーに語っていたのを聞かれたくせに、今さら何言ってんねん
。
でもドラマとしては面白かったですね~。冒頭にもぼやきましたが、是非シリーズ化していただきたいです
。