韓国ドラマ【胸部外科】 ネタバレと感想 7&8話 「医師」としての葛藤
コ・スさん&オム・ギジュンさんW主演の韓国ドラマ、【胸部外科】の7話は「心臓が辿り着く場所」、8話は「疑念の渦」です。これはまたなんともしんどい葛藤ですね。以下早速ネタバレです
。
ソッカンの葛藤
スヨンの急変
ソッカンは、テスの到着を待ってジョンエの移植を始めるつもりでいました。がそこにスヨンが急変したとの知らせが入ります。どんなに手当てをしたところで、もはや残された道は移植しかないと思われた時、テスの乗った救急車が事故に遭ったとの知らせが入りました。
ソッカンの決意
ソッカンは、届いた心臓をスヨンに移植しようと決意します。ジョンエには自らその理由を説明しました。ジョンエは、以前救ってくれたスヨンが今瀕死の状態で心臓を必要としていると聞き、自分は大丈夫だからと心臓を譲ることを承諾します
。
ソッカンは気を失っているテスのもとへ行き、その点滴に(おそらくは)睡眠薬を注入して目覚めるのを遅らせました。
しばらくして目覚めたテスは、自分が運んだ心臓をソッカンがスヨンに移植していると聞き、急いでオペ室に駆け付けます。それでもソッカンは譲らず、スヨンのオペを続行しました。ソッカンはテスに、必ずジョンエの心臓を見つけるから、と約束しますが、そんな言葉は気休めにしかなりません。それでソッカンは、もしドナーが見つからなければ、自分の心臓を譲る、と誓いました
。
新理事長
事故の真相
ヒョンモクとスヨンが事故に遭ったのは、やはり、ヒョニルの仕業だったようです。さすがに殺すつもりはなかったそうで、翌日の理事会への出席を食い止めたかっただけのようですが。
ヒョニルは、ソッカンがヒョンモクとスヨンを恨んでいたにもかかわらず、他人の心臓を横取りしてまでスヨンを救ったことに怒りを爆発させました。
懐柔
が、ソッカンは、そんなヒョニルをなだめるかのように、スヨンの手術に対する記者会見を開き、ヒョニルに花を持たせて大々的にその成功を発表します。ヒョニルはこれですっかり機嫌を直しました。
ジョンエの急変
その時、新たなドナーの出現を待っていたジョンエが急変して亡くなりました。ソッカンの記者会見に腹を立てて会場に乗り込もうとしていたテスは、知らせを受けてすぐに病室に駆け付けましたが、もう手遅れでした
。そこへソッカンもやってきますが、かける言葉すら見つかりません。テスはすべての怒りをソッカンにぶつけました
。
心臓を寄こせ!くれるって言ったろう!?
スヨンの葛藤
その後スヨンも目覚めました。スヨンは、またしても、他人の命を犠牲にして助かった、しかも、またしてもソッカンに助けられたと知り、大いに苦悩します。ジョンエを救ったのはスヨンなのですから、その患者を自分の犠牲にしたと知っては、医師としてもどんなに苦しかったことでしょう。
スヨンはそれからというもの、これまでの償いだとでもいうように、休みを取らずに患者を治療し続けました。しかもスヨンは、父を殺したのはヒョニルだと察していたようですから、復讐も視野に入れているのかもしれません
。
その結果、周囲の反感を買っていたようですが、知ったこっちゃありません。整形外科の部長(チョ・ジェリョン~パク・スンマン@凍てついた愛)を大工呼ばわりしていたのには苦笑仕切りでした。でもその部長も患者が心停止した時は「医者を呼べ」って、自分たちは医者じゃないと自覚していたようですが
。
再会
一方のテスは、ジョンエが亡くなった後はテサンを辞めて行きました。どうやらウジンとともにヘミン病院に勤務していたようです。
ある日、テサン病院、というよりソッカンが断った患者をヘミン病院が受け入れました。それを知ったスヨンは、患者がRHマイナスだとあらかじめ聞いていたようで、輸血用の血液を持ってヘミン病院に駆け付けます。どこからも受け入れを断られるような状態の悪い患者を引き受けるとしたら、パク・テスしかいない、と直感したのでしょうか
。
患者は女性で、男の子と二人暮らしだそうです。テスはかつての自分とジョンエをその親子に重ね、その少年に、必ずお母さんを助けると約束していました。
売名?
一方のソッカンは、ハーバードでは成功しても、国内では初の胎児の心臓手術を提案したところ、ヒョニルから、スヨンとともに執刀するよう命じられました。しかもそれをライブ映像で中継するよう伝えられます。ヒョニルにしてみれば、もし失敗しても言い出しっぺのソッカンの責任で、スヨンも一緒に葬れますし、もし成功しても、理事長としての名声が上がるだけと考えていたようですね。
感想
せっかく息子が医者になったのに、その息子を心配するばかりで、決して便宜を図ってもらおうなどとはしなかったジョンエがなんとも潔くて悲しかったですね。テスがそんなジョンエの死を悲しんで、故郷の海に遺灰を撒きながら、その故郷訛りでジョンエへの感謝を告げていたのがまた実に切なかったです
。
また、極悪人かと思っていたヒョニルは、別名「白飯の鬼」と呼ばれていて、常に患者のために動けるように白飯以外の食事はとらなかったと聞きました。それが今や兄を殺してでも権力を握りたいとは情けない。とはいえ、ヒョンモクも似たり寄ったりですけどね。
これまでに視聴した韓国ドラマの視聴リストはこちらです
: 視聴ドラマ一覧~韓国ドラマ編
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